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セラーニ、三度目の対戦でついにベンヘンを下す

UFNボストン大会メインカードの結果は以下の通り...。


この15日間で二度の試合を行ったライト級のコンテンダー、ドナルド“カウボーイ”セラーニがボストンのTDガーデン・アリーナで開催されたUFCファイトナイト大会のセミ・メインイベントの一戦で、元UFC/WECライト級王者のベンソン・ヘンダーソンをユナニマス判定で下し、ついにその気心知れた宿敵に雪辱する事に成功した。

ジャッジの判定は3名とも29−28でセラーニを勝者とし、これでセラーニは27勝6敗1ノーコンテスト、一方のヘンダーソンは21勝5敗となった。

2009年、そして2010年のWECでの対戦は何れもアリゾナのヘンダーソンが勝利を納めていた両者の三度目の対戦は、米国時間1月3日に開催されたUFC 182でマイルズ・ジューリーを撃破したばかりのコロラド在住のセラーニが、負傷欠場のエディ・アルヴァレスに代わり、ボストン大会に急遽出場することを受諾した為に実現した。

第1ラウンドは5年ぶりの再戦を迎えた両者が互いの進化を探り合う様な興味深い展開が繰り広げられた。ヘンダーソンが手数で優勢には見えたものの、セラーニもその打撃で十分に反撃し元王者はこの一戦が長期戦になることを覚悟した様にも見えた。

2ラウンドに入ってもヘンダーソンは多彩な打撃を繰り出し、特にそのミドルと相手の太ももへのサイドキックが効果的に機能した。残り時間90秒、セラーニは作戦を変えテイクダウンに飛び込みこれを成功させるがヘンダーソンはすぐに立ち上がり、このラウンドはその手数の少なさから失った様であった。

観客の大声援に後押しされ、最終ラウンドに入るとセラーニはペースを上げたがヘンダーソンに有効なダメージを与える事も、その豊富な手数を封じる事も出来ないまま攻防はラウンド中盤へともつれ込んだ。残り時間2分、セラーニはヘンダーソンをグラウンドに引きずり倒したが、“スムース”は即座に攻防をスタンドに戻すとこれまで通りの戦法を再開した。しかしそのヘンダーソンの攻撃がジャッジの評価を受ける事は無く、試合はセラーニが判定で勝利し7連勝を記録した。

ホール vs. スターリングズ

ミドル級の有望ファイター、ユライア・ホールが急な代役でUFCに初出場を果たしたロン・スターリングズに1ラウンドTKO(カットによる)で勝利し3連勝を記録した。

眩いUFCのオクタゴンの中でもスターリングズ(12勝7敗1ノーコンテスト)は冷静で、ローキックと至近距離でのパンチを駆使してポイントを重ねた。残り時間2分少々の所でホール(11勝4敗)が右のパンチでスターリングズを殴り倒すとパウンドで追撃。この一連の攻防でスターリングズの左目の上が大きく切り裂かれた。レフリーのハーブ・ディーンは試合を中断させオクタゴン・サイド・ドクターに傷口の診断を促し、ドクターの進言を受けると1ラウンド3分37秒に試合の終了を宣告した。

チバウ vs. パーク

メインカードのオープナーに登場したライト級のベテラン、グレイソン・チバウはノーマン・パークに3ラウンドのスプリット判定で勝利を収めUFCで16勝を記録。歴代UFC最多勝利記録3位タイにその名を連ねた。

判定は29−28、29−28、そして28−29でチバウ。チバウはこの勝利で40勝10敗、パークは21勝3敗1分けとなった。

互いに距離を掴もうと様子見をする両者の1ラウンドの攻防をボストンの観客は静かに見守った。

2ラウンドが始まると、チバウは圧力を強め、打撃で優勢に立つと二度のテイクダウンに成功。いずれもパークはすぐに立ち上がったが反撃のチャンスをつかむ事は出来なかった。3ラウンドには盛り返したパークだったが、判定勝利に繋げるのに十分な攻撃を繰り出す事は出来なかった。