メインコンテンツに移動
/themes/custom/ufc/assets/img/default-hero.jpg

ラウジーはホルム戦で自身のボクシングスキルの披露を望む

 

グレンデール、カリフォルニア。

ロンダ・ラウジーよりも挑戦心が旺盛な人間はそうはいないだろう。挑戦こそ彼女のモチベーションで、オクタゴンの内外で彼女を駆り立てるその理由だ。

そして、挑戦は彼女がUFC 193を心待ちにしている理由でもある。そこでロンダは彼女の保持するバンタム級タイトルへの最新の挑戦者、ホーリー・ホルムを相手に彼女自身のボクサーとしてのスキルを披露することを期待しているからだ。

 



ラウジーはテイクダウンのスペシャリストとして、さらに秒殺ファイターとして知られている。彼女のMMAでの12勝のうち9勝は、彼女の代名詞とも言えるサブミッッション、アムバーによる秒殺勝利によってもたらされた。

しかしロンダは彼女の潜在的なボクサーとしての一面を認識しており、MMA転向前には19度にわたってボクシング世界王者となったホーリー・ホルムを打ちのめすことは、彼女が学んだパンチの技術の数々を見せるチャンスだと考えている。

「自分の選手の事は分かっている。」ロンダのコーチ、エドモンド・タヴェーディアンは語る。「毎日自分の選手を見ているからね。ボクシングを知る人間にはロンダのボクシングがどれほどか分かるよ。」

彼女の成功はその柔道と関節技によってもたらされて来たが、彼女はそこに“スウィート・サイエンス”(訳注:ボクシング)を取り入れて来た。彼女の毎日のトレーニングでも、それこそ彼女が最もフォーカスする格闘技の側面だ。

「MMAを行う過程で、ボクシングには本当に夢中になってしまったの。」ロンダは語った。「柔道をやるのは完全に辞めました。MMAを初めて以来、ギを着て柔道をやったこともない。ほとんどずっとボクシングをやっています。あれほどの時間を費やして取り組んだ何かに夢中にならないなってことは不可能よ。もっとそのスポーツに関わりたいと願っています。」

しかし、ロンダはオクタゴンの中でホルムと同等に渡り合えるのだろうか?それこそがUFCのファン達が知りたいところだ。

しかし、タヴァーディアンはホルム(9勝0敗)はロンダとのボクシングを避け、キックを用いて距離をとってくるだろうと読んでいる。クリンチの攻防も望まない事かもしれない。

「ホーリーは我々とは殴り合いをしてこないだろう。」彼は語った。「なぜかと言えば、もしホーリーがボクシングの距離で戦えばクリンチになってしまう。ホーリーはそれを望んでいない。ホーリーは逃げ続けるだろう。ホーリーはキックの距離を保とうとし続けるだろう。」

「我々は全てに備えているが、もし質問がロンダがボクサーとしての強さを証明する必要があるか?だと言うなら、私はホルムが我々と殴り合ってくれる事を望んでいるよ、なぜならロンダはボクシングが出来るからだ。ロンダはどちらの拳でも相手をノックアウトできるだけのパワーを秘めている。」

「どちらの手が君に触れたかなんて問題じゃない、どっちも危険なんだ。」

UFC 190でベッチ・コヘイアを34秒でノックアウトしたラウジーはそのパンチ力の片鱗を見せつけた。クリンチで一発の膝蹴りを放ったのを除いて、ロンダはその両拳だけで戦った。コヘイアの側頭部を右拳が捉えると、コヘイアは突っ伏すように顔面からキャンバスにくずれ落ちた。

 



しかし、ボクサー同士の対決となった場合はどうだろうか?おそらくホルムはその専門的知見をもってジャブを繰り出し、動きながら打撃の為の隙を探すだろう。もしスタンドで戦い続けるならば、それはホルムにとって番狂わせの為の最高のシナリオだ。

ラウジーは彼女が戦う対戦相手はボクシングの基礎を知り尽くし、それらをキックボクシングに織り込む事が出来る事を知っている。これまでのUFCでの二試合で、ホルムは一度もテイクダウンされることを許していない事から分かる通り、彼女はスタンドで戦い続けるノウハウを知っているのだ。

「彼女はしっかりとゲームプラン通りに戦うことに優れ、そのゲームプラン通りに戦う彼女達は素晴しいです。」ラウジーはホルムとそのチームをこう評した。「彼女との戦いはこれまでより大きな挑戦になるだろう、それが私が今度の試合で自分の戦い方にこだわる理由です。」

「それぞれが異なるやり方で私と戦おうとして来ましたが、ホルム達のアプローチが最も戦略的でよく考えられたものになるでしょう。でも多くの思慮も戦略も私を打ち破る事は出来ません。その事を彼女達に見せるつもりです。」

ボクシングへの興味について言及していたラウジーではあるが、彼女はホルムに勝利したとしても、そのことが彼女がボクシングに転向できる証明にはならないと考えている。だた、助けにはなるだろう。

「この試合はボクシングファンに人たちに私の打撃の正当性をお見せする助けになるでしょう。でも、やっぱり違うスポーツですから。」ロンダは語った。「私のスポーツでボクサーに勝つのではなく彼女達のスポーツでボクサーに勝つ事でのみ、ボクサーとしての私へのリスペクトを勝ち得ることができるだろうと考えています。」

それは実現するのだろうか?ラウジーもタヴァーディアンも言及はしないだろうが、少なくともファン達はラウジーにその事を試みる才能があると言う事を知っている。彼女が見せて来た僅かな片鱗からは、彼女はそれだけのモノを持っている様にみえる。

11月15日のホルムとのタイトル戦がそれを証明することになるかもしれない。

「彼女がボクシングの距離にとどまり我々とやり合ってくるか、避けようとしながらも我々とボクシングでやり合うことを望んでいます。」タヴァーディアンは語った。「そうすれば皆、ロンダのボクシングスキルがどれほど凄いのかを見る事が出来ますから。でもMMAはいわゆるボクシングの試合ではありません。我々はその事も理解しています。」

マイケル・マルチネスはかつてはニューヨーク・タイムズ誌、サンノゼ・マーキュリー・ニュース、そしてFOX Sportsで筆をふるった経験豊富なスポーツジャーナリスト。マルチネスのツイッターは@ByMMartinezからフォロー