UFC on FOX 12 大会、メインカードの結果は以下の通り
7月26日、サンノゼ:ジョニー・ヘンドリックスよ、ロビー・ロウラーが再びお前を狙ってくるぞ。
土曜日、カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで行われたファイトナイト大会にて、ヴェテランのロウラーはマット・ブラウンとの5ラウンドの激戦を3−0の判定(49−46、49−46、48−47)で制し、再びウェルター級タイトルに挑戦する権利を得たのだった。
「楽しみだね」とロウラーは言った。「すぐにジムに戻って練習し、(負傷中の)ジョニーが戻ってくるのを待つよ。」
3月の王座決定戦において、限りなく僅差の判定の末にヘンドリックスに敗れたロウラー。再戦のチャンスを得るために、5月にエレンバーガーをノックアウトし、そして今回は7連勝中の極めつけのタフガイであるブラウンとの5ラウンド戦を勝ち抜いたのだった。
「ブラウンは俺と正面から打ち合った。そんなことができる奴はあまりいない」と語ったロウラーは、これで24勝10敗1ノーコンテストに。敗れたブラウンは21勝12敗となった。
1ラウンド、まず突っ込んだブラウンだがロウラーのワンツーをもらってしまう。その後もまたロウラーに出鼻をくじかれたブラウンは、90秒経過時点で有効打を当てるが、ロウラーは笑って反撃する。やがて距離が詰まるとブラウンは首相撲から肘をヒットさせるが、ロウラーもワンツーを当てることでそれを振りほどき、さらにボディ打ち。すでに出血しているブラウンの動きを落としたのだった。
2ラウンド。お互いの武器の威力を思い知った両者は戦い方をより慎重なものに。それでもブラウンが前に出てロウラーがカウンター狙いという構図は変わらない。途中テイクダウンも奪って見せたブラウンはスタンドでも有効打を当て、優位にこのラウンドを終えた。
3ラウンド、ブラウンは前に出るがロウラーはカウンター。 さらに強烈なミドルを腹に当てたロウラーだが、これをブラウンはローブローだとアピール。レフェリーのブレイクを誘い回復の時間を獲得した。再開後ブラウンは攻撃に出るが、たまに時計を見るなどスタミナへの不安を伺わせた。
4ラウンド、前に出る両者。ブラウンの蹴りを掴んだロウラーはグラウンドで上になりパウンドで攻勢に。ブラウンは立ち上がろうと試みるもロウラーは再びブラウンをグラウンドに。それでも立ち上がったブラウンは、目の周りを血に染めながら反撃を試みていった。
5ラウンド開始と同時に、両者激しい打ち合いに! 再び強烈なミドルを効かされたブラウンだが、ひるまず前に出る。しかしブラウンのラッシュが止むとロウラーも反撃に。すると次はブラウンがまたラッシュをかけ、観衆は大いに湧いた。残り2分のところでブラウンが強烈なパンチを入れたが、ロウラーは笑って逆襲する。そして残り1分でラッシュをかけて鮮烈な印象を残したのはロウラーの方だった。結果としてロウラーがヘンドリックスのウェルター級王座への再挑戦を掴んだのだった。
ジョンソン vs. ノゲイラ
2年振りにUFCに復帰してから2戦目となったこの日、アンソニー・ジョンソンはまたしても素晴らしい試合を見せた。ジョンソンは1ラウンドでホジェリオ・ノゲイラを倒し、タイトル戦線に名乗りを上げたのだ。これでジョンソンは18勝4敗、ノゲイラは21勝6敗となった。
これで8連勝となったジョージア出身のジョンソンは「ずっと『奴に大ダメージを与えてやる!』って思いながらトレーニングしてたんだ。なんと言っても相手は、絶対に戦いを諦めないノゲイラ兄弟の一人だからね」と、これが17ヶ月ぶりの試合だが、これまでティト・オーティスやラシャド・エヴァンズといった強豪から勝利を収めているノゲイラ弟の耐久力について言及したのだった。
試合開始後、ニックネームの通り「ランブル(喧嘩)」を仕掛けていったジョンソンは、距離を詰めると一気にラッシュ。アッパーカットを当ててノゲイラをフェンスに釘付けにすると、強烈なパンチを連打。僅か44秒で決着を付けてみせたのだった。
ベルムデス vs. グイダ
急上昇中のフェザー級戦士、デニス・ベルムデスは今回キャリア中もっとも大きく、最も鮮烈な勝利によって7連勝を記録した。ベルムデスは長年トップ戦線で戦うクレイ・グイダを圧倒し、最後は2ラウンド一本勝ちで仕留めてみせたのだ。
「もちろんタイトル戦がやりたいさ。でもトップ5なら誰でもいいよ」とベルムデスは語った。これでベルムデスは15勝3敗、グイダは31勝12敗となった。
1ラウンドから、試合はニューヨーク出身のベルムデスが一方的に支配した。全ての面でベレランのグイダの上を言ったベルムデスは、グイダの右目の下を血に染めてみせた。だからと言って驚異的なタフネスを誇るグイダがひるんだわけではない。グイダは果敢に攻撃を仕掛けていったが、ベルムデスはことごとく一手先を行っていたのだ。
2ラウンド、やや反撃の糸口を掴みかけたグイダだが、ベルムデスの戦いは崩れない。試合がクラウンドに移行すると、スクランブルからグイダのバックを奪ったベルムデスは、すぐさまチョークに入って2分57秒でタップを奪ってみせた。
グリーン vs. トムソン
直前のオファーでこの試合を受けたボビー・グリーンは、地元サンノゼのジョシュ・トムソンを2−1の判定(29−28、28−29、29−28)で破り、キャリア最大の試合を見事に勝利で飾ったのだった。グリーンはこの試合を6月に殺された兄弟のミッチェル・ウェイン・デイヴィス・ジュニアに捧げた。

1ラウンド。開始早々。ライト級の強豪二人は速いペースで試合を展開。お互い有効打を当て合い決して譲らない展開の中、「キング」ことグリーンは強烈なミドルをヒット。これでトムソンの動きは落ちたかに見えた。しかし続くグリーンのテイクダウンをトムソンはディフェンス。スタンドの攻防が続いた。
2ラウンド、ペースをさらに上げたトムソンは正確な有効打を当てる。するとグリーンはそのたびにカウンターで反撃するかわりに口で返答。そのグリーンもボディに有効打を当てるが、このラウンドはトムソンが常に一歩先を行き、テイクダウンまでスコアしてみせた。
3ラウンド、お互いテイクダウンを狙い合った両者は、スクランブルからスタンドの打ち合いに。トムソンが有効打を当てると、グリーンはテイクダウンに成功。立ち上がったトムソンは顔から出血していた。その後も両者は互角の打ち合いを展開して試合終了。ジャッジに非常に難しい採点を要求する試合となったのだった。
勝者のグリーンはこれで23勝5敗に。この試合は負傷したマイケル・ジョンソンに代わっての出場だった。敗れたトムソンは20勝7敗1ノーコンテストとなった。