UFC 201でローズ・ナマユナスを撃破したカロリーナ・コバルケビッチがタイトル挑戦権を獲得した。 ナマユナスを下した試合の後、バックステージインタビューでレポーターのミーガン・オリヴィに「ニューヨークで(ヨアナ・イェンジェイチック)と試合がしたい」と語っていたコバルケビッチ。「それが私の大きな夢。彼女は私が彼女のレベルに達していないと言うけれど、私は準備万端。彼女も私を迎え入れる覚悟を決めてほしい。想像してみて。ポーランド人とポーランド人の対戦になるのよ。きっと最高だわ」 そのコバルケビッチの夢がついに実現する。UFCはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンが開催されるUFC 205でコバルケビッチが女子ストロー級王者イェンジェイチックに挑むことを発表した。 ただし、ヨアンナ女王に歯向かった挑戦者はあっという間に悪夢を見る可能性がある。 イェンジェイチックは現在のUFCにおいて最も飾られた耐久性に優れるエンターテイメント性の高いチャンピオンの一人だ。オクタゴンの外では優しさと謙虚さを持ち合わせるが、いったん対戦相手が決まればまるでファイティングマシンかのように、ただひとつのミッションを成し遂げることしか考えない。それが、どんな手を使ってもタイトルを維持すること、だ。 心理戦に長けたイェンジェイチックは試合前から対戦相手に攻撃を仕掛ける。自信とトラッシュトーク力、実際に対峙した際に放たれるオーラが彼女を完璧なチャンピオン、完璧なスーパースターに見せている。 7月に行われた質疑応答の席でイェンジェイチックはニューヨーク進出について「UFCにとっても私たち全員にとっても本当に大きなこと。ニューヨークで行われる初めての大会になる。格闘技界にとって完璧な場所。ボクシングの大きな大会も行われたところだから、今度はUFCの番ね。ニューヨークにはポーランド人の大きなコミュニティがあるのよ」とコメントしていた。 そして、その相手に最もふさわしいと言えるのがコバルケビッチだろう。これまでのキャリアで無敗(10勝)を誇り、スタンドアップを得意とするコバルケビッチはイェンジェイチックと、打撃と蹴りの攻防戦を繰り広げるに違いない。イェンジェイチックと拳を合わせるにあたってはコバルケビッチが相当のアンダードッグ(対戦で不利と見られる選手)になるだろうが、過去、とてつもないアップセット(不利と見られた選手が優位と考えられていた選手に勝利すること)が何度も起きている。 例えば、オーストラリアで開かれたUFC 193では9-1でアンダードッグと見られていたホリー・ホルムが圧倒的優位と言われたロンダ・ラウジーを撃破した。ラウジーの復活と共に再戦の可能性が取り沙汰されるホルムのように、コバルケビッチもUFCと契約を締結したときからイェンジェイチックとぶつかることを想定していたはずだ。ポーランド人ファイターの中で誰が最強の女性ファイターなのか、ファンはその答えをUFC 205で得られることになる。