日本時間4月16日(日)、 アメリカ・ミズーリ州カンザスシティにあるスプリント・センターで行われたUFCファイトナイト・カンザスシティのメインカードの試合レポート。
女子ストロー級 5分3ラウンド
ローズ・ナマユナス vs. ミシェル・ウォーターソン

現在ランキング4位のナマユナスは、前回はカロリーナ・コバケビッチに1-2の判定で惜敗、連勝を3でストップされてしまったところだ。
対する「カラテ・ホッティ」ことウォーターソンは、UFCに参戦以来チョークで2連勝。前回はペイジ・ヴァンザントとの人気者対決を制している。現在ランキングは6位。
1ラウンド、オーソドックスで詰めたいナマユナスに対して、ウォーターソンはサウスポーから膝関節への横蹴りで距離を取る。組み付いてきたナマユナスに対して、ウォーターソンは首投げを決めてヘッドロックで固めるが、ナマユナスは頭を抜いてバックに。やがて身体を捻って正対したウォーターソンだが、ガードの中に入ったナマユナスは強烈なパウンドを放つ。やがてウォーターソンは金網を背に立ち上がることに成功。強烈な関節蹴りを放つが、終盤ナマユナスは再び組み付いて、テイクダウンに成功した。
2ラウンド。自らの左膝を指差して蹴って来いと挑発するナマユナス。やがて横蹴りのフェイントから半身で距離を詰めてかたウォーターソンに対し、ナマユナスは右ストレートから右ハイをヒット! ダウンしたウォーターソンに襲いかかるが、ウォーターソンもガードからナマユナスの頭を抱えてディフェンス。パウンドを浴びながらも立ち上がろうとするが、ナマユナスはすかさずバックに飛びついてチョーク。これが深く入り、2分47秒でタップを奪ってみせた。
見事な勝利を上げて歓喜の涙を見せたナマユナスは「ミシェルのパワーには驚いたし、すごくタフだった。でもそれ以外は計画通りに戦えた。フィニッシュは右のパンチが右の蹴りへの布石につながった。このままベルトを取れるし、防衛できると思う。(王者の)ヨアナ、あるいは次のタイトルマッチの勝者は、私に注意することね」と語った。
ミドル級 5分3ラウンド
ジャカレ・ソウザ vs. ロバート・ウィテカー

元柔術世界王者のジャカレは、15年12月にヨエル・ロメロに判定1-2で惜敗した後、ヴィトー・ベウフォートとティム・ボーシュの二人をともに1RKO。再び勢いに乗っていて、ランキング3位に付けている。対するウィテカーはここまで6連勝中で、ランキング6位。勝利を得た方がタイトル挑戦に大きく近づく一戦だ。
1ラウンド、両者オーソドックス。距離を詰めようとするソウザに対し、ウィテカーは軽快なステップからジャブを放つ。パンチから一気に距離を詰めて組み付いたソウザは、ウィテカーを金網に押し付け、脇差しハーフガードで引き込み膝立ちから上を狙うが、ウィテカーはスクランブルして立ち上がる。その後も距離を詰めたいソウザに対し、ウィテカーは鋭いジャブや前蹴りを使って距離を保った。
2ラウンド早々、ウィテカーのカウンターの右ストレートがクリーンヒットし、ソウザがダウン! ウィテカーは何発かパウンドを放つと距離を取ってスタンドを要求。ダメージの残るソウザに対し、ウィテカーは慌てずに距離を保ってジャブで削る。やがてウィテカーがジャブから右ハイをヒット! ぐらつくソウザにさらに連打を放って倒したウィテカーがさらにパウンドを放つと、3分28秒でレフェリーが試合を止めた。
卓越した打撃を見せてキャリア最大の勝利を飾り、7連勝を記録したウィテカーは「あらゆる状況を想定して試合に臨んだんだ。相手はグラウンドはもの凄く強いけど、凌いでまたスタンドで戦えばいいって。とにかく忍耐強く戦うことを心掛けたよ。ジャカレと戦えるのは名誉なことだった。僕は以前(現王者の)ビスピングと戦う予定だったのに実現しなかった。ぜひやりたいね」と語った。
フェザー級 5分3ラウンド
ジェレミー・スティーブンス vs. ヘナート・モイカノ

強打者のスティーブンスは昨年、元王者のヘナン・バラオン相手に判定3-0で金星を挙げたものの、次戦ではフランキー・エドガーに判定0-3で完敗している。現在ランキングは5位。対するブラジルのモイカノはデビュー以来負け無しの10勝1分。UFC でも2連勝を記録して勢いに乗っている。
1ラウンド、両者オーソドックス。スティーブンスが強烈な右ローで前進すれば、モイカノも回りながら左右のローで迎え撃つ。スイッチしながらモイカノを追いかけ、また逃げ道を塞ぎたいスティーブンスは強引に前に出て右肘を狙うが、そこに合わせてモイカノがダブルレッグでテイクダウンに成功。ラウンド終了まで上のポジションをキープした。
2ラウンドも、回るモイカノと距離を詰めたいスティーブンスという展開が続く。モイカノのパンチに合わせてスティーブンスはテイクダウンを狙うが、防がれる。前に出るスティーブンスはときにモイカノを金網に詰めての連打を狙うが、モイカノは脱出。回りながら鋭いジャブを合わせていった。
3ラウンド序盤、スティーブンスのパンチに合わせて組み付いたモイカノは、ボディロックからテイクダウンに成功。ハーフガードまで進めるが、スティーブンスは打撃を貰いながら立つ。スタンドでスティーブンスは距離を詰めに行くが、モイカノはジャブを放ちながらサークリングして捕まらない。鼻血を出しながら追いすがるスティーブンスだが、結局モイカノを捕まられないまま試合が終了した。
判定は2-1 (29-28, 28-29, 29-28)で、スタンドでアウトボクシングを貫きつつも、二度のテイクダウンに成功したモイカノに上がった。