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水垣、サクラメント大会でワインランドに無念のTKO負け

日本時間2016年12月18日(日)にアメリカ・カリフォルニア州サクラメントのゴールデン1センター で開催されたUFCファイトナイト・サクラメント大会のアーリープレリムの試合レポート

バンタム級 5分3ラウンド
エディ・ワインランド vs. 水垣偉弥

日本時間2016年12月18日(日)にアメリカ・カリフォルニア州サクラメントのゴールデン1センター で開催されたUFCファイトナイト・サクラメント大会のアーリープレリム・メインカードに日本の水垣偉弥が出場し、米国のベテラン、エディ・ワインランドと対戦した。

水垣はバンタム級14位、ワインランドは同級13位と近いポジションにある者同士の対戦を制し、再びランキングを上げてゆく足掛かりとしたい水垣だったが、試合が始まると1ラウンド中盤にワインランドの右が立て続けに命中。ダメージはそれほどではなかったように思われたものの、水垣は無念のTKO負けに終わった。

ガード下げたまま飛び込みながらのパンチを狙うワインランドに対し、水垣はそのつど頭の軸をずらしてカウンターを狙う。一分少々で水垣が前に出始めるが、ワインランドは水垣の右へと回り込み、水垣にコンビネーションを許さない。残り時間2分、横へとすれ違いながらのワイドマンの右が水垣の側頭部を直撃!尻餅をついた水垣にワインランドが襲い掛かるが水垣はすぐに立ち上がる。いったん距離を取ったワインランドはすぐに距離を詰めると、先ほどと同じ角度から右のフックを強振!水垣はこれに反応しガードを上げるがこの一撃が顔面をかすめると再び尻餅をついてしまう。水垣は倒れこみながらも片足タックルに入ったように見えたがレフリーのエドワード・コラーテスは両者の間に割って入り、TKOによる試合のストップを宣告、時間は3分4秒だった。

この結果、勝者のワインランドは23勝11敗1分け、水垣は21勝11敗2分けとなっている。
フライ級 5分3ラウンド
ヘクター・サンドバル vs. フレディ・セラーノ

オーソドックスから右のキックをダイナミックに振り回すセラーノの周囲をサンドバルはスタンスを左右にスイッチしながら左右に回り込む。1分少々距離を取っていたサンドバルだが、パンチで相手を下がらせると豪快な両足タックルで相手を釣り上げるとマットに叩きつける!すぐに立ち上がったセラーノだが、サンドバルは至近距離での打ち合いでもテイクダウンとパンチを素早くきりかえ、セラーノに左フックを効かせると、片足タックルから背後に回り込む。これを振りほどいたセラーノだが、サンドバルは相手の正面で様々なフェイントを仕掛け、攻防の主導権を渡さない。残り時間30秒でセラーノが胴タックルで組み付くが、サンドバルはこれを潰して相手を突き放す。

セラーノの走り込みながらのローキックにストレートを合わせたサンドバルは、慌ててタックルで飛び込む相手をガブるとギロチンに捉えて締め上げる。極まりはかなり深そうに見えたが、何とかこれを振りほどいたセラーノ。攻防がスタンドに戻るとその足は完全に止まり、軽やかなフットワークを見せるサンドバルとは対照的だ。残り時間1分、セラーノが支え釣り込み足でサンドバルを転がすが、サンドバルは素早く立ち上がり、そのプレッシャーは緩まらない。

開始早々両足タックルで飛び込んだサンドバルはこれを成功させるが、セラーノは何とか立ち上がる。セラーノは豪快なパンチとローキックを繰り出すが、サンドバルは時に距離を取り、時にカウンターを狙い相手にコンビネーションの機会を与えない。残り時間3分、サンドバルもスタミナをセーブし始めたように見えるものの、要所でのアタックと豊富なフェイントで最後までセラーノに踏み込ませなかった。

ジャッジの判定は30-27、30-27、そして29-28でヘクター・サンドバル。元オリンピック・レスラーのフレディ・セラーノから何度もテイクダウンを奪い、全局面で圧倒したサンドバルがその戦績を13勝3敗と伸ばしUFC初勝利を記録した。対するセラーノは3勝2敗となった。
ウェルター級 5分3ラウンド
ボヤン・ベリチコビッチ vs. スルタン・アリエフ

ジリジリと距離を詰めてくるオーソドックスのアリエフに対し、ボヤスケビッチは左手を前に突き出しキックを繰り出しながら回り込む。残り時間2分、それまで全く攻撃を繰り出さなかったアリエフが、ゆったりとしたジャブで距離をつめると片足タックルで突進し、間髪入れずにテイクダウンを成功させる。すぐにアリエフの右手をアームバーで脅かしたボヤスケビッチだが、アリエフはじっくりと時間をかけて右腕を引き抜くと、立ち上がったボヤスケビッチを金網に押し付けラウンドを終える。

ラウンドが始まるとベリチコビッチは左ストレート、アウトロー、それに左ミドルを織り交ぜ積極的に前に出る。 これをじっくりと見ていたアリエフは残り時間3分30秒に胴タックルで組み付き、双差しからの大内刈りで綺麗にテイクダウンを成功させるとコツコツとパウンドを落とし始める。アリエフは立ち上がろうと暴れるベリチコビッチの背後に回り込もうとするが、ベリチコビッチは何とか立ち上がる。しかしアリエフはベリチコビッチを逃さず両足タックルで再び相手をマットに引き戻す。ここはベリチコビッチが下からの積極的な仕掛けでアリエフにパウンドを許さない。

ベリチコビッチが両足タックルで飛び込むが、アリエフは倒れない。アリエフが両足タックルで飛び込むと、一瞬上を取りかけたベリチコビッチは相手のバックを伺うが、ここもアリエフがこらえてしっかりとトップを奪取。相手の脇を刺して立ち上がりたいベリチコビッチだが、アリエフはハーフガードでしっかりと密着し細かなパウンドを落とし、そのチャンスは訪れない。立ち上がることを諦めたベリチコビッチのサブミッションを潰したアリエフが、サイドに回ったところで試合終了。

ジャッジの判定は30-27、30-27、28-29と別れたものの、スルタン・アリエフを勝者として支持。ほとんど2年間戦列から離れていたアリエフが危なげのない戦いぶりでその戦績を14-2と伸ばすと、UFC初勝利を記録した。対するボヤン・ベリチコビッチは14勝4敗1敗となった。