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TUF 15 エピソード10リキャップ

ジ・アルティメット・ファイター、シーズン15のウィークリー・リキャップ。


 ユライア・フェイバーとドミニク・クルーズを両チームのコーチに迎えて始まった『ジ・アルティメット・ファイター(以下、TUF)シーズン15』。今回はエピソード10を、私ダニエル・ダウンズと一緒におさらいしていこう。

 今エピソードも前週の振り返りでスタート。そしてすぐに場面は今夜2試合行なわれる準々決勝のプレビューに移る。ジェームズ・ヴィック(チーム・クルーズ)vsジョー・プロクター(チーム・フェイバー)、ジャスティン・ローレンス(チーム・クルーズ)vsマイケル・キエーザ(チーム・フェイバー)の2カードだ。

 ドミニク・クルーズはヴィックを高く評価しており、シーズンを制するのではないかと予想している。アシスタントコーチたちも同意の意味をこめて首を縦に振る。

 と、ここでデイナ・ホワイト会長が登場。彼の真剣な表情と、背景に流れる悲しいピアノの音色から、何かよからぬ事態が起こったのだと分かる。僕はてっきりサラ・マクラクラン(エピソード9参照)が登場して何かの寄付でも募るのかと思ったが、違った。なんと、ドミニク・クルーズが前十字靱帯を損傷し、ユライア・フェイバーとの対決がお流れになったというのだ。全員が目に見えて気落ちするなか、天性の楽観主義者であるクリス・ティックルは、「クルーズには俺たちがついてるぜ」と語る。うん、それは素晴らしいことだ。

 一方、チーム・フェイバーでは、ヴィックと対戦するプロクターが試合に向けて最終調整に入っている。フェイバーはプロクターがヴィックに勝つのは簡単ではないと語る。さらにプロクターの真の実力についても測り兼ねているようで、彼を「ワイルドカード」と表現する。ヴィックのリーチを殺すためにも、接近戦&テイクダウンを積極的に狙っていく構えだ。

 第1ラウンド、プロクターはゲームプランを実行に移せず、ヴィックが好きなようにジャブを当てる展開となる。プロクターは大振りの右を何度も繰り出し、両者共に顔面から出血するが、ヴィック優位のままラウンドが終わる。

 第2ラウンド、もうあとがないと判断したプロクターは一気に距離をつめ、パンチも命中しはじめる。そして3分45秒、ヴィックを捕まえると、リアネイキッド・チョークを繰り出す。しかし、ヴィックはなんとか逃れることに成功。判定で勝利し、準決勝へ駒を進めた。

 お次はマイケル・キエーザvsジャスティン・ローレンスだ。フェイバーはキエーザがリーチの優位を活かすためにスタンディングで戦うべきだとするが、当のキエーザはグラウンドでの勝負に持ち込みたいと語る。何故なら、ローレンスのグラウンドは「糞だから」だ。これに対し、フェイバーは「糞ではないが、うまくはないな」と控えめに同意する。なお、キエーザはローレンスが「お高くとまっている」と感じているようで、なんとかローレンスをぶっとばしたいと考えているようだ。

 次のシーンを見れば、その「お高くとまっている」という言葉の意味が分かるだろう。ローレンスは、周囲は自分のことを天性のアスリートだと褒めちぎるが、そんなことはない、この体は努力でつくったものだと反論する。彼はどうやら、話す内容にではなく、その話し方に問題があるようだ。そこには「こんなやつ、ぼこぼこにされちまえばいいのに!」と思わせる何かがある。

 ラウンド1はキエーザ優勢の展開。グラウンドに持ち込み、何度もサブミッションを試みる。クルーズはローレンスに対し、「何とか脱出しろ!」と叫ぶ。ところがそれも叶わず、キエーザはトライアングルに加え、エルボーを繰り出し始める。と、ここで終了のベル。ローレンスにとっては救いの鐘だ。

 ラウンド2はローレンスが得意のスタンディングの展開に持ち込み、キックを控えてボクシングに専念することでペースを握った。残り1分、ボディへの攻撃でキエーザにダメージを与えたローレンスだったが、距離を詰め過ぎてキエーザに捕まり、残りのラウンドをクリンチでやり過ごされてしまう。

 そして試合は延長第3ラウンドにまでもつれる。開始早々、ローレンスがテイクダウンを奪うが、キエーザの柔術スイープによってリバースされてしまう。マウントをとったキエーザは猛烈なグラウンド&パウンドを浴びせ、準決勝進出を決定させた。

 ジョン・アニクのインタビューのあと、翌週行なわれる準々決勝の第3、第4試合が発表される。第3試合ではチーム・クルーズのヴィンセント・ピシェルが、チーム・フェイバーのクリス・サウンダースと対戦。また、第4試合ではアンディ・オグルとアル・イアキンタのチーム・フェイバー同門対決となった。

 果たして、ドミニク・クルーズの怪我はコーチングに影響するのだろうか? チーム・フェイバーは同門対決によって亀裂が入ってしまうのか? 乞うご期待!