日本時間3月6日(日)、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたUFC196のメインカード(セミメインイベント以前の3試合)の結果は以下の通り。
ライトヘビー級 5分3ラウンド
ジアン・ヴィランテ vs. イリル・ラティフィ

前戦でともに豪快な1ラウンドKO勝利を収めてみせたヴィランテとラティフィ。豪快な打撃戦が期待される戦いだ。
1ラウンド。サウスポーに構えて軽快に動くラティフィに対し、リーチに勝るヴィランテはオーソドックスから蹴りを放つ。ラティフィは組み付いてテイクダウンを狙うが、ヴィランテはディフェンスして離れると、強烈な右のローを放つ。ラティフィはその蹴りにパンチを合わせてテイクダウンを狙うが、ヴィランテはここもディフェンス。その後もラティフィはパンチで中に入ってから組み付くが、テイクダウンを奪うには至らなかった。
2ラウンド。ヴィランテの強烈なローをキャッチしたラティフィは、そのままバックに回ると豪快なスープレックス! しかしヴィランテはまもなく立ち上がってみせた。その後もしきりにテイクダウンを狙ってゆくラティフィだが、ヴィランテは許さず。しかし自身も有効打を入れることはできなかった。
3ラウンド。スタンドで打撃を当てたいヴィランテに対し、ラティフィは豪快なフックを振り回してはテイクダウン狙いに。しかしヴィランティはそれを許さない。後半、右フックをヒットさせたラティフィは、ついにダブルレッグでテイクダウンに成功したが、ヴィランテがスイッチから逆にバックを奪ったところでラウンドが終了した。
判定は3-0(三者とも30-27)でラティフィに。豪快な打撃をセットアップに使ってのテイクダウンの仕掛けで、試合を支配しての勝利だった。
ライトヘビー級 5分3ラウンド
コーリー・アンダーソン vs. トム・ローラー
現在共に2 連勝中の両者が激突するこの試合。TUF(ジ・アルティメット・ファイター)シーズン19優勝者のアンダーソンは、現在ランキング12位につけている。
1ラウンド。オーソドックスに構えるアンダーソンに対して、サウスポーから距離を詰めていったローラー。やがてクリンチからの強烈な右フックを右アッパーをヒットさせ、アンダーソンをぐらつかせる。さらにラッシュをかけるローラーだが、アンダーソンはそれを凌いで距離を取る。その後も前に出るローラーに対し、アンダーソンは距離を取ってのジャブやローを当てて対抗。やがて距離を掴んできたアンダーソンの右のインローと右ストレートが当たる場面が目立ってきた。
2ラウンド。ローラーはアンダーソンの蹴り足を掴んで倒すが、アンダーソンはすぐに立ち上がる。その後も前に出てきて左右のフックを放つローラーに対して、アンダーソンは距離を取って右のインローを入れてゆく。やがてアンダーソンをケージ際に詰めてフックを当てたローラーだが、アンダーソンも左カウンターを返してみせた。
3ラウンド。プレッシャーをかけるローラーに対し、アンダーソンがダブルレッグでテイクダウン。そのままサイドで抑えたアンダーソンは、やがてハーフで胸を合わせて抑えてパウンドを落としてゆく。しかし下からローラーがしがみつくと、残り1分のところで何とレフェリーがブレイク。試合はスタンドに戻された。逆転のチャンスを与えられた形となったローラーだが、距離を詰め切れず、アンダーソンがローや右ストレートを当てるうちに試合は終了した。
判定は3-0(30-27, 30-27, 29-28)でアンダーソンに。アンダーソンは「もっと強くなるために練習を続けたい。止まることはないよ。確かに1ラウンドにもらったパンチは確かに効いたけど、距離を取って回復することができたよ」と語った。
女子バンタム級 5分3ラウンド
アマンダ・ヌネス vs. ワレンチナ・シェフチェンコ
前回、元レスリング五輪銀メダリストのサラ・マクマンをチョークで仕留めたヌネスと、やはり前回、ボクシングに定評のあるサラ・カウフマンを判定で下したシェフチェンコ。両者とも、これに勝ってバンタム級タイトル挑戦に名乗りを上げたいところだ。
1ラウンド。オーソドックスのヌネスと、サウスポーのシェフチェンコ。お互い遠い距離からのローやジャブで距離を測る展開が続く。やがて距離が近づくと、ヌネスが外掛けからテイクダウンに成功。そこからヒジを落としていった。
2ラウンド。手数を増やしていったシェフチェンコは、ヌネスの蹴り足を取って倒すが、ヌネスはそこから逆にシェフチェンコの足を掴んでテイクダウンを奪う。ハーフで抑え込んだヌネスはパウンドとヒジを落とし続け、やがてシェフチェンコの鼻から出血が。シェフチェンコは脱出を試みるが、ヌネスは要所でシェフチェンコの上半身を抑えて上をキープ。やがてバックに回ったヌネスはチョークを狙って締め上げるが、シェフチェンコはラウンド終了まで耐え抜いた。
3ラウンド。ヌネスのタックルを切ったシェフチェンコは、膝を連打。嫌がったヌネスが大外刈りを狙うと、それを返してテイクダウンに成功!サイドで抑え込んでパウンドを落としたシェフチェンコは、アメリカーナロック(V1アームロック)を狙うが、ヌネスはそれを防いでスペースを作って立ち上がる。判定では不利なシェフチェンコは前に出てワンツーや膝を放つが、ヌネスは下がって距離を取ってのローで対抗。シェフチェンコは距離を詰め切れないうちに試合が終了した。
判定は3-0(29-28, 29-27, 29-27)でヌネスに。強力なストライカーのシェフチェンコに対し、1,2ラウンドでテイクダウンを奪ったリードを守り切っての快勝だった。ヌネスは「コーチ達にこの試合を捧げたい。今まで3ラウンドの試合をしたことがなかったから、これは試練だった。でも私はどんな状況に対しても準備ができていた」と語った後、UFC代表のデイナ・ホワイト、マッチメイカーのショーン・シェルビーの二人に向けてバンタム級タイトル挑戦をアピールしてみせた。