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オレイニク、マウント下から驚愕の一本勝ち!

日本時間1月16日(月)、 アメリカ・アリゾナ州フェニックスにあるトーキング・スティック・リゾート・アリーナアリーナで行われたUFCファイトナイト・フェニックスのプレリミナリーファイト(前座試合)後半戦の試合レポート。

ライト級 5分3ラウンド 
デビン・パウエル vs. ドラッカー・クロース




通算成績8勝1敗のパウエルは、現在6連勝中。ローカル大会を回り選手を発掘するデイナ・ホワイト代表のウェブ番組「Lookin' for a fight」において、鼻を折られながらも逆転KO勝ちしたところが評価され、今回オクタゴンデビューを迎える。対する地元アリゾナのクロースも今回がUFC初登場。戦績は7戦6勝1分けだ。

1ラウンド、両者オーソドックス。パウエルの蹴り足を取ったクロースは、距離を詰めて飛び膝からパンチの連打。さらにパウエルを金網に詰めてそのリーチを殺し、細かい打撃を当ててゆく。一度離れた後も、再びパンチで距離を詰めたクロースは、背後から組み付きテイクダウンに成功。グラウンド状態のパウエルの足に蹴りを当てていった。

2ラウンド、回りながら蹴りを放つパウエルに対し、クロースはスピードを活かして飛び込んでのパンチを当てる。パウエルをケージ際に詰めたクロースは、さらにフックやアッパーをヒット。パウエルも至近距離で肘を当てるが、クロースは右ストレートをクリーンヒット。その後もクロースは前に出てオーバーハンドや膝をヒットして試合をリードし、終盤にはテイクダウンも決めてみせた。

3ラウンドも、距離を取って蹴りを放つパウエルに対して、クロースはパンチで前に出て距離を詰めてゆく。下がり気味のパウエルに対し、オクタゴン中央で両手を広げて挑発するクロースは、このラウンドもパンチを当てて終始優勢に試合を進めた。

判定は3-0(三者とも30-27)でクロースに。地元で嬉しいUFCデビュー戦勝利を飾ったクロースは「次の試合は、相手をKOするよ。フェニックス、盛り上がっていこうぜ!」と語った。


バンタム級 5分3ラウンド 
フランキー・サエンツ vs. アウグスト・メンデス




地元アリゾナ州に拠点を置く両者の対決。サエンツは最近ユライア・フェイバー、エディ・ワインランドという強豪に2連敗中。対するブラジリアン柔術世界王者、「タンキーニョ」ことメンデスは前回のUFCデビュー戦で、年末にバンタム級新王者に輝いたコディ・ガーブランドに初敗北を喫して以来の登場となる。

1ラウンド、両者オーソドックス。パンチで前に出て距離を詰めようとするメンデスに対し、サエンツも飛び膝を繰り出して場内を沸かす。やがて両差しに成功したメンデスが投げてサエンツを崩すが、サエンツもすぐに立ち上がって突き放す。さらに前に出たメンデスはボディロックからテイクダウンに成功。下になったサエンツはすかさずケージ近くに移動してスクランブルで立ち上がるが、メンデスは追いすがってフックをヒット。

2ラウンド、積極的に打ちに出る両者。メンデスは左フックを当ててサエンツをぐらつかせる。さらに組み付いてケージ際にサエンツを押し付けたメンデスだが、ここでサエンツが至近距離からの肘をスマッシュヒット! 崩れ落ちたメンデスがガードで足を効かせると、サエンツは下がってスタンド戦を要求。メンデスは前に出てクリンチからの膝を当てるが、サエンツはカウンターの右ストレートから左フックをヒット。終盤に組み付いたサエンツはシングルレッグから高々とメンデスをリフトしたが、メンデスは見事なバランスを保って倒れなかった。

勝負の3ラウンド。メンデスは前に出て来たサエンツにカウンターの右をヒット! ぐらついたサエンツにさらにラッシュをかけるが、サエンツも打ち返して組み付き、細かい打撃を返してゆく。両者離れると、サエンツの豪快な右ストレートがヒット。メンデスは右のパンチからのダブルレッグでテイクダウンを取るが、サエンツはすぐに立ち上がる。再び両者離れると、残り30秒のところで前に出たメンデスがまたしてもテイクダウンに成功。サエンツはすぐに立ち上がって離れたところで、一進一退の白熱の攻防が終了した。

判定は2-1 (29-28, 28-29, 29-28)で、最終ラウンドにテイクダウンを2度奪ってみせたメンデスに。勝者は「フランキーがタフなことは知ってたよ。前回はバンタム級王者相手に5日前のオファーだったけど、今回は十分に準備する時間があったよ。(2ラウンドに)いいのをもらったけど、いつもものすごくタフなパートナーと練習して、もっと強いのをもらっているから大丈夫だったよ」と語った。


ヘビー級 5分3ラウンド 
アレクセイ・オレイニク vs. ビクトル・ペスタ




かつてミルコ・クロコップを袈裟固めで締め上げて一本勝ちを収めたこともあり、何とキャリア50勝を達成しているロシアのオレイニクは、前回はダニエル・オミランチェクに2-0の判定負け。UFC初黒星を喫している。対するチェコ共和国のペスタは、ここのところオクタゴンで2連敗中だ。

1ラウンド、両者オーソドックス。オレイニクはワンツーから距離を詰めてテイクダウン狙いに行くが、それを切ったペスタがボディロックに。ここでオレイニクは道着無しの袖車締め(エゼキエルチョーク)を狙って引き込むが、首を抜かれてハーフの下になってしまう。スクランブルを狙ったオレイニクに対して、クレイドル(エビ固め)を有効に用いてオレイニクを崩して上をキープ。オレイニクが再び袖車締めを狙ったところで、マウントを奪取。マウントを取られているにもかかわらず、両腕でペスタを締め続けるオレイニク。すると、なんとマウントを取っていたペスタがタップ!

道着無しの戦いにおける袖車締めは、なかなか見られない技。この技が極まったこと自体、UFC史上初の出来事だ。しかもマウントを取られた体勢から極めてしまうという、まさに前代未聞、驚愕のサブミッションで2分57秒オレイニクが勝利を飾った。

「UFC初だったとは知らなかったよ。アメリカントップチームのブラザー達に感謝したい。これからも勝ち続けたいと思うよ」と語った。


ライト級 5分3ラウンド 
トニー・マーティン vs. アレックス・ホワイト




マーティンは昨年1月、フェリペ・オリヴィエリをチョークで仕留めて以来の登場。UFC戦績は2勝3敗だ。対するホワイトは、昨年2月にアルテム・ロボフに判定勝ちし、オクタゴン戦績を2勝2敗のタイに戻して以来の登場となる。

1ラウンド。オーソドックスのマーティンが右を打ちながら近づき、シングルレッグでテイクダウンに成功。ハーフ上からパウンドを落としてゆき、さらにキムラロックを狙う。その後もマーティンはサイドからニーオンザベリーを取るなど、常に上のポジションをキープしパウンドを落としていった。

2ラウンド、サウスポーのホワイトの右フックが当たるが、マーティンはダブルレッグからテイクダウン。上からパウンドを落とし、ハーフ、マウントとポジションを進める。ホワイトもスクランブルから立ち上がるが、マーティンはすぐに距離を潰して組み付いていった。

3ラウンド。マーティンはすぐに距離を詰め、組み付いてのテイクダウン狙い。それを切ったホワイトは、ギロチンのカウンターを仕掛けて突き放すことに成功。このままでは判定負けが濃厚なホワイトは打撃で前に出るが、マーティンは組み付いてケージに押し込んで時間を費やしてゆく。結局ホワイトは有効な打撃を当てられないまま試合は終了した。

判定は3-0 (三者とも30-27)で、グラップリングで試合を支配したマーティンを支持した。