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ダンヘン激勝! ポワリエ、ホロウェイも見事な勝利

UFC 199 メインカードの試合レポート。

フェザー級 5分3ラウンド
マックス・ホロウェイ vs. リカルド・ラマス


サウスポーのホロおウェイがオクタゴンの中央に進み出ると、オーソドックスに構えたラマスは相手のパワーサイドに回りながら、多彩なキックを繰り出しながら、時折パンチで飛び込む機会をうかがっている。しかしホロウェイは相手の動きをよく見て、的確なパンチで相手の足を止めるとすぐに鋭いパンチの連打でラマスを金網に釘付けにする。ラウンド中盤、ラマスが両足タックルに飛び込むが、これはホロウェイにしっかり潰されてしまう。その後も片足タックルに飛び込み、なんとか試合の主導権を奪い返そうと試みたが、逆にホロウェイがパンチからの後ろ回し蹴りを命中させるなど、優勢を強く印象付ける中第1ラウンドが終了した。

第2ラウンドになっても試合の流れは変わらない。至近距離で相手の動きをよく見るホロウェイの的確なパンチにラマスは厳しい戦いを余儀なくされている。ラウンド中盤、時折オーソドックス・スタンスも見せていたホロウェイがその手数を猛烈に増やし、ラマスの顔面がなんども跳ね上がる!ラマスがタックルで攻防をグラウンドに移行させようとしても、ホロウェイは鋭く反応し、ラマスを潰すとその首をチョークで脅かす。

後がないラマスは何度もワンツーで飛び込み勝利の糸口を探るっているが、ホロウェイは崩れない。ラウンド中盤過ぎから、勝利を意識したのかホロウェイがやや圧力を弱め始めるもののラマスに決定的な機会は訪れない。残り時間10秒、それまで距離を取っていなホロウェイが、オクタゴンの中央のマットを指差し「ここでやろう」と呼びかけるとラマスはその要求にすぐに反応。両者はオクタゴンの中央で完全にノーガードで殴り合う!会場のファンがこの両者に大声援を送る中、見どころ満載のフェザー級戦が終了した。

ジャッジの判定は三者とも30−27でハワイのマックス・ホロウェイを勝者として支持。戦績を16勝3敗と伸ばしたランキング4位のホロウェイは、「次にタイトルに挑むのを見たいのは誰だ?マックス・ホロウェイだろ!」と叫び場内を大いに盛り上げた。何度も厳しい状況に陥りながらも、最後まで食い下がった元タイトル・コンテンダー、シカゴのリカルド・ラマスは16勝5敗と戦績を落とした。

ミドル級 5分3ラウンド
ダン・ヘンダーソン vs. ヘクター・ロンバード



ヘンダーソンの強打を警戒してか、ロンバードは珍しくテップを踏みながら、ジリジリと距離を詰める。ヘンダーソンは相手のパワーサイドにジリジリと下がりながらも、ロンバードが飛び込見に素早く反応し、頭を下げながら必殺の右を繰り出し迎え撃つ。残り時間3分、ロンバードの顔面をヘンダーソンの右が撃ちぬき、ロンバードが棒立ちになりながら後退る!大歓声に背中を押されたヘンダーソンが追撃を狙って即座に距離を詰めると、その後の打ち合いではロンバードの左がヘンダーソンの顎先を打つ抜き、試合の流れを一変させる。このピンチを組みついて凌ごうとするヘンダーソンを、ロンバードはたやすく投げ倒すと、サイドポジションでガッチリ押さえ込みながらヘンダーソンの左腕を関節技で脅かす!なんとか暴れて立ち上がったヘンダーソンはその後も金網際でロンバードの強打に曝され、今にも試合がストップされるのではないかと誰もがハラハラするような状況の中、第1ラウンド終了のブザーが場内に鳴り響いた。

ローキックから右につなげたいヘンダーソンがジリジリと距離を詰めるとロンバードはこれを凄まじいスピードのミドルで迎え撃つ。数発のローで相手の意識を下に集めたヘンダーソンがここでまさかのハイキック!この一撃をまともにもらいながらもなんとか蹴り足を捉えたロンバードにヘンダーソンは片足立ちのまま、振り向くような動作とともに右のヒジを一閃!このヒジが綺麗にロンバードの側頭部を捉え、ヘンダーソンはマットに昏倒した相手に覆いかぶさりながら猛烈な右ヒジを振り落とす。即座にレフリーのハーブ・ディーンが両者の間に割って入り、2ラウンド1分22秒でKOに夜試合の終了を宣告した。

狂乱の1ラウンドを生き延び、みごとなKO勝利を披露したダン・ヘンダーソンは試合後のインタビューで「伝えたいことがある。今夜初めて俺の子供たち皆が試合を見てくれていたんだ。今後がどうなるかは分からないが、今夜の試合は俺の最後の試合になりえた試合だった」と述べた。 この一戦で、生けるレジェンドことダン・ヘンダーソンは32勝14敗、ヘクター・ロンバードは34勝6敗1分2ノーコンテストとなった。

ライト級 5分3ラウンド
ダスティン・ポワリエ vs. ボビー・グリーン



ガードを低くおろしたグリーンは何やらポワリエを挑発するように話しながら上体を振ってカウンターの機会をうかがっている。ポワリエはサウスポーから伸びのあるストレートとともに盛んに飛び込み、そこからワンツーへとつなげたり、強烈なローキックをグリーンの前足に叩き込んだりと多彩な打撃でグリーンに狙いを絞らせない。両手を広げて挑発のそぶりを見せたグリーンにポワリエが左右のパンチで飛び込むと、グリーンはこれを片腕をあげつつ上体を振って凌ごうとしていたがポワリエの右をまともに被弾し真後ろに崩れ落ちる!すぐに相手に覆いかぶさりながら追い討ちのパウンドを繰り出すポワリエ!しかしここはグリーンは何とか立ち上がり、攻防をスタンドに戻すことに成功する。その後もガードを殆ど上げずに挑発を繰り返すグリーンを、残り時間2分少々のところでポワリエの左ストレートが綺麗に撃ちぬきグリーンがダウン!うつ伏せに倒れ動きの止まったグリーンを見たレフリーのジェイソン・ハーゾッグが1ラウンド2分53秒に試合の終了を宣告した。

ライト級転校後、これで4戦4勝、3つの1ラウンドKOと好調のダスティン・ポワリエは試合後にコメンテーターのジョー・ローガンに、試合中のボビー・グリーンの挑発の内容を問われると、「母さんにインタビューでは悪い言葉を使わないようにとさっきメッセージで言われてしまったので、ボビーが俺に何と言っていたのかはこの場ではあかせないよ」と煙に巻いて場内のファンを楽しませた。なお、この一戦でルイジアナのポワリエは20勝4敗、対するカリフォルニアのグリーンは23勝7敗となっている。