一週間前、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソンはこのUFC 186大会のセミファイナルで ファビオ・マルドナドと闘えるとは思っていなかったころだろう。しかし大会寸前に法廷の判決がひっくり返ったことで、この土曜日、モントリオールのベルセンターにておいてジャクソンは13年以来のオクタゴン復帰を果たすこととなったのだった。そしてこの舞台にてジャクソンは、ライト級タイトルマッチ級の試合こそできなかったものの、強打のブラジリアンに判定3−0(30−27、30−27、29−28)で見事な勝利を収めたのだった。 1ラウンドから試合は予想通りの打ち合いに。そこで主導権を握ったのは、多彩な攻撃を取り混ぜ、ジャブとフックと強烈な膝を当てたジャクソンの方だった。 2ラウンド、相変わらず離れるとジャクソンが打ち勝つものの、マルドナドはしつこいクリンチで泥試合に持ち込む。後半観客の不満が高まる場面も会ったが、ジャクソンは後半ラッシュをかけ、マルドナドの方はテイクダウンを仕掛けて成功してみせた。最終ラウンド、ポイントで負けているはずのマルドナドはギアを上げず。ジャクソンが最後までペースを握って快勝した。この勝利で36才のジャクソンは36勝11敗に35才のマルドナドは22勝8敗となった。 ビスピン vs. ダラウェイマイケル・ビスピンとCB ダラウェイ、二人のミドル級コンテンダーが激しい攻防を3ラウンドに渡って展開。ビスピンが接戦を判定3−0(三者とも29−28)で制した。これでビスピンは27勝7敗、ダラウェイは16勝8敗となった。1ラウンド、ダラウェイは強烈なハイとミドルで先制。しかしビスピンもすぐに出入りとコンビネーションで対抗し後半を優位に進める。しかしそこでダラウェイの強烈な左フックがヒットしてビスピンがダウン! しかしやがて復活したビスピンは、逆に終盤ハイを当てて反撃した。 2ラウンド、ダメージから回復したビスピンが激しい出入りとテイクダウンで優位に。さらにビスピンは強烈な右をヒットするものの、ダラウェイも打ち返して場内はもりあがる。さらにダラウェイは2発左フックを入れて、ビスピンの右目の上をカットした後、テイクダウンまで奪ってみせた。3ラウンド、またもやテイクダウンを奪うダラウェイ。ビスピンが立ち上がるとそこにまたもや左フックをヒット。しかしビスピンもすぐに強烈な右を返すと、その代名詞と言える高い心肺能力を発揮し、ラウンド最後までハイペースで攻撃を続けたのだった。 マクデッシー vs. キャンプベルこの160パウンド契約のキャッチウェイト戦では、14年2月以来のオクタゴン登場となったジョン・マクデッシーが、 シェーン・キャンプベルを見事に沈めて、2連続KO勝利を収めた。序盤、急遽代役出場が決まったものの、オクタゴン初登場の緊張を見せないキャンプベルが面白いように打撃をヒット。しかし、やがて距離を掴んだマクデッシーの打撃が当たってキャンプベルはダウン! 試合を決めにかかったマクデッシーだが、タフなキャンプベルは凌ぐ。しかしその後試合はマクデッシーのペースで進み、ラウンド終了寸前に再びマクデッシーの打撃がヒット。倒れたキャンプベルにラッシュをかけて4分53秒で勝利を決めた。地元モントリオール出身のマクデッシーはこれで13勝3敗に、キャンプベルは11勝3敗となった。 アルメイダ vs. ジャボウィンブラジルの強打者トーマス・アルメイダはこの日、 カナダのベテランイーヴス・ジャボウィンを1ラウンドでKOし、キャリア最大の勝利を挙げた。お互い慎重な滑り出しの後、ジャボウィンがテイクダウンで先制。しかし、すぐに立ち上がったアルメイダもエンジンをかけてスタンドで攻めてゆく。ラウンド終盤、アルメイダは左フックを皮切りにラッシュを開始。正確なパンチを当て続けると4分18秒でレフェリーが試合を止めた。この勝利で、サンパウロ出身のアルメイダは19戦全勝、モントリオールのジャボウィンは20勝10敗となった。