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ステージ上のジョーンズとコーミエは険悪ムード

月曜日に行われ、スター選手が集結した“ザ・タイム・イズ・ナウ”記者会見の間、米国現地時間1月3日に開催されるUFC 182でベルトを賭けて対戦するUFCライトヘビー級王者のジョン・ジョーンズとダニエル・コーミエの両者は一見穏やかに見えた。しかし、二人はその言葉に苛立を隠さず、両者の間に漂う緊張感は明らかなものだった。< br>
MMAで対戦する事は無い、と以前は考えられていた両者。トップコンテンダーのアレクサンダー・グスタフソンが負傷により戦線を離脱した為に実現した白熱した宿敵同士の対戦がアナウンスされる数ヶ月前から両者は互いに相手への侮蔑をなんとか抑えていた。

Jones (left) and Cormier at MGM melee in August 乱闘騒ぎの後、ネバダ州アスレチック・コミッションによる試合の延期。さらにジョーンズのトレーニング中の半月板の損傷からの回復を待ち、ついに米国現地時間1月3日(日本時間翌4日)にラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催されるUFC 182のメインイベントでジョーンズとコーミエはその因縁に終止符を打つ事が決定した。

Q&Aセッションの間、コーミエは両者の一連のやり取りに関して、果たしてそれが自身のモチベーションを上げることになるのか、それとも単に自身を疲弊させることなのかと問われ、「世界最高のパウンド・フォー・パウンドと言う男と闘う事以外のモチベーションなんて必要ないだろう。あんなことはモチベーションにはならなかったよ。俺はどのみちやる気だったからね。」

「皆が彼をイライラさせようと考えているのか?って訊いてくるけど、俺はそれは正に良い事だとは思わないね。ラシャド(エヴァンス)は彼をイライラさせて、そしてボコボコにやられたんだ。俺がエキサイトするのは最高のジョン・ジョーンズと闘えることなんだ。だから俺は彼に一層ハードにトレーニングして、もっと集中してもらう様に促す必用があるね。1月3日、彼と闘うのが待ちきれないよ。」

一方のジョーンズは“嫌いな奴”と闘う事はモチベーションになると言い放った。「そうだな、俺は相当燃えたね。奴だって燃えた筈だ。」とジョーンズは語り、さらに自身のヒザはその動きを完全に取り戻すまで90パーセントのところまで来ていると付け足した。

「1月3日には完全な状態を見る事が出来るぜ。」その言葉を発端にジョーンズとコーミエはーUFCプレジデントのデイナ・ホワイトが睨みつけるのも意に介さずー再び言葉の応酬を繰り広げ始めた。

「俺がしゃべり終わるのを待ってもらえるか?ほんの1秒だ。」コーミエは壇上のジョーンズの方向を見ながら尋ねた。

「言えよ、デカいの。」ジョーンズが作り笑いと共に答えると観客もつられて笑う。コーミエがこれに応じて、「1月3日...、1月3日。」

Jones (left) and Cormier during Time is Now staredownそこにジョーンズが割って入る。「王者はまたも...、」コーミエがすかさず、「新たなライトヘビー級王者...」観客はドッと笑った。

今年の9月に開催を予定されていたUFC 178でジョーンズ対グスタフソンだが、半月板の損傷によりスウェーデンの人気ファイターが戦線離脱。そのため世界最高のパウンド・フォー・パウンドと目される男との決着をつける為にライトヘビー級へ階級を落として来たコーミエに扉が開かれた。

8月のMGMグランドホテルでの両者のステアダウンを撮影している際に、互いの頭がぶつかった際にコーミエがジョーンズを後方へ突き飛ばすとこれにジョーンズが応じ、両者の確執は殴り合いの乱闘と言う形で爆発した。ジョーンズが数発の激しいパンチで応じ、両者はもつれる様にステージの後幕の裏側へ落下した。

この不名誉な乱闘騒ぎに対してネバダ州アスレチック・コミッションはジョーンズに5万ドル、コーミエには9千ドルの罰金と社会奉仕活動のペナルティを宣告した。