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シウバ、復帰戦でディアスを下す

UFC 183メインイベントの結果は以下の通り。


土曜日の夜にラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで開催されたUFC 183のメインイベントでニック・ディアスにほとんど完封勝利と言って良いユナニマス判定で勝利を挙げると感情的な姿を見せた39歳のブラジルMMA界の象徴に満足したファン達にとって、重要だったのは彼の年齢ではなく、足の骨折により1年間に渡り現役から離れていた事だろう。

「これは私にとって、私の家族にとって、そしてブラジル人達にとってとても重要な瞬間です。」この一戦を前に現ミドル級王者、クリス・ワイドマンに連敗を喫していたアンデウソン・シウバは語った。「この一年間、苦しい時間を過ごしてきました。最初は復帰出来るかどうかすら分からなかったのです。」

ジャッジの判定は二名が50−45、一名が49−46でアンデウソンを勝者と支持し、その判定結果が読み上げられるとシウバは涙を流しながらキャンヴァスに倒れ込んだ。自身の将来に関してクリチバの英雄は、彼の引退を待っている彼の子供達に触れ、「戻ってくるかもしれません。分かりません。」と述べた。

2013年のジョルジュ・サンピエール戦での敗北以来初めて試合を行ったディアスは試合が始まると中央に進み出てシウバを挑発した。シウバの左がディアスを貫くが、ディアスは頭を振ると両手を下げ、マットに寝転んでみせる等、どうにか攻防を乱打戦へ持ち込もうと試みた。観客はこれに反応したものの、シウバはその誘いには乗らなかった。2分か経過するとディアスはパンチを繰り出し始め、その数発がシウバの顔面を捉えた。シウバが前戦で骨折した左足でのキックで応戦すると、攻防はMMA界きっての最高のファイター同士の一戦に相応しい熱を帯び始めた。残り時間1分少々、シウバが数発の鋭いジャブで前にでるとディアスは再び挑発する様なそぶりを見せながら“ザ・スパイダー”の強烈な右を敢えて受け止めてみせた。

第2ラウンドの最初の2分間は静かな立ち上がりだったが、ディアスは4発のローキックを叩き込む。そこからストックトンの悪童はテイクダウンに飛び込んだものの、シウバはこれは簡単にディフェンス。残り時間90秒、シウバとディアスが乱打戦を繰り広げると、ここではシウバが優勢に攻防を進めた。残り時間1分、シウバのミドルがディアスを捉えると、ディアスは失ったポイントを取り戻すべく猛攻を仕掛けたが、これはシウバに巧みにかわされた。

シウバのローキックが功を奏し始めたのか、ディアスは頻繁にスタンスをスイッチ。ディアスはシウバを挑発し続けるがシウバは乗ってこない。それどころかシウバは手数を増やしディアスの顔面を鮮血で染め上げる。ディアスはシウバの作戦をそっくりそのままやり返そうとするものの、その試みは上手く機能しなかった。

第4ラウンドに入ってもディアスはキックを豊富に繰り出した。シウバはそれらを不機嫌そうに受け流していたが両者の攻防は明らかにペースが低下した。ラウンド後半に入り、シウバは攻撃を仕掛けるが、それも長い時間は続かなかった。

最終ラウンド、ディアスはディアスはシウバを乱打戦に持ち込もと、元ミドル級王者の眼前に自身の顎を突き出しても見せた。しかしシウバのペースは崩れず、2分が経過したあたりで一発の左を顔面に被弾したのをきっかけに、豊富な手数を繰り出しながら前に出始めた。ディアスには劣勢を挽回しようとする必死さが見られる様になると、シウバはこれまでの対戦相手達にして来た様な形ではディアスにダメージを与えていなかったものの、あたかもフィニッシュを狙うかの様な猛攻を繰り出した。そして試合終了のブザーが鳴り響くと両ファイターはその両腕を突き上げ自身の勝利を誇示したが、判定を待つまでもなくこの試合の勝者が“ザ・スパイダー”である事に疑問を挟む余地はなかった。もっとも、いつもの様にディアスはその事には同意しなかった。

「全てのラウンドを穫っていると感じていた。」ディアスは続けた。「アンデウソン・シウバの事は大好きだ、素晴らしい奴だ。ジャッジの奴らは俺の態度が気に食わない事があるようだ、だけど相手をその気にさせないと俺の試合にはならないからな。」

この勝利でシウバは34勝6敗、31歳のディアスは26勝10敗1ノーコンテストとなった。