I日本時間31日(日)にニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催されるUFCファイトナイトで、ライアン・ベイダーが対戦相手のアンソニー・ジョンソンに勝利すれば、競争の激しいライトヘビー級においてタイトルマッチに一気に近づく可能性については連日報道されているが、ベイダー自身はそういった報道や話には一切興味がないと言う。
「報道とか、コメンテーターの発言を気にするのはやめたんだ。オレにとって相手は誰だろうと関係なくて、目の前にいる奴を倒すことだけに集中するようにしている。まず自分が今できることをしっかりこなして、先のことはあんまり考えてない」 今回対戦する“ランブル”ことジョンソンは去年5月に開催されたUFC 187でダニエル・コーミエとライトヘビー級タイトルを懸けて対戦し、3ラウンドでサブミッション負けを喫している。 昨年12月、メディアツアーの一環でニューヨークシティを訪れ、終日、一緒にインタビューや写真撮影などに臨んだ良選手は対戦相手というより映画の共演者のようにも見えた。 ジョンソンについてベイダーは「タフな奴だよ。すごい威力でぶつかってくるし、できるだけ早い段階(ラウンド)で潰しにかかってくると思っている」と語った。 レスリング技を駆使し、自身の素早さを止めに来る相手を嫌がるジョンソンにとって“ダース”ベイダーは決して得意な相手ではない。ベイダーもそれをよく理解している。 ジョンソンがウェルター級で戦おうと、ライトヘビー級で戦おうと、彼の体格の大きさは変わらない。その点ベイダーはうまく対応するつもりのようだ。 「すごく良い試合を組んでくれたと思っている」と語ったベイダーは「いつも通りの試合運びができれば、相手も苦戦すると思うよ。ただジョンソンは威力もあるし、一発に気を付けないといけないファイターだからね。おもしろい試合になる。ライトヘビー級の行方を左右する試合になるし、コーミエが次はジョーンズと対戦すると考えて、その後のタイトル戦に挑むのはオレらのどっちかだと思ってる」と、タイトル戦を見据えた今回の試合への期待をあらわにした。 もしタイトル戦の希望がかなわないのであれば、1年以上の休養もベイダーは考えているとのこと。最終的に判断を下すのはベイダー自身ではあるが、本当に望みがかなわないという理由だけで1年以上欠場するつもりなのだろうか。 「家族がいるからね。戦わないと養っていけないのは事実だ」と語ったベイダー。 一方で金銭的な面で苦労しないように、ベイダーはしっかりとした引退後のプランを立てている。というのも、ベイダーはアリゾナ州の広大な敷地に“パワーMMAアンド・フィットネス”という名のジムを設立しているのだ。プロだけではなく、子供たちにも格闘技を教えるジムとして人気を博す。 「子供たちは最高だよ。子供たちの柔術プログラムは成功だし、プロと一緒にトレーニングできる環境を作ることで、上達を促すトレーニングができるようになっている。オレ自身も、他のプロたちとトレーニングすることでモチベーションをあげてるんだ」 刑事事件を犯したジョン・ジョーンズがタイトルをはく奪されて以降、ライトヘビー級は多少の落ち着きを見せているものの、ベイダーは去年ロスター復帰を果たしたジョーンズを倒してこそ真のチャンピオンが決まると考えているようだ。 「タイトルはく奪はライトヘビー級を大きく変えた。コーミエが結局チャンピオンになったけど、ジョーンズは実際には負けていないし、オレにしてみればまだジョーンズがチャンピオンと同じだよ。オレがコーミエだったら、もう一回ジョーンズと戦って、本当のチャンピオンってことを証明したいと思うね」