UFC 185メインイベントの結果は以下の通り。
土曜日の夜にアメリカン・エアライン・センターで開催されたUFC 185のメインイベントが行われるまで、挑戦者のハファエル・ドス・アンジョスは王者アンソニー・ペティスにとっての脅威とは見做れていたが、果たして彼がペティスを王座から引き摺り下ろすことを予見していた者はどれほどいたのだろうか?5ラウンドの試合を通じて、ブラジルのドス・アンジョスはその実力に疑問を持っていた全ての人々と、そしてペティス本人を驚かせる非の打ち所のないパフォーマンスを発揮するとユナニマス判定で勝利しUFCライト級タイトルをその手に納めた。三人のジャッジ全てが試合を50−45と採点し、30歳になるドス・アンジョスを勝者として支持。ドス・アンジョスはこの勝利でその戦績を24勝7敗と伸ばした。「驚く程の神の祝福だ。」リオデジャネイロ出身のドス・アンジョスは試合後に語った。「私はどん底から這い上がって来た。メインイベントで闘い、UFCの王者になることができるなんて!この舞台に立つ事を想像する事すら出来なかった。」「1ラウンドに彼の左を被弾してからずっと右目が見えなくなってしまった。」18勝3敗となった28歳のペティスは続けた。「言い訳にもならない、奴はモンスターだ。俺はジムに戻って鍛え直すだけさ。」初めての世界タイトル戦にも関わらず、固さの見えないドス・アンジョスは即座に距離を詰め、左ミドルと数発の左のパンチをペティスに叩き込み、ペティスの右目は早くも腫上がった。ミルウォーキーのペティスは多彩な攻撃を駆使してドス・アンジョスとの距離を保とうとしたものの、ブラジリアン・ファイターの強烈な打撃の数々がペティスに命中し続け、ドス・アンジョスは残り時間1分に金網際に押し込んだ所からのテイクダウンを成功させると、このラウンドの圧倒的優勢を印象づけた。2ラウンドに入ってもペティスはあらゆる事を試みドス・アンジョスとの距離を取ろうと奮闘したが、そのの前進を止める事ができなかった。攻防がグラウンドに持ち込まれるとドス・アンジョスの容赦のないパウンドが振り下ろされる。ペティスは下のポジションからのサブミッションに活路を見出そうとするものの、挑戦者はペティスがそのチャンスを得る事を許さなかった。3ラウンドに入っても依然として自身の勝利を確信している様に見えたペティスは、その代名詞とも言えるハイキックをドス・アンジョスに叩き込む事に成功したが、ドス・アンジョスはひるまずに前に出るとすぐにテイクダウンに成功した。ラウンド中盤にペティスは立ち上がる事に成功したが、ドス・アンジョスは密着したまま追いすがると、その攻防のあらゆる機会に至近距離からの打撃を繰り出し両者が離れるまでに相手の体力を削り続けた。ペティスは再度ハイキックを命中させる事に成功したが、ドス・アンジョスは二度のテイクダウンを成功させるとポイントを奪い返した。3ラウンドの何れも明確に落としたペティスは“フィニッシュ”と言うミラクルを必用としていたが、4ラウンドには二発の強烈なミドルを受けつつも、ドス・アンジョスはそれをペティスに与えそうになることは決して無かった。再びテイクダウンに成功したドス・アンジョスはサイドポジションからのキムラに王者を捉えたが、ペティスはこれをこらえると立ち上がり、この試合で初めてとなるテイクダウンに成功したものの、ドス・アンジョスは即座に下のポジションから脱出してみせた。最終ラウンドに入っても、ペティスは試合をひっくり返す為に奮闘したが、その努力はMMA大国ブラジルの11人目のUFC王者の誕生の最後の舞台を整えただけであった。