11月20日、ミシガン州、オーバーン・ヒルズ-20秒。UFC
123のセミ・メインイベントに登場したBJ
ペンにとってこれまでの対戦成績1勝1敗の長きに渡るライバル、マット・ヒューズから秒殺勝利することは彼の魔力を取り戻すための全てであり、そしてペンはそれを実現した。この勝利にパレス・アット・オーバーン・ヒルズに詰め掛けた観客は興奮の坩堝に包まれ、ペンはその連敗を二つで食い止めた。
ヒューズvs.
ペン
「マット、お前は俺のアイドルだぜ、これからもずっと俺のアイドルだ。」BJ
ペンは試合後にオクタゴンから走り出た。2001年に11秒で宇野薫を仕留めた時と同じだった。オクタゴンに戻ったペンは2009年に初めてウェルター級で試合を行った時の勝ち誇った英雄に戻っていた。この勝利はフランキー・エドガーとのライト級タイトルを掛けた連戦に敗北した後のペンに再び名声をもたらすものだ。
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試合が始まるとすぐにヒューズに攻撃を開始したペンはこれまでよりも鋭く、そして激しく見えた。ヒューズはその嵐を凌ごうとしたが、キックを放ったときにその蹴り足をペンにキャッチされてしまう。”神童”はヒューズに右のパンチを叩き込み、これでヒューズはマットに崩れ落ちた。猛烈な追撃が試合を終わらせたとき、試合時間は実に21秒であった。
「良いのをもらってしまった。」ヒューズは語った。「ヒザかキックをもらったのかと思っていたよ。」
この敗北でヒューズの連勝は3で止まってしまった。37歳になるホール・オブ・フェイマーはその将来に関して何も明言しなかった。
「俺は流れに乗っていたし、先にはいろいろなものがあった。でもこれからどうなるのか分からない。」
このノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得した勝利でペンの戦績は16勝7敗1分けとなり、ヒューズは46勝8敗となった。二人は過去に二度対戦しており、2004年にはペンが勝利、そして2006年にはヒューズが勝利していた。
ハリス
vs.
ファルカオン
激しいアクションの爆発はほとんど2ラウンドにも及ぶ退屈な”アクション”によって台無しになってしまったものの、ブラジルから来たミドル級ファイター、ミゲール・ファルカオンが3-0の判定で3連勝中だったジェラルド・ハリスに勝利、UFCデビュー戦を飾った。
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判定は29-27と29-28でファルカオン。これでファルカオンの戦績は26勝3敗1ノーコンテスト、ジェラルド・ハリスの戦績は16勝3敗となった。
消極的な両選手は会場のファンのブーイングに包まれたが、これも仕方の無いところ。ハリスは僅かなアクションを行うだけで、ファルカオンはまったく手を出さない。残り2分を切ったところでブラジル人は遅まきながら目を覚まし、猛烈なパンチとヒザでハリスをマットに倒すことに成功した。グラウンドになってもファルカオンはパンチを放ち続け、とうとうリア・ネイキッド・チョークをハリスののどに食い込ませる。ほとんど極まりそうにがハリスはここから力ずくで脱出、即座に再びファルカオンのチョークに捕まってしまうがここはラウンド終了のベルに救われた。不幸なことにファルカオンはチョークをなかなか放そうとせず、レフリー、ダン・マグリオータに警告を与えられた。
2ラウンドが始まると、流れをキープするためにファルカオンは強烈なパンチをハリスの顔面に叩き込み、ハリスはキャンバスに倒れこんだ。ハリスはすぐに起き上がり、大振りのパンチで応戦するがファルカオンは再びハリスをマットに倒すとリア・ネイキッド・チョークをその首に食い込ませた。ハリスはまたもや力ずくでこれから脱出すると、相手を金網に押し込んだ。今度はファルカオンが力ずくで脱出すると、攻防をオクタゴンの中心に戻した。ハリスはテイクダウンを試み、残り1分50秒のときにファルカオンをスラムでマットにたたきつける。しかし”ビッグ・リグ”
ファルカオンは即座に立ち上がるとテイクダウンをしっかりとディフェンスしながら打撃の攻防に持ち込んだ。
最終ラウンドの始めの4分間は第1ラウンドの再現と言え、退屈なアクションが観客に火をつけた。残り時間1分、ハリスはテイクダウンを試みるがこれは失敗、両者は互いに円を描いて様子を伺い単発のパンチを放つのみ。試合終了のベルが鳴る頃には会場は大ブーイングに包まれた。
デイヴィス
vs.
ボエッチ
無敗のライトヘビー級の有望株、フィル”ミスター・ワンダフル”デイヴィスは彼のこれまでのUFCでのキャリアでおそらくもっとも印象的なパフォーマンスでタフなティム・ボエッチを支配、2ラウンドにサブミッションで仕留めた。 試合後インタビューはここをクリック
二人のカレッジレスリング出身のファイターたちの1ラウンドは互いに打撃を命中させるキックボクシングの攻防となった。1ラウンドの中盤過ぎ、デイヴィス(8勝0敗)が最初のテイクダウンを試みこれに成功、あらゆる角度からパウンドを放ち続けた。しばらくその攻撃に晒されたボエッチ(12勝4敗)は残り時間1分で立ち上がることに成功するもののデイヴィスはボエッチにがっちりと組み付き豊富な打撃の手数とともに優勢を印象付けた。
2ラウンド残り2分、デイヴィスは攻防をグラウンドに持ち込み、ボエッチをキムラ・ロックに捉えるとボエッチはタップ、2ラウンド2分55秒のことであった。この革新的な腕間接技はサブミッション・オブ・ザ・ナイト・ボーナスを勝ち取った。
ソティロポロス
vs.
ロウゾン
ライト級のジョージ・ソティロポロスは2ラウンドにジョー・ロウゾンを関節技でフィニッシュ、一年の戦績を3勝0敗で終え2010年を衝撃的に締めくくった。この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得した。
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二人は試合が始まるとパンチの応酬を開始し、ここではロウゾンがよりシャープな動きを見せていた。しばらくするとソティロポロスはテイクダウンを試みるがロウゾンはこれを堪え、更にソティロポロスに鋭い打撃を浴びせ続けた。残り時間2分、ソティロポロスが狂ったようにテイクダウンを試みるものの、この攻防で上をとったのはロウゾンで、ロウゾンは上からパウンドを落とし続ける。しかしオーストラリア人、ソティロポロスは動きを止めず、上を取り返すことに成功した。二人のハイ・レベルなグラップリングの攻防は動きが止まることは無かったが、ラウンド終了のベルが鳴ったとき、トップをとって相手をコントロールしていたのはロウゾンだった。
2ラウンドが始まると二人は再び混戦に突入、ソティロポロスはロウゾンのボディにパンチとヒザを連携して叩き込む。数度の混戦の後、ソティロポロスはロウゾンをテイクダウンし腕を固めようとするもののロウゾンは何とかソティロポロスのクラッチを振り払う。しかし再びソティロポロスがロウゾンの腕を捕らえたとき、そこには脱出する方法はもはや無く、2ラウンド2分43秒、タイトなキムラ・ロックにロウゾンはタップするしかなかった。
ソティロポロスはジョー・スティーヴェンソンとカート・ペリグリーノへの勝利に続いての勝利で本年は無敗、戦績を14勝2敗と伸ばし、ロウゾンは戦績を18勝6敗と落とした。