コナー・マクレガーのスタイルはオクタゴンの中でも外でも派手で、なおかつ強がりばかりだ。 マクレガーがライト級タイトルを狙うのと同じ3月のUFC 196で初めての防衛戦に挑むホリー・ホルムはその真逆にいる。とても礼儀正しく、穏やかだ。 ハファエル・ドス・アンジョス対マクレガー、ホルム対ミーシャ・テイトの2試合はアプローチもまったく違えば、雰囲気も完全に異なっている。 口撃が相次ぐ対戦の一方で、尊敬の上に築き上げられる試合がある。とはいえ、どちらの試合も見逃せないことに違いはない。ライト級タイトルマッチと女子バンタム級タイトルマッチが組まれたUFC 196はラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで日本時間3月6日(日)に開催される。 先月のチケット販売に合わせて開かれた記者会見で、“ザ・ノートリアス”ことマクレガーがドス・アンジョスに論争を仕掛けるまでさほど時間はかからなかった。ドス・アンジョスの母国ブラジルに対する忠誠心に疑いの目を向けるマクレガーはドス・アンジョスがそれほど優れたファイターではないと語りつつ、話題は宗教にまで及んだ。 「こいつはタイトルを持っている。それ以外は何も持っちゃいないくせに、タイトルだけは持っていやがる。タダのテレビ用ファイターだし、その金のベルトを除けばオレにとって何の意味もないヤツだ。自分の勝ち負けを語るのは別にいい。でも結局、あいつはKOされる闇を味わっている。3月にもきっとまたそれを味わうことになるだろう」 一方、試合に向けたアプローチをまったく変える気配のないドス・アンジョスがこの日、マクレガーの口撃に答えることはほとんどなかった。ブラジル出身の王者ドス・アンジョスはマクレガーが放つ侮辱をすべて受け流し、UFC 196の本番の舞台でそれに応える戦いを見せてやると述べている。 先ごろ、“MMAアワー”でアリエル・ヘルワニと対談したドス・アンジョスは来るタイトルマッチについて言及、マクレガーが言葉の爆弾を投下し続ける中でどのように冷静さを保てたのか解説した。
「あの男は高い服を着飾って、最高の車に乗っているだけで自分が優れていると思っている。でも、彼は低脳でいかがわしい人間だ。彼は俳優なのさ。(UFC 196で)舞台に上がったら、話はしない、戦うだけだ」 「彼は残りの人生を通してライト級の悪夢を見るんじゃないか。3月5日、この男に拳を突きつけてやる。彼はきっとすべての代償を支払うことになるだろう」 片や、もうひとつのタイトルマッチに挑むファイター、ホルムとテイトは互いに向ける尊敬を示し続けている。 タイトルマッチ挑戦のチャンスを失ったテイトは次の試合が王座を奪われたロンダ・ラウジーとの一戦になると思っていたと明かす。それでも、物事がうまく回り始めたとも認め、自身が尊敬してやまない相手と戦えることに安心感を覚えるという。 「ホリーはどんな競争レベルにも上がるファイターだと思うし、だからこそ、彼女はあそこまで危険だと思われているんじゃないかしら。私は尊敬の念を抱くことが大事だと思っているし、ホリーは真のスポーツ選手よ。今回の試合、マッチアップはとても気に入っているの。ロンダ戦じゃないところや、あらゆるドラマを経験しないで済むってところがちょっと新鮮ね」 ホルムもまた、テイトが新たな最高のチャレンジだと語っている。 UFC 196関連情報:【動画】 2016年プレビューショー:ホリー・ホルム | | UFCランキングレポート:2016年の見どころ | UFC 193を振り返り | UFC 194:コナー・マクレガーのバックステージインタビュー | マクレガーに挑むドス・アンジョス | 映画撮影に臨むホルム&テイト | マクレガーとホルム、新王者が挑む新たなる戦い | ホリー・ホルムの新女王ライフ | ファイタープロフィール:コナー・マクレガー、ホリー・ホルム、ハファエル・ドス・アンジョス、ミーシャ・テイト「ミーシャ・テイトは(ロンダ・ラウジーと)まったく異なるファイター。混戦にとても強いわ。それに技術に関して言えばロンダよりもたくさんのリング経験がある。だから彼女は別のものを用意してくると思うし、私にとってはとても大きなチャレンジになる。ただ、私は最高の相手と戦うのが好き。そうすれば自分も最高の力を出せるから」