日本時間7月10日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるT-Mobileアリーナで行われたUFC 200のメインカード、ケイン・ヴェラスケス対トラヴィス・ブラウンの試合レポート。
ヘビー級 5分3ラウンド ケイン・ヴェラスケス vs. トラヴィス・ブラウン 元ヘビー級王者ヴェラスケスは、昨年6月に両親の祖国メキシコでファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦。まさかのスタミナ切れを起こしてギロチンチョークで敗れ王座を失って以来の登場となる。現在ランキング2位。 対するランキング7位のブラウンは、今年1月にマット・ミトリオンを3RKOに沈めている。KO必至のヘビー級強打者対決だ。 1ラウンド、両者オーソドックス。プレッシャーをかけるヴェラスケスの右ローに合わせて、ブラウンが右ストレートを合わせる。気にせず前に出るヴェラスケスは、シングルレッグから組み付いてブラウンをケージに押し込んで細かい膝やパンチを当てる。 その後もテイクダウン、ジャブ、ローを交えながら圧をかけるヴェラスケスは、何と右の上段後ろ廻し蹴り一閃! これで相手を下がらせてさらに右スレートをヒットすると、ブラウンがダウン!そのまま上になったヴェラスケスは、抜群のグラウンドコントロールで、起き上がろうとするブラウンを押さえつけながら、上から背後からのパウンドでブラウンを削ってゆく。 やがてブラウンが立ち上がって試合がスタンドに戻ると、再びヴェラスケスはワンツー、首相撲から膝と多彩に攻め立てる。さんざん被弾した上にプレッシャーに押されたブラウンが膝を付くと、ベラスケスはその背後にのしかかってパウンドの雨。打たれるがままとなったブラウンを見て、レフェリーが試合をストップした。 持ち前のプレッシャーとグラウンドコントロール、そして今まで見せたこともない上段後ろ廻し蹴りも交えた多彩な攻撃で完勝したヴェラスケスは、 「気分がいいね。トラヴィスのことはリスペクトしているし、ハードな戦いを仕掛けて来たね。こうしてカムバックできてうれしいよ。僕はいつも完璧を目指している。だからタイミングをもう少し磨きたいけど、いつでもタイトルに挑戦したいし、一番強い奴と戦いたいんだ!」と語った。