土曜、サンパウロのギナシオン・ド・イビラプエラにおいて開催されたファイトナイト大会のセミ・メインイベントにおいて、世界タイトル戦経験者のグローヴァー・テイシェイラがパトリック・カミンズを2ラウンドでKOし、ライトヘビー級タイトル再挑戦に向けてまた一歩前進した。1ラウンド、まずテイクダウンで先制したカミンスだったが、テイシェイラはすぐに立ち上がる。さらに同じ攻防が繰り返された後、スタンドでの打ち合いに。互角かと思われたが、やがてテイシェイラ左が当たりはじめる。そこでまたテイクダウンを狙って取ったカミンスだが、テイシェイラはまたしても立ち上がって、スタンドで攻撃を加える。それでもテイクダウンを決めるカミンスは、今度はテイシェイラが立ちあがった所に打撃を当ててカットすることに成功。そしかしそれでも終盤テイシェイラは猛攻を見せた。2ラウンド、勢いに乗った36歳のテイシェイラはすぐさま攻撃を開始。繰り出すほぼ全ての打撃を当ててカミンスを流血においこんでみせた。一方的に打ちまくると、やがてレフェリーのハーブ・ディーンが1分12秒で試合をストップした。 これでランキング4位のテイシェイラは24勝4敗に、9位のカミンスは8勝3敗となった。 トーマス・アルメイダ vs. アンソニー・バーチャックサンパウロ出身のバンタム級の急上昇株のトーマス・アルメイダが、アンソニー・バーチャック相手に豪快な1ラウンドKO勝利。ランキング8位のアルメイダはこれで戦績を21戦全勝とした。敗れたバーチャックは12勝3敗となった。 1ラウンド開始後、まず攻撃を仕掛けたのはバーチャックの方。しかし地元のアルメイダはより強烈な打撃を返してゆく。それによってさらに発奮したバーチャックも、さらに攻撃を当ててゆくが、ここでアルメイダの強烈な一撃がヒット。チャンスと見たアルメイダはラッシュをかけて強烈な右をヒットし、バーチャックは昏倒。4分24秒のことだった。 アレックス・オリヴェイラvs. ピオトル・ホールマンカリスマを誇るブラジルのライト級ファイター、アレックス・オリヴェイラの右が炸裂。3ラウンド、ピオトル・ホールマンとの接戦に終止符を打ったのだった。これでオリヴェイラは13勝2敗1分1ノーコンテストに、ホールマンは15勝5敗となった。1ラウンド、試合前にこれ以上ないほどリラックスして自信を覗かせていたオリヴェイラは、その態度のままオクタゴンに登場して変則的な打撃でホールマンをカット、試合をコントロールした。 2ラウンド、ホールマンはテイクダウンを取ることでオリヴェイラのリズムを崩すこと偽以降。しかしそこから有効な攻撃を繰り出せずにブレイクに。その後もう一度テイクダウンを奪ったホールマンは、今度は上から攻撃をみせた。 .3ラウンド、うまくスタンドをキープしていたオリヴェイラは、右ストレート一閃! 51秒で鮮やかなKO勝利を得た。 ラシド・マゴメドフ vs. ギルバート・バーンズこのライト級戦において、ロシア、ダゲスタン出身のラシド・マゴメドフがブラジル・リオ出身の"ドゥリーニョ"ことギルバート・バーンズに判定3−0(三者とも30−27)で勝利し、無敗の座から引きずり下ろしてみせた。これでマゴメドフは12連勝で通算19勝1敗に、バーンズは10勝1敗となった。1ラウンド、何度かテイクダウンを奪ってみせたバーンズだが、そのたびにマゴメドフは立ち上がっては正確なパンチと蹴りを浴びせていった。 2ラウンドも優勢に進めたマゴメドフは、強烈な右を数発ヒットしてバーンズがダウン。それでもなんとか持ちこたえたバーンズは、3ラウンドに逆にラッシュを試みるが、打撃の練度に勝るマゴメドフを切り崩すことはできなかった。 コーリー・アンダーソン vs. ファビオ・マルドナドライトヘビー級14位のコーリー・アンダーソンが、レスリングとボクシングを交えた攻撃で、ランキング12位、もとTUF優勝者の攻撃を完封し、判定3−0(三者とも30−27)で勝利を得た。1ラウンド、ボクシングに冴えを見せるアンダーソンは、テイクダウンにつないでみせる。数発パウンドを受けながらも立ち上がったマルドナドだが、またしても打撃をテイクダウンを貰ってしまった。 2ラウンド、ラッシュをかけたマルドナドだが、すぐにテイクダウンで止められてしまう。その後試合は膠着を経て、アンダーソンがテイクダウンで主導権を握っていった。 3ラウンド、アンダーソンは出入りの激しいボクシングとレスリングで削る戦法を継続。マルドナドの攻撃をほぼ完封してみせた。 今回負傷したトム・ロウラーの代役出場を果たしたアンダーソンはこれで8勝1敗に、フロリアノポリス出身のマルドナドは22勝9敗となった。