日本時間2016年7月10日(日)に米国ネバダ州のラスベガスに新設されたT-Mobileアリーナで開催されたUFC 200のメインイベントの試合レポート。
日本時間2016年7月10日(日)に米国ネバダ州のラスベガスに新設されたT-Mobileアリーナで開催されたUFC 200のメインイベントでブラジルのストライカー、アマンダ・ヌネスが女子バンタム級王座をかけてミーシャ・テイトに挑戦した。 長らくUFC女子バンタム級の絶対王者として君臨したロンダ・ラウジーを圧倒的なKO劇で粉砕したホリー・ホルムから、本年3月に念願の王座を奪取した女子MMA界のパイオニア、ミーシャ・テイトに対し、ヌネスは序盤からその得意の打撃を駆使して優位に試合を進めるとリアネイキッドチョークで試合を決着して見せた。 ブルース・バッファーのコールを受けると鋭い雄叫びをあげたテイトは集中力のみなぎった表情見せるが、そのしつこいタックルをヌネスはしっかりと切ってテイトを突き放す。テイトは得意のグラウンドに持ち込むべく、何度もテイクダウンを仕掛けるが、組み際の突き上げるようなジャブ、そして離れ際のかぶせるような右ストレートを被弾し攻防の主導権が握れない。 スタンドでの攻防ではヌネスの鋭いパンチがテイトを襲い続け、ラウンド中盤にはすでにテイトの顔面は流血で真っ赤に染まっている。度重なるパンチを浴びて動きの落ちたテイトは下半身の力が抜け、マットにしゃがみこむように倒れこむ。すかさず距離を詰めたヌネスは即座にそのバックを奪うとがっちりと右腕をテイトの喉元に食い込ませ、1ラウンド3分16秒にミーシャ・テイトからタップアウトを引き出した。 試合後にヌネスは「10年間、これを実現するために人生を捧げてきた。ミーシャはタフだったわ。ああ、でも私が王者なのよ!」と語り、素直にその喜びを表現した。 一方、戦前は有利を予想されながら、持ち前の粘り強さを発揮する間もなく王座から陥落してしまったテイトは「彼女は前半勝負を仕掛けてくる1ラウンドが危険なファイターだけど、ミスを犯してしまった、大きな代償を支払うことになったわね。試合を見に来てくれたみんな、サポートを本当にありがとう。みんなのサポートは私にとって世界そのもの。強くなって戻ってくることを約束するわ、私はいつだってこんな時はより強くなって戻ってくるの」とファンへ感謝の言葉を述べるとともにその復活を誓った。 なお、この結果新たなUFC女子バンタム級王者となったアマンダ・ヌネスはその戦績を13勝4敗と伸ばし、ミーシャ・テイトは18勝6敗となった。