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実力発揮のチャンスと見るスコギンズ

 


空手出身のエースで“ワンダーボーイ”の異名を持つスティーブン・トンプソンと前ウェルター級チャンピオンであるジョニー・ヘンドリックスがメインイベントで対戦するUFCファイトナイト・ラスベガス【日本時間2月7日(日)開催】で、もう一人の空手経験者、ジャスティン・スコギンズがフライ級で業績を上げようとしている。

今度の試合でスコギンズが相まみえるのはフライ級ランキング11位のレイ・ボーグだ。見逃せない試合になると強調するスコギンズは「みんなを倒していく準備はできているよ。相手をノックアウトさせるだけの脚力はあるし、パンチにも自信がある」とコメント。

フライ級は他の階級に比べ、キックでのフィニッシュが少ないと言われがちだが、それは初心者の考え方だ。2016年は長年のトレーニングの成果を見せる年にしていきたいとスコギンズは語る。

「プロの格闘家になってからは、本当にありとあらゆるチャンスに飛び乗ってきた。ジャクソンズMMA、アメリカン・トップチーム、トリスター、といった違ったジムでトレーニングしてきた理由は、自分を違った環境に置いて、違った考え方を吸収していくことで成功に繋がっていくと思っていたからなんだ。その代わりに吸収する情報の量が多いから、一つの考え方に慣れるのにすごい時間がかかる。今はそれに苦労しているよ。ただ、地元のスパルタンバーグにジムを開いて、信頼できるパートナーたちとコンディショニングからトレーニングの強化もできているし、すべてが順調だと思う。自分の攻撃の武器だったり長所だったりをしっかり考えて、今まで学んできたことを自分の戦略に反映させられるようになってきたと思う。試合を重ねるたびにファイターとして進化できていると思うし、常に自分がなりたいと思っていた選手に近づけているんじゃないかな」

何年もの月日を自身の格闘技を極めることに費やしてきたスコギンスは今や蹴り技を得意とするだけではなく、フライ級でのグラップリング部門のトップを占めている。

「オレはアマチュアキックボクシングの元世界王者だったし、まだ技の量で言ったら半分も見せてない。今年はタイトルを取りに行くつもりだから、そのためにありとあらゆる奴を倒していく。今は目標をちゃんと持ってトレーニングできているし、後はタイトルを取りに行くだけだよ」

そう話すスコギンズがその目標を成し遂げるには現在3連勝中のレイ・ボーグを倒さなければならない。

「彼のことはよく分かっている」と主張するスコギンスは「対戦相手のことは常にフォローしているんだ。特にトップ10の奴らのスタイルとか、クセとかを見るようにしている。レイはタフな奴だと思うよ。グラップリングもうまいし、パンチも強い。ただ、表面的な選手だと思うし、そこをうまく利用して試合したいね」と続けた。

最後にスコギンスかオクタゴン内に現れたのはUFC 187での対ジョッシュ・サンポ戦。本人が得意と豪語していた立ち技を駆使した攻撃で見事に判定勝利を収めている。その後は軽いケガの治療のため、予定されていた試合を欠場することになった。

スコギンスにとってこの欠場は不幸中の幸いだったという。

「ケガは辛かったよ。けど何事も理由があって起こると思っている。試合がない時は精神的にも身体的にファイターとしてだけではなく、自分と向き合う時間がとれるからいい。でも試合の対戦相手が決まったらすぐに気持ちの切り替えができていたと思う。例えば相手がどんな戦い方をするのを研究したり、どういうトレーニングをすればそいつを倒せるのかとかね。トレーニングをしていないときの方が格闘家として成長しやすい気がするよ」

スコギンズは現フライ級王者であるデメトリアス・ジョンソンの独特なファイティングスタイルに対抗できるだけの力を持っていると豪語しており、自身のレスリング能力と試合を自分の思うがままにコントロールする力を生かせばフライ級の多くの選手を倒せるはずだとコメントした。

「この階級をアツくするのが自分の役目。まだデメトリアスは、奴を極限まで追い込むまで苦しめたファイターと戦ってないのが問題だと思う。そこでオレ様の登場となるわけだ。チャンピオンになるには何でもできるようなファイターでいないといけないし、それ以上に“マイティ・マウス(ジョンソンの愛称)”が見たことないような戦い方をしないといけない。そのためには相手より素早く、レスリングの技術も優れてないといけないんだ。ただこれだけは言える。オレと対決する奴は必ず立ち技で倒す。それは今週末のレイ・ボーグにも言えることだ」