ジ・アルティメット・ファイター、シーズン15のウィークリー・リキャップ。
ユライア・フェイバーとドミニク・クルーズを両チームのコーチに迎えて始まった『ジ・アルティメット・ファイター(以下、TUF)シーズン15』。前回に続き、TUF15のエピソード4を、私ダニエル・ダウンズと一緒におさらいしていこう。
今エピソードは、前週の対戦のおさらいで幕を開けた。デイナ・ホワイト会長が、クリスティアーノ・マルセロのゲームプランを批判した一方、勝者ジャスティン・ローレンスを最高の格闘家と評した。マルセロは落ち込んでいるように見えたが、このシーズンはまだまだ先が長く、チームメイトのために尽くさなければいけないということは、彼も自覚しているだろう。
続いて、両コーチが次戦の対戦カード(アル・イアキンタvsマイルズ・ジュリー)について振り返ったが、クルーズは「(ジュリーが)自らイアキンタを倒すことを望んだ」と言って、ジュリーを擁護することなどはなかった。一方のフェイバーは、クルーズが背伸びし過ぎていると感じたようで、この組み合わせ発表を聞いたとき、喜びを隠せなかったとコメントした。
チーム・クルーズの練習シーンでは、ジュリーとスパーリングをしていたマイク・リオが膝を負傷。しかし、クルーズは「傷めただけだ。ケガじゃない」と決して同情を寄せることはなかった。練習後の自由時間には、アンディ・オーグルが恋人にラブレターを書き、クルックシャンクが口いっぱいに食べ物を頬張って休息を満喫する一方で、ジュリーが1人静かに過ごす様子が映し出されていた。
場面はフェイバー陣営に移動し、イアキンタの猛練習シーンへ。彼の頭の中には、防御のための戦術などまったく必要ないようだ。その後フェイバーは、チームのメンバーを集め、ライフ・コーチを招いてミーティングを行なった。更に、次週の対戦を見据えるフェイバーは、「若くなく、しかも負傷している」リオ(30歳。フェイバーは32歳)を早く倒してしまおうと提案。プレミアステージで友を倒されたオグルが、リベンジのためにリオと戦うと名乗り出た。
そして、ついにイアキンタとジュリーの一戦が幕を開ける。かねてからの狙い通り、イアキンタは積極的に攻撃を繰り出し、ジュリーにスペースを与えない。ジュリーも負けじとカウンターを繰り出すものの、(クルーズが前々から注意していたように)どこか遠慮がちな攻撃に終わってしまう。この展開が続いた第1ラウンド終了1分前には、レスリング関係者が「スプラドル」と呼び、それ以外の人はみな「なんだあれは!」と驚愕する大技がイアキンタに飛び出すものの、ジュリーはなんとかこれを逃れることができた。
少しスローダウンして始まった第2ラウンドだが、イアキンタは依然として積極的に攻勢をかけていく。ジュリーは、背後を捉えたチャンスを活かすことができず、中盤から明らかに疲労が見え始めた。イアキンタはこの機会を逃さず何度か強烈な打撃を与え、勝敗は判定へ。しかし、両者ドローの判定により、試合はサドン・ビクトリー・ラウンドへともつれ込む。それでも、第2ラウンドに続きイアキンタの優勢は変わらなかった。ジュリーはほとんど抗うことができない一方的な展開となり、個人的にはイアキンタの圧勝に見えたものの、2対1のスプリット・ディシジョンの結果、イアキンタがチーム・フェイバーに初勝利をもたらした。
試合後、フェイバーは「次戦は簡単な戦いになるだろう」と語ったあと、すぐさま「(でもみんなタフな相手だから)何が起こるか分からない」と予防線をはった上で、マイク・キエーザvsジェレミー・ラーセン(クルーズ陣営が最後に選んだ選手)となる次週の組み合わせを発表した。
実父の死を乗り越え、キエーザが奮起することができるか。チーム・クルーズは、初の敗北を乗り越えることができるのか。乞うご期待!