ウェルター級のニール・マグニーを相手に行われたUFNモントレー大会のメインイベントでの一戦で、前半戦でスコアを落としたケルヴィン・ガストラムは後半に猛烈な追い上げを見せたものの僅かに及ばず。メキシコ、モントレーのアリーナ・モントレーでの一戦は極めてきわどいスプリット判定でニール・マグニーが逃げ切った。マット・ブラウンの負傷欠場によりショートノーティスでこの一戦に臨んだマグニーが48−47、48−47、そして47−48でと言うジャッジの判定で勝利した。序盤から互いにキレのある打撃を繰り出し、早いペースの攻防が繰り広げられた。2分が経過したところでマグニーがテイクダウンに成功するとポジションをマウントへと進めた。ガストラムはこれを巧みに守りながら立ち上がるとテイクダウンを奪い返す。しかしこれをスクランブルに持ち込んだマグニーは残り時間90秒のところでガストラムのバックを奪取する事に成功。その後両者の攻防がスタンドに戻されるまで、マグニーが有効な攻撃を見せる中、見応えのあるラウンドの幕が閉じた。2ラウンドが始まりガストラムは打撃とグラップリングで攻勢に立ち、マグニーを金網に押し込んだ。しかしその攻勢は長くは続かず、マグニーはその背後に十分な空間を残しながら堅実なコンビネーションでガストラムをさがらせ、さらに終盤にはテイクダウンを成功させると優勢を印象づけた。3ラウンドは共に主導権を譲らず、マグニーは頻繁に距離をつぶしてくるガストラムに対して、第1、第2ラウンドと同様の戦い方を続けようと試みた。第4ラウンド、その積極性が功を奏し、ガストラムは2分過ぎに右の強打でマグニーからダウンを奪う。フィニッシュを狙い、パウンドとともに躍りかかったガストラムだったが、マグニーはこの一度目の窮地をなんとかしのぐ事に成功した。マグニーは立ち上がったが、ガストラムは攻撃の手を緩めず左フックで再びダウンを奪う。すぐに立ち上がったマグニーは二度程時計に目をやりながら巧みに距離を穫り、なんとかこのラウンドを生き延びた。マグニーを追い続けるガストラムの打撃は不発に終わっていたが、ひたすら前に出続けるガストラムは2分過ぎに大きなテイクダウンに成功。その後数初のパウンドを浴びながらもマグニーが立ち上がると、両者は激しい打ち合いを演じた後に一旦距離をとった。マグニーが時計に目をやり続けるなか、スタミナが課題とされていたガストラムは依然として燃料満タンといった様子に見える。試合時間残り1分、マグニーはそれでもテイクダウンに飛び込んだものの、ガストラムは強引にトップポジションを奪取すると、上をキープしたまま試合終了のブザーを聞いた。この勝利でウェルター級13位のマグニーは17−5敗と戦績を伸ばし、15位のガストラムは12勝2敗となった。