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ムサシがホールを1R殺、江戸の敵をベルファストで討つ!

日本時間2016年11月20日(日)に北アイルランド・ベルファストにあるSSEアリーナで開催されたUFCファイトナイト・ベルファストのメインイベントでゲガール・ムサシがユライア・ホールとの再戦で雪辱を果たす。

ミドル級 5分5ラウンド
ゲガール・ムサシ vs. ユライア・ホール


「相手はベルトを持っているなら誰でもいい。ヨエル・ロメロは俺にとってスタイル的に最もきつい相手だ。だけど挑戦者決定戦をやりたい。さもなければタイトルに挑戦させてくれ」
日本時間2016年11月20日(日)に北アイルランド・ベルファストにあるSSEアリーナで開催されたUFCファイトナイト・ベルファストのメインイベントで因縁の相手、ユライア・ホールを1ラウンド4分37秒で粉砕し、その雪辱を果たしたミドル級5位、オランダのゲガール・ムサシは次の目標についてそう語ったが、彼がベルファストで披露したその圧倒的なパフォーマンスを見れば、その言葉に異論を唱えるのは難しいと言えよう。

2015年9月27日に日本のさいたまスーパーアリーナで両者が対戦した際、1ラウンドに試合の主導権を握ったムサシは2ラウンドにホールの必殺のスピニングバックキックを被弾、衝撃のKO負けを喫し、UFCミドル級タイトル戦線から脱落した。しかし、ムサシは以降の試合で3戦3勝、2フィニッシュ勝利と盤石な戦いぶりを見せつけ、ついに待望のホールとの再戦を実現させていた。

肩を左右にひねることでスピニングバックキックのフェイトをかけるホールの真正面でどっしりと構えたムサシは時折ジャブを突いて組み付くチャンスをうかがっている。互いにローキックを交換した後、ムサシの鋭いジャブがホールの顔面を跳ね上げ場内に驚きのどよめきが湧き上がる。細かなフェイントでムサシの左手を前に誘い出したいホールが積極的に仕掛けるが、ムサシは時折渾身のワンツーで飛び込むだけだ。残り時間1分、ムサシがこの試合で初めての片足タックルで飛び込むと、相手の背後に回り込みながらテイクダウンを成功。すぐにホールの背後から覆いかぶさり、その左手首を封じながら猛烈な右のパウンドを連打! 身動きがとれずに相手のパウンドを浴び続けるホールを確認し、レフリーのマーク・ゴダードが試合をストップ。時間は1ラウンド4分37秒だった。

「リマッチのチャンスをくれた彼のことは尊敬するしかない。彼はアスリートだ、彼に対してわだかまりはないよ」とホールに謝意を表明したゲガール・ムサシは41勝6敗2分。対戦した米国在住のジャマイカ・ファイター、ミドル級10位のユライア・ホールは13勝8敗と戦績を落とした。