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ソウザとサイボーグが圧勝! ショーグンも勝利

日本時間5月15日(日)、ブラジル・パラナ州クリチバにあるアレナ・ダ・バイシャーダで行われたUFC198におけるメインカード(セミメインイベントまで)の試合レポート。

【セミメインイベント】
ミドル級 5分3ラウンド 
ホナウド・ソウザ vs. ビトー・ベウフォート




ランキング2位、ジャカレことソウザは、前回はヨエル・ロメロと大接戦を繰り広げたうえ判定1-2で惜敗している。

対する大ベテランの39才ベウフォートは、現在ランキング3位。前回はダン・ヘンダーソンとのレジェンド対決を僅か2分で制している。ソウザを倒したロメロが薬物検査に引っかかってしまった現在、次期挑戦者決定戦というべきカードが実現した。

1ラウンド。前に出るオーソドックスのソウザに対し、サウスポーで回るビトー。ソウザは組み付くが、ビトーは脇を差して対処し、やがて突き放す。その後ソウザは右フックを振ってからダイブしてビトーの足を取ってのテイクダウンに成功。ハーフで胸をあわせて抑え込むと、強烈なヒジとパウンドを落としてゆくと、ビトーの鼻の上から出血が。それを見たレフェリーがドクターにチェックを命じた。

再開後、パスを仕掛けたソウザに対して、ビトーはすかさず体をひねって立ち上がることに成功。それでもソウザが組み続けると、ビトーは自分から引き込んで下に。ソウザは腰を上げて上からパウンドを連打。ダメージを与えながらマウントを取ったソウザは、さらに容赦ないヒジ、鉄槌。パンチを連打。まったく動けなくなったビトーを見て、4分38秒でレフェリーが試合を止めた。

圧倒的なグラップリング力とパウンドの破壊力を見せつけたソウザは「まずは神に感謝したい。大きな試練が与えられるたびに、僕はベストを尽くして自分自身を乗り越えられるんだ。僕はタイトルに挑戦する資格があると思う。ぜひとも(現王者の)ルーク・ロックホールドをフィニッシュしたい。前回の彼との試合では、一人のジャッジはあの日はじめて試合の採点をして、全ラウンドを彼に付けたんだよ。全くバカげてるよ!」と、王座取りを宣言した。


女子バンタム級 5分3ラウンド 
クリスチャン・サイボーグ vs. レスリー・スミス




待望のUFC初参戦を果たすサイボーグは、元ストライクフォース王者にして現インヴィクタ王者。圧倒的な肉体から繰り出す破壊的な打撃をもって、ここのところ3試合連続で一本勝ちを飾っている。対するスミスのUFC戦績は2勝2敗。しかし3月には中井りんに快勝しており、勢いに乗ったままキャリア最大の強敵との対戦を迎える。

1ラウンド。両者オーソドックス。ジャブでプレッシャーをかけるサイボーグは、回るスミスに対して鋭い右ストレートやミドルを放つ。さらに距離を詰めたサイボーグは、左右のフックをクリーンヒット! ダウンしたスミスにパウンドで畳み掛けると、1分21秒でレフェリーが試合を止めた。

期待通りの圧倒的な強さでオクタゴンデビューを飾ったサイボーグは、「来てくれたみんなに御礼を言いたいです。夢が叶いました。クリチバでの初めての試合で、対戦相手のレスリーにも感謝を。私はインヴィクタの王者だからそのベルトも防衛したいし、UFCでも試合をしたいと思います」と語った。  

ライトヘビー級 5分3ラウンド 
マウリシオ・フア vs. コーリー・アンダーソン




日本でもおなじみ「ショーグン」ことフアは、昨年8月にアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラとのレジェンド対決に判定勝ちして以来の登場。今回はホームタウンであるクリチバでの凱旋試合だ。対するアンダーソンは、最近3連勝と波に乗っており、今年の3月にもトム・ローラーに快勝している。

1ラウンド、オーソドックスに構える両者。オクタゴン中央を取ったショーグンの強烈な右ローが幾度もヒットする。対するアンダーソンも、時間が経つにつれて体が温まってきたか、リーチを活かした右ストレート、左フックを当てる。しかし終盤、距離が詰まった際にショーグンの左フックがヒット! 倒れたアンダーソンにパウンドの猛攻を仕掛けるなかでラウンドが終了した。

2ラウンド。ショーグンは右ローを当てるが、アンダーソンは見事なタイミングでテイクダウンに成功。しかしショーグンも立ち上がってみせた。アンダーソンは再びシングルレッグでテイクダウンを狙うが、ショーグンはそれを切る。その後もアンダーソンはパンチからのテイクダウンを狙うが、ショーグンは倒されてもすぐに立ち上がる。終盤、アンダーソンのローにあわせたショーグンの右ストレートがヒットし、アンダーソンがダウン! さらにパウンドを放っていったところでラウンドが終了した。

3ラウンド。組み付いたアンダーソンは、ボディロックからテイクダウンに成功。ガードを取ったショーグンにパウンドを落としてゆく。やがてガードを解いたショーグンは距離を取って立りあがり、 スタンドでローを放つ。アンダーソンは再び組み付いてのテイクダウン狙い。試合時間が少なくなってもアンダーソンはショーグンを金網に押し付けてのテイクダウン狙いにこだわり続け、それをショーグンが防ぐなか試合は終了した。

判定は2-1(29-28、28-29、 29-28)でショーグンに。1、2ラウンドの終盤でダウンを奪ったことが決定打となった。地元の大歓声に包まれたショーグンは「相手が強いのは分かってたけど、僕はここクリチバを代表して戦ったんだ。僕はすでに二度も王者となって満足している。僕が戦うのはただ好きだからさ。この試合を亡くなった師に、そしてやはり亡くなったハファエル・コルデイロ先生のお母様に捧げたい」と語った。

ウェルター級 5分3ラウンド 
ワーレイ・アウヴェス vs. ブライアン・バーバリーナ




TUFブラジル3覇者のアウヴェスは、現在まで10戦全勝、UFCでも3連勝中だ。対するバーバリーナは、前回期待の若手セージ・ノースカットと対戦、ヴォン・フルー・チョークの要領で締め上げる肩固めで勝利し、多くの人々を驚かせてみせた。

1ラウンド。いきなりパンチで距離を詰めたアウヴェスは、バーバリーナの蹴りを掴んで崩すとすぐに引き込んでギロチンへ。やがてバーバリーナが頭を抜くとアウヴェスも立ち上がる。スタンドに戻ると、アウヴェスはさらに前に出て、強烈な右ミドルと左右のボディ、右アッパーをヒット。サウスポーのバーバリーナも辛抱強くパンチを打ち返していった。

2ラウンド。またしても距離を詰めるアウヴェスが右ミドル、右ストレートをヒット。バーバリーナもボディを打ち返し、また近距離でヒジを当ててアウヴェスを出血に追い込んでみせた。後半になるにつれ、やや動きが落ちてきたアウヴェスに対し、バーバリーナが前に出てワンツーを当てる場面が目立ってきた。

3ラウンド。空中二段蹴りを放とうとしたバーバリーナがスリップすると、アウヴェスはすかさず襲いかかるが、バーバリーナは立ち上がってケージ際で体勢を入れ替える。アウヴェスは飛び膝を放つが、距離が詰まって首相撲の攻防になると、バーバリーナがヒジを連続でヒット。その後も、積極的に手を出し続ける両者による激しい打撃戦が続くことに。バーバリーナが左アッパーを当てれば、アウヴェスも左フックをヒット。お互い譲らないまま熱闘が終了した。

判定は3-0 (三者とも29-28)でバーバリーナに。この日非ブラジル人として初勝利を挙げた勝者は「僕はアンダードッグである(不利を予想されている)ことには慣れているんだ。向こうがタフでどんどん攻めて来るのは分かっていたけど、僕も同じようにタフで攻めてゆくタイプだから、同じように戦ったよ。世界最高の僕のチームに感謝したいね。コーチに「勝つために全てを出し切れ」と言われたから、その通りにしたんだ。良くしてくれたクリチバの人たちにありがとうと言いたいし、また戻ってきたいね」と語った。