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マディソン・スクエア・ガーデンで夢の実現を目指すマクレガー

 



アメリカ大統領選は終わったが、コナー・マクレガーにとっての大一番であるエディ・アルバレスとのライト級タイトルマッチはまだこれからである。

ただ、もし人気だけを見れば、すでにマクレガーは、大きくアルバレスを引き離して勝利していると言えるだろう。確かに水曜日に行われた公開練習では観客の大きな声援と共に、それに笑顔で答えるマクレガーがそのことを証明していた。

 



「このマディソン・スクエア・ガーデンで戦うことは、自分にとって全てである。クレイジーであり忙しい日々を過ごしてきたし、ファンのために一生懸命トレーニングしてきたんだ。このイベントは自分が作ったようなものだし、出場しないことはありえなかった」

確かにニューヨークで、しかもマディソン・スクエア・ガーデンでUFCが開催されるということは、長年不可能だと考えられていた。

「これは歴史なんてものではない。夢が実現したんだ。空想でしかなかったものがね。実現するなんて考えたこともなかった」と語るのは、1994年から1997年までUFCの放送でキャスターを務めたブルース・ベック氏。
「UFCは長い間ニューヨークであえて制裁を受けていたが、できた当初はそれ以外にもっと心配しなければならないことがあったんだ。階級もなければ、制限時間もない、審判もだ。ルールはたった3つだけだった。噛み付き、目潰し、指をさすことだけが禁止されていた。だからその当時は背徳者がやるスポーツだったんだよ。だから、それを見た上院議員のジョン・マケインは”人間同士の闘鶏”だと言ったもんだよ。こんな何十億ドルもの価値のあるスポーツになるとは誰も思っていなかったし、それは一重にUFCのプレジデントであるデイナ・ホワイトの素晴らしい功績で達成できたことだよ」

28歳になるマクレガーは、UFCの看板を背負って、その人気とともにマディソン・スクエア・ガーデンでメインスポットを浴びることになるが、ベック氏は、UFCのレジェンドであるホイス・グレイシー、ダン・セバーン、ケン・シャムロックらと同様に、ダブリン出身のマクレガーに期待しているようだ。

「マクレガーは、MMAの世界を変える男だ。少しだけいいとこ取りなところもあり、エキセントリックでもある。しかも才能があり、大ぼら吹きでもある。ボクシング界を見れば、モハメド・アリ、マイク・タイソン、フロイド・メイウェザーにせよ、リング外で好き放題にほらを吹いていただろ。それと同じだよ。マクレガーは偉大はファイターたちと同じだけでなく、キャラクターがしっかりしており、MMAというスポーツそのものを表しているよ」

マクレガーは、公開練習ではバスケットボールを拾うと一発でシュートを決めてファンを驚かせていた。そして、もしタイトルマッチに勝利したらと聞かれると、「自分の伝説は永久に不滅なものになるだろう」と語った。