UFCファイトナイト・ピッツバーグ、メインイベントの試合レポート
日本時間2月22日(月)にペンシルバニア州ピッツバーグにあるコンソル・エナジー・センターで開催されたUFCファイトナイト・ピッツバーグのメインイベントで実現した二人の゛カウボーイ”対決では、ウェルター級初挑戦となった米国のドナルド・セラーニ(米国コロラド州出身、29勝7敗1ノーコンテスト)が、それまで3連勝と快進撃を続けていた同級のブラジル人ファイター、アレックス・オリベイラ(ブラジル出身13勝3敗1分け1ノーコンテスト)を寄せ付けず、見事な1ラウンドでのフィニッシュ勝利を披露した。 試合開始前に笑顔のオリベイラの握手に応じたセラーニには昨日の公式計量の場で見せていた笑顔は既にない。試合開始とともに距離を詰めたオリベイラはセラーニを首相撲にとらえると金網に押し込む。四つで組み負けながらも落ち着き払ったセラーニがオリベイラを首相撲にとらえようとしたところでオリベイラが距離を取り、両者は打撃の攻防へ。オリベイラがパンチで距離を詰めるとセラーニはすぐに胴タックルで込みつくが、オリベイラはこれを振りほどく。残り時間3分、オリベイラの飛び込みの左右を被弾したセラーニだったが、その直後に両足タックルでオリベイラをテイクダウン!するするとポジションをマウントまで進めると、瞬く間にオリベイラをトライアングル・チョークにとらえて引き込むと、下からがっちりと締め上げる。為す術のないオリベイラは即座にタップ。試合は1ラウンド2分33秒だった。 UFC史上最多ローキック命中数(251発)を誇り、数々の劇的なKO勝利を記録するなどその鋭い打撃で知られるセラーニだが、デビュー直後の15勝のうち12勝はサブミッションによるもの。UFCでのチャールズ・オリベイラ戦がセラーニにとって初めての打撃による勝利だというのが実際のところ。自身8度目となるトライアングル・チョークでの勝利で、伝家の宝刀のその変わらぬ切れ味を見せつけた。 ライト級で10連勝を記録し、昨年12月には同級の王者ハファエル・ドス・アンジョスの保持する王座にも挑戦したセラーニは再び悠然と勝利街道を歩み始め試合後にこう語った。 「痛い思いをしたい奴は名乗りを上げてくれ。相応しい奴を一人知っている」