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ラプリーズ、地元カナダで鮮烈なTKO勝利

日本時間2016年8月28日(日)にカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのロジャーズ・アリーナで開催されたUFCファイトナイト・バンクーバー、プレリミナリーファイト(前座試合)前半戦の試合レポート。



ライト級 5分3ラウンド
チャド・ラプリーズ vs. ティボー・グティ


ラプリーズの重たいローキックがグティを捉えると、場内にどよめきが起こる。グティはこれを意に介さず細かく頭を振りながらパンチとともに前に出るが、ラプリーズはグティに組み付き相手の圧力をいなす。両者が距離を取り、グティがふたたび大きく前に出ると、ラプリーズは下がりながらのワンツーでグティの顎先を撃ち抜く!崩れ落ちたグティに距離を詰めたラプリーズはなんとか距離を取ろうと背をむけるグティに追いすがり左のアッパーを相手の背後から連打!再度マットに崩れ落ちたグティを確認したレフリーのケビン・ドーナンが試合の終了を宣告。時間は1ラウンド1分36秒だった。

見事なTKO勝利で戦績を12勝2敗と伸ばした地元カナダのチャド・ラプリーズは「ウェルターに階級を上げていた俺にとって、ライト級への減量はハード過ぎた。ファンの皆、グティ、本当に申し訳なかった。アンプロフェッショナルだったと思っている」と自身の計量失敗をファンと対戦相手に詫びながらも喜びの表情を見せている。対戦相手のティボー・グティは通算11勝3敗となった。



ライト級 5分3ラウンド
ジェレミー・ケネディ vs. アレッサンドロ・リッチ


ケネディに距離を詰められるとすぐにスタンスをオーソドックスに戻したリッチだが金網に押し込まれ攻防は壁レスへと持ち込まれる。離れ際に激しく打撃を交錯させる両者。ケネディは回転の早い左右のパンチ、そしてリッチは鋭い膝蹴りでこれに応戦する。ケネディは何度も強引に距離を詰めると相手を押し込み、しつこくテイクダウンを狙い続ける。残り時間30秒、リッチの左ミドルをキャッチしたケネディが外掛けでついにテイクダウンを成功させるが、リッチがすぐに立ち上がり、ケネディを金網に押し込んだところでオープニングラウンドが終了した。

豊富にミドル、ローキックを繰り出し相手を押し戻そうと試みるリッチだが、ケネディはガードを固めながら前進するとすぐにリッチに組みつくと、再びしつこくテイクダウンを狙い続ける。ケネディはシングル・レッグでのテイクダウンをフィニッシュできないと判断。自ら距離を取り鋭い左右のフックを命中させるとふたたび相手に組み付きリッチの打撃を封じ続ける。残り時間1分30秒、ケネディが両足タックルから左の大外刈りのようにテイクダウンを成功させるがリッチはここも即座に立ち上がり、相手を押し込み返す。残り時間30秒でレフリーのイヴ・ラヴィーンが両者にブレイクを命じると、ケネディが勢いよく左右の連打で突進し、再びリッチを金網に押し込んだ。

即座にオクタゴンの中央に進み出たケネディが数発のパンチの交換の後、リッチを押し込みテイクダウンを狙う。距離をとって打撃戦を狙いたいリッチをケネディは逃さずラウンド中盤にテイクダウンを成功させるが、リッチはしぶとく立ち上がる。残り時間2分、ケネディの両足タックルをスピニング・チョークの形で引き込むリッチだがこれは極めきれない。ケネディは最後までリッチに密着し続け、残り時間10秒にはダメ押しのテイクダウンを成功させ、試合の終了を迎えた。

ジャッジはこの一戦を30-27、30-27、そして29-28でジェレミー・ケネディの勝利と評価。カナダ人ファイター同士の一戦を制した無敗の新鋭はUFCデビュー戦を白星で飾るとその戦績を9勝0敗と伸ばし、対するアレッサドロ・リッチは10勝4敗となった。