日本時間5月15日(日)、ブラジル・パラナ州クリチバにあるアレナ・ダ・バイシャーダで行われたUFC198のメインイベントで、スティペ・ミオシッチがホームの英雄ファブリシオ・ヴェウドゥムからUFCヘビー級王座を奪取!
「クリーブランド、俺たちはチャンピオンを手に入れたぞ!」 日本時間2016年5月15日(日)にブラジル・バラナ州クリチバにあるアレナ・ダ・バイシャーダ・サッカー・スタジアムに詰めかけた4万5千人の観衆が衝撃にざわめく中、オハイオ州クリーブランド出身のスティペ・ミオシッチ(15勝2敗)は興奮のあまり絶叫した。同所で開催されたUFC 198のメインイベントで実現したUFCヘビー級タイトルマッチ、ファブリシオ・ヴェウドゥム対スティペ・ミオシッチの一戦は、ホームの熱狂的なファンたちが見守る中、わずか1ラウンドでヴェウドゥムがKOにより王者から陥落するという驚きの結末を迎えたのだ。 試合が開始されると、オーソドックスに構えた両者は時折オクタゴンの中央を交換し合いながらアップライトに構え、様子見のパンチのコンビネーションとローキックを交換する。テイクダウンも念頭に置くヴェウドゥムは無理をせずに下がりながらローキックを繰り出し始めるが、ラウンド中盤にワンツーと共にヴェウドゥムが突進。強引な左右のパンチを突き出しながら距離を詰めるヴェウドゥムに対し、ミオシッチが金網に沿って回り込みつつ、カウンターの右ストレートを繰り出すと、その一撃は相手のがら空きの顎先に吸い込まれ、ヴェウドゥムは糸の切れた人形のように金網際に倒れこんだ。 ミオシッチは足元に崩れ落ちたヴェウドゥムにコンパクトな右のパウンドで追撃を落とすが、これに一切反応を見せないヴェウドゥムを確認したレフリーのダン・マグリオータが即座に両者の間に割って入り、1ラウンド2分47秒に試合の終了を宣告した。 ほぼ1年ぶりの実戦という長い休養が影響したか、母国ブラジルで王座を失ったファブリシオ・ヴェウドゥム(20勝6敗1分け)は試合後のインタビューでは覚悟を新たにしたような厳しい表情で「今夜は彼が俺より強かったという事だ。だが俺は必ず王者に返り咲いてみせる」と語りオクタゴンを後にした。