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UFC 127メインカード:ビスピンがリヴェラを下す。

UFC 127のメインカードの結果は以下の通り。

オーストラリア、シドニーのエイサー・アリーナで行われたUFC 127のセミ・メインイベントで、試合前から舌戦を繰り広げた両者、不穏な気配が漂う中、爆発的なラッシュを見せたビスピンが2ラウンドに均衡を破り、ホルヘ・リヴェラをTKOで下した。

マイケル・ビスピン VS. ホルへ・リヴェラ

試合前から激しい舌戦を繰り広げた両者、グローブをあわせることなく試合を開始した。ホルへが右のストレートで飛び込むとガードを高く上げたビスピンは左のフックで応戦、互いに少し離れた距離から飛び込みながらのパンチの欧州を繰り広げる。残り時間3分52秒、ビスピンがワンツーから押し込むようにタックルに入ると金網際でリヴェラをテイクダウン、しかしリヴェラは片足を担ぐような形からすぐに立ち上がることに成功する。3分5秒、ホルへの右がビスピンを打ち抜くが、ビスピンはこれにはひるまずすぐに片足タックル。ホルへはこれをこらえるが、再びビスピンがタックルに入ると今度は見事なテイクダウン。暴れるリヴェラを押さえ込みながらパウンドを落とすビスピンだったがリヴェラが立ち上がろうとしたところに反則となる顔面へのヒザ蹴りを放ってしまう。このヒザ蹴りで頭が跳ね上がったリヴェラのダメージは明らか。レフェリーはすぐに両者の間に割って入り試合を中断したものの、リヴェラのダメージが心配されるところだ。

しかし試合の続行を希望したリヴェラ、レフリーがビスピンに1ポイントの減点を課し、試合は残り時間2分10秒の時点から再開された。パンチを振るいながら即座に前に詰めるリヴェラ、幸いダメージはそれほど残っていない模様だ。残り時間1分20秒、ビスピンのパンチからのタックルをきったリヴェラだったが残り時間40秒、ワンツーからのタックルで再び下になってしまう。なんとかここから立ち上がったリヴェラだが、若干動きが落ちてしまう。このラウンド最後の10秒をパンチの応酬で終えた両者、ラウンド終了のブザーが鳴ると何事か言葉を交わして互いのコーナーに戻った。

共にローキックから攻防を開始した両者、このラウンドで最初の大きな攻撃はリヴェラの右ストレートだった。尻餅をついたビスピンだったがすぐに立ち上がりリベラに追撃は許さない。残り時間3分50秒、ジャブからのタックルをきられたビスピンだったがすぐにワンツーで飛び込みこの右ストレートをリヴェラにヒット、棒立ちになった”エル・コンキスタ”をパンチでフェンスに釘付け、左右のフックを連打する。ガードを固めながらときおり何とか左を帰すリヴェラだったがビスピンの回転は止まらない。タイクリンチからのヒザ、そして左右のパンチにさらに右の強烈なヒジをリヴェラの側頭部に叩き込むと、とうとうリヴェラがマットに崩れ落ちた。レフリーが即座に追撃のパウンドを落とすビスピンの前に割って入り、残り時間3分6秒に試合を止めた。


この勝利でビスピンの戦績は22勝3敗、ホルヘ・リヴェラは18勝8敗となった。

ジョージ・ソティロポロス VS. デニス・シヴァー

後半にわずかに疲労を見せたデニス・シヴァーであったが1ラウンドでの猛攻を有利に生かし地元オーストラリアのジョージ・ソティロポロスの猛追をシャットアウト、3ラウンドを3-0の判定で勝利した。判定は29-28、30-28、そして30-27でデニス・シヴァー。これでシヴァーは18勝7敗、ソティロポロスは2008年のUFCデビュー以来続いていた連勝は7でストップ、戦績を14勝3敗と落とした。 試合後インタビューはこちら

オーソドックスで構えた両者、互いに時計回りに回りながらソティロポロスは鋭いジャブ、シヴァーはパンチとキックで距離を測る。ソティロポロスがすぐにテイクダウンを試みるがこれはシヴァーが角度を変えながら上手くかわす。残り時間3分20秒、シヴァーの前蹴りをキャッチしたソティロポロスが足首を固めながらしつこくて行くダウンを狙うが片足でこらえたデニスシヴァー、しばらくのスタンドのパンチの応酬のあとのジョージの鋭いテイクダウンもしっかりとディフェンス。転がりながら下になったソティロポロスから距離をとるシヴァー、ソティロポロスもすぐに立ち上がり、パンチの交換に応じるが残り時間1分15秒、シヴァーの下がりながらの左フックが綺麗にソティロポロスの顎を打ち抜くと、ソティロポロスはマットに崩れ落ちた。深追いはしないシヴァーだったがゆっくりと立ち上がったソティロポロスの足取りは弱々しく、残り時間1分7秒、再びシヴァーの左を被弾してマットに倒れこんだ。今回は即座にソティロポロスに踊りかかったデニス・シヴァー、サイドポジションから脇を差して左のパウンドを連打する。ソティロポロスがもがきながら反転し片足タックルに切り替えたところでシヴァーが距離をとり、再び攻防はスタンドに移行した。スタンドでの攻防を余儀なくされたソティロポロス、ダメージは明らかだが果敢に打ち合いに応じながらハイキック、タックルも織り交ぜなんとか残り30秒を生き延びるた。

ラウンドインターバルの会場のファンのソティロポロスコールに後押しされたソティロポロスは果敢にパンチを繰り出しながらシヴァーにプレッシャーを賭けるべく前に出続ける。シヴァーはたくみに左に回りながら頭を振り続け的を絞らせない。残り時間3分、ソティロポロスはなんとかシヴァーに組み付くが、シヴァーはいとも簡単にこれを投げ捨て寝技には付き合わない。続くソティロポロスのシングルもいとも簡単に足を引き抜いたシヴァー、左に下がりながらのジャブと左右の強烈なフックでソティロポロスを脅かし続ける。残り時間1分32秒、ソティロポロスの右がシヴァーの顔面を捉えるがシヴァーの動きは止まらない。このラウンドの中盤過ぎ頃からソティロポロスのパンチがあたり始めるが、そこに織り交ぜられるタックルもシヴァーはしっかりとカット。ラウンドの後半に入ってパンチの精度があがったソティロポロス、残り時間20秒で右のハイキックをシヴァーの顔面に叩き込むがシヴァーは効いたそぶりも見せずにこのラウンドを終えた。

3ラウンドに入るとキックを繰り出す頻度が増えたソティロポロス、スタンドの攻防では距離が合い始めパンチを中心に時折シヴァーの前蹴りをキャッチするがテイクダウンは奪えない。ソティロポロスのセコンド、エディ・ブラボーが「残り時間2分、テイクダウンに行け!」と叫んだ瞬間、シヴァーのジャブがソティロポロスの顎を打ち抜き一瞬ソティロポロスの動きが止まり地元のかんきゃかうにどよめきが起こる。

なんとか試合の流れを変えるべく、手数を増やして前に出続けるソティロポロスだったがとうとうシヴァーを捉えることはできなかった。何度と無く前蹴りをキャッチされたシヴァーだったがそのつど巧みに足を引き抜きテイクダウンを許すことは無かった。
クリス・ライトル VS. ブライアン・エバーソール


オーストラリア生まれでインディアナ在住、60戦以上のプロ戦績を誇るエバーソールがそのキャリアどおりの老獪な戦略を完遂し、UFCデビュー戦を勝利で飾った。また2010年は3戦全勝と波に乗っていた栗栖ライトルであったがその2011年の初戦を勝利で飾ることはできず、戦績を30勝18敗5分けと落とした。 試合後インタビューはこちら

判定は30-27、27-28、そして27-28でブライアン・エバーソール。エバーソールはこれで47勝14敗1分け1ノーコンテスト、ライトルは40勝18敗4分けとなった。

オーソドックスに構えるライトルにエバーソール、側転からのヒールキックもこれはライトルがブロック。ライトルがパンチでエバーソールを追う中、エバーソール、変則的なタックルで前に。1分が経過したあたりでエバーソールはオーソドックスにスイッチ、テイクダウン狙いか。すぐにサウスポーに戻すエバーソール、左のミドルを織り交ぜつつ、ライトルの前足に片足タックルを狙う。ライトルはこれをギロチンで受け止めると残り時間2分30秒、ライトルがスイープする。互いに相手の首をギロチンに捉える中エバーソール、タイトなギロチンでライトルのサイドを凌ぐとタックルに切り替え残り時間1分10秒、攻防をスタンドに戻すことに成功、ライトルをフェンスに押し込むとライトルがまたもやギロチンでエバーソールを引き込む。残り時間30秒、ライトルは背中を見せながら立ち上がると前転ヒザ十字!

これを潰したエバーソールはガードの中からヒジを落とし、ライトルの左頬をカット、エバーソールがトップをキープしたまま1ラウンドを終えた。

リラックスした表情で微笑みながら2ラウンドを迎えたエバーソール、ライトルはコンビネーションの終わりに左ミドルを放ち、これがエバーソールのボディを捕らえる。エバーソールはバックキック、飛びヒザ、そしてエルボーと攻撃に変化を持たせるが、ライトルは意に介さずに左右のパンチを振るいながらプレッシャーをかけ続ける。残り時間2分57秒、エバーソールが鋭いタックルでテイクダウンを狙ったが、ライトルはこれをしっかりがぶるとスタンドの攻防を強要。残り時間1分52秒、エバーソールの変則的なタックルをきったライトルだったが離れ際のエバーソールのヒザ蹴りを顎に貰うと金網際にしりもちをつくように崩れ落ちた。すかさずライトルに飛び乗ったエバーソールはダースチョークでライトルを捕まえるとライトルはこれを何とかガードに引き込んでこらえる。四つんばいになってもがくライトルを覆いかぶさりながらパンチを落とすエバーソール、残り時間36秒でライトルがギロチンで引き込もうとしたところにエバーソールの強烈なスラム、なんとかしがみついて意識を回復させようとするライトルだったがエバーソールは肩パンチを落とし続け明らかに優勢なまま2ラウンドを終えた。

1ラウンドの再現のようなエバーソールの側転ヒールキックで幕を開けた3ラウンド、パンチで前に出ようとするライトルだったがエバーソールのタックルにつかまってしまう。キムラで切り返そうとしたライトル、極まらないとみるや何とか立ち上がり、残り時間3分25秒、今度はライトルのネックロックが決まりかけエバーソールが下に。もがいてここから脱出してトップを取ったエバーソール、パウンドからダースチョークを狙うもここで攻防はいったんスタンドに。金網際にライトルを押し込むエバーソール、テイクダウン、ヒジ、そしてヒザを織り交ぜこの攻防はエバーソールがやや優勢か。残り時間1分13秒で膠着のためレフリーが両者をブレーク。攻防が再開されるとライトルのスタンディング・キムラ、そして前転ヒザ十字を凌いで上になったのはエバーソールだった。なんとか逆転のサブミッションを極めるべく動き続けたライトルだったがライトルのフックガードを潰しながらエバーソールはしっかりとディフェンスをしながらヒジとパンチを落とし続け最終ラウンドを終えた。


カイル・ノーク VS. クリス・カモッツィ

地元オーストラリアからUFCへ参戦中のカイル・ノーク、地元のファンの眼前で鮮やかなチョークによる一本勝ちを収めてUFC3連勝を飾った。試合後インタビューはこちら

カイル・ノークの名前がコールされると地元オーストラリアのファンからは大歓声が沸き起こる。
ノークはオーソドックス、カモッツィはサウスポーで互いにキックを中心にスタンドでの攻防を組み立てる。試合開始後50秒ごろ、不用意に前に出たモッツィに放った左のヒザ蹴りをキャッチされたカイル・ノークだったが丁寧に両脇を差し返すと右の子外掛けでテイクダウン、そのままカモッツィからフルマウントを奪取した。マウントポジションから暴れるカモッツィをがぶってバックを奪うとしっかりと足のフックを利かせてカモッツィを伸ばすとあっという間にリア・ネイキッドチョークでカモッツィからタップを奪った。わずか1分36秒の出来事であった。

この勝利でカイル・ノークは戦績は19勝4敗1分け、カモッツィの戦績は14勝4敗となった。With the win, Noke