11月20日ミシガン州、オーバーン・ヒルズ-クイントン・ジャクソンはPRIDEのテーマソング、彼のかつての積極性、大振りのパンチ、そしてトレードマークのスラムをパレス・オブ・オーバーン・ヒルズで行われたUFC 123のメイン・イベントで披露、最初の2ラウンドで前に出続けた”ランペイジ”の気持ちが3ラウンドのリョート・マチダの猛追を振り切らせ、元UFCライトヘビー級王者同士の戦いにスプリット判定ながらも勝利をもたらした。判定は二者が29-28、そして28-29でジャクソンを勝者とした。「それ以外に判定で勝てた理由は思いつかなねえな。」ジャクソンは彼の積極性が勝利につながったのかとたずねられたときに答えた。「今夜はマチダにしこたまケツを蹴られちまったぜ。」ジャクソンはコーナーを勢い良く飛びで”ザ・ドラゴン”の気勢をくじこうとしたが、マチダは巧みなフットワークでジャクソンにインローを叩き込み、そのスピードを殺そうとした。2分が経過したあたりでジャクソンはマチダに最初のラッシュを仕掛けたが、この素早いブラジル人を捉えることはできなかった。数秒後に再びジャクソンはラッシュを仕掛け、今度はマチダをクリンチに捉えると彼を金網に向かって押し付けた。二人が離れるてもジャクソンは前に出続け、大振りのパンチはヒットしないもののマチダを金網に押し付けることに成功、その足をストンピングで踏みつけた。ハーブ・ディーンは二人の消極性に警告をだしブレークを宣告、ジャクソンは再び金網につめ、1ラウンドが終了した。2ラウンドに入ってもジャクソンの戦略は変わらなかったが、このラウンドは素早くマチダを金網に釘付けにすることに成功する。ジャクソンの注意深い低いヒザの後に両選手はブレーク、今度は二人は危険な距離で互いに円を描き始め、観客は何かが起こるのを固唾を呑んで見守った。しかし両者は再び組み合い、残り時間3分あたりでジャクソンは初めてテイクダウンに成功した。しばらくすると両者の攻防はスタンドに移行。ブレークの後、マチダはハイキック、そしてヒザと攻め立てたがアッパーカットで迎撃され、再びオクタゴンの中で円を描きながら状況のコントロールを試みた。残り時間1分あたりで再び金網際の膠着に陥った両者は最後の60秒間を互いに小さなアクションで優位性を印象付けようとした最終ラウンド、マチダのディフェンスに大振りのパンチをジャクソンが繰り出すと言う展開にファンはブーイングを始めた。しかし残り時間4分、マチダは彼の弾薬庫を開き、ジャクソンを一連のパンチでぐらつかせる。ジャクソンは素早く意識を取り戻すと左右のパンチでこれに応戦するが逆にマチダにテイクダウンを許してしまう。ジャクソンのディフェンスは固く、マチダに良いポジションは許さない。残り時間2分、マチダは腕間接を試み、ジャクソンがこれをディフェンスしたとき、マチダはマウント・ポジションを奪取。マチダはそこから腕を固めて十字を試みるが”ランペイジ”はスラムでここから脱出しようと 立ち上がる。マチダは技を解いて飛び降りると再びランペイジをテイクダウン、試合終了のベルが鳴るまでサブミッションを狙い続けた。
この勝利でジャクソンの戦績は31勝8敗、マチダの戦績は16勝2敗となった。