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時代と時代がぶつかる・・・真の王者は誰だ!?

 

 

相次ぐ負傷によりリハビリ生活が続いたこの4年間、ドミニク・クルーズがほとんど試合に出ていない一方で、クルーズの独創的なファイティングスタイルの産物とも言われるT.J.ディラショーはチャンピオンに上り詰め、次なるレベルへと達している。

日本時間18日(月)に決戦の時を迎えるUFCファイトナイト・ボストンでディラショーとぶつかるクルーズはかつて自らが手にしていたタイトルを奪還する決意で臨む。

“ザ・ドミネーター”ことクルーズがWECやUFCのバンタム級王者だった数年前、ディラショーと同じジムのチーム・アルファ・メールに所属するユライア・フェイバーとジョセフ・ベナビデスがタイトルマッチに挑んでおり、ディラショーはその練習相手としてチームメイトのためにクルーズのクローンになる必要があった。ディラショーがクルーズのフットワークを真似し、習得していった結果、こうして今の王座を手に入れたのだ。

ディラショーのファイティングスタイルについてクルーズは「何かを見本にしなきゃいけなかったのさ」と語る。

「事実、スタイルを考えるときは誰だってチャンピオンの姿を見るし、何かを盗もうとするものだ。T.J.が見てきたものは自分にとって都合がいい。オレが4回の世界タイトルを勝ち取る姿を見たんだから。あいつのチームメイトをすべて打ちのめすオレの姿をヤツは見たんだ」

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現在パウンド・フォー・パウンドのランキングで4位につけるディラショーは元王者のヘナン・バラオンと激突した2試合とも動きとパワーを組み合わせて相手を圧倒した。そのディラショーはクルーズもさまざまな組み合わせを使って実力を発揮するだろうと予想する。

現役バンタム級ファイターの中で打撃防御76.5%の記録を誇っているのがクルーズだ。同時に、ディラショーはWEC時代から打撃率のトップに君臨しており、キャリアを通して毎分平均5.81回の打撃は仰天の記録である。

パンチ力を誇るディラショーと防御に長けるクルーズの一戦は間違いなく見ごたえ抜群のバトルになるだろう。

UFCジムでの公開練習に参加したUFCバンタム級チャンピオン、T.J.ディラショー(アメリカ・マサチューセッツ州ボストン、2016年1月15日、Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)「今、オレたち2人がこの状況にいられるのは2人ともすべてをうまく組み合わせてきたから」と理由を語るディラショーは「どっちも格闘技にすべての情熱をかけている。総合格闘技のあらゆる術を駆使できる。あいつはタイミングを読むのも相手の動きを予測するのもうまい。でも、オレだってあいつ以上とは言わないまでも同じようにはできる」と続けた。

クルーズとディラショーのフットワークを中心に、今回の試合には多くの注目が集まっている。

クルーズがバンタム級の頂点に立っていた頃、攻撃を組み立てようとオクタゴンを駆けまわりながら巧みに避けるクルーズの姿に人々は恐れをなしていた。

クルーズは攻撃を仕掛けられそうな、あらゆるポジションが確認できるように足を使うのだ。

「特にこれといったことを考えているわけじゃない。オレがやっているのは戦いがどこで展開されていたとしても、ここぞというポジションに入れるようにフットワークを生かすこと。目標を定めていないから、オレのフットワークは他と違うんだ。自分の足を使って安定した動きをする」

UFCジムでの公開練習に参加したドミニク・クルーズ(アメリカ・マサチューセッツ州ボストン、2016年1月15日、Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)一方、数年に渡ってクルーズを研究してきたディラショーはクルーズがチャンピオンとして戦っていた頃に穴を見つけたと言う。

「あいつがチャンピオンだった頃と言ってもあいつだけがチャンピオンだったわけじゃないし、ずっと一人のチャンピオンなわけでもない。時間は過ぎていく。このスポーツだって良くなっていく。別にあいつが優れていないと言っているわけじゃない。きっと試合になれば最高のドミニク・クルーズを見せてくるだろう。オレはただ、自分の方が優れていると思っているだけ」と語ったディラショー。

これまでずっと、いったん試合が始まれば自らの本能に頼って戦ってきたクルーズはその流れに乗ることで最高のクルーズが登場するのだと主張した。

ボストンの一戦でその流れに乗り始めれば、ディラショーを打ち負かし、再びチャンピオンベルトを腰に巻く道を見いだしていくと明かすクルーズは「あいつがこれまで戦ってきたヤツらよりも調子は良いのだろうけど、オレにそれは効かない。オレはあっちのペースについていけるし、ダイナミックな形に変えることもできる」とコメントしている。

「それに黙ってパンチをもらってやるつもりもない。オレを死に追いやろうとする4倍のジャブを打たせるつもりだってない。そうはならない。あいつがぶちかましたいと思う場所にいるつもりだってないし、それが物事を変えていくだろう」

ディラショーとクルーズがバンタム級タイトルを懸けて激突するUFCファイトナイト・ボストンのメインカードは日本時間18日正午からスタートする。アーリープレリムは同8時、プレリムは同10時より行われる。いずれの試合もUFCファイトパスにて生中継。メインカードの4試合は後日、FOXスポーツ&エンターテイメントにて録画放送もされる。
 
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