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UFC 129 コ・メインイベント結果: アルド、試合に勝利も観客を勝ち取ったのはホミニック

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4月30日トロント-ロジャーセンターで行われたUFC 129:サンピエールvs.シールズのコ・メインイベントで争われたUFCフェザー級タイトルマッチ、王者ホセ・アルドが早々にマーク・ホミニックを窮地に追い込むが、地元の声援を背にホミニックが最終ラウンドに脅威の追い上げを見せた。

マーク・ホミニックvs.ホセ・アルド
前戦でジョージ・ループをわずか1分28秒で葬ったホミニック、55,000人の地元のファンの前で2005年以来無敗を誇り、そして11連勝中と脅威のパフォーマンスを見せるホセ・アルドの保持するUFCフェザー級に挑む。

「ホミニックが俺とスタンドでやりあうって?試合になれば分かることさ。でもこれはMMAだ。ボクシングじゃない。スタンドでやりたいならそれもかまわない。でもスタンドでもグラウンドでも俺にとっては大して違いが無い。隙を見つければそれがなんであれ攻撃するだけだ。」WECに登場以来磐石の強さを見せ付けるホセ・アルド。はたしてホミニックはその牙城を崩すことができるのか?

試合が始まるまで視線を落とし相手を見ないアルド、試合が始まるとすぐに左のアッパーから右のストレート。そして距離が出来ると強烈なローキック、そして飛び込んでの右とホミニックに攻撃の機会を与えない。3分45秒、アルドの前蹴りを掬い上げたホミニック、アルドはマットにしりもちをつくが深追をせずにアルドを立たせてスタンドを選択する。数発のパンチ、キックを放った後アルドが3分14秒で両足タックルに!このタックルで下になったホミニックだが下から十字を仕掛けて会場を沸かせる。しかしアルド、体を押し込んでこの十字から脱出すると金網際にホミニックを運びながら細かい左右のヒジを丁寧に落とし続ける。頭がフェンスに押し込まれて動きの取れないホミニックの口を左手でふさぐとスペースを開けずに細かなヒジを連打。残り時間30秒、両者をブレークしたジョン・マッカーシー、スタンドから試合を再開させる。しかしすぐに再びホミニックをテイクダウンするアルド、しっかりとしたコントロールを見せ付けるなか、1ラウンド終了のブザーが鳴った。

2ラウンドが始まると覚悟を極めたように頭を下げてパンチを振るいながら前に出るホミニック、時折パンチの連打でアルドの動きを止めるシーンが見られるようになる。頭を下げていることが功を奏してが、アルドのタックルをこのラウンドはしっかりとディフェンスすることが出来る。遠距離からのタックルを諦めたアルド、至近距離でホミニックのパンチをウィービングだけでかわして少しずつ距離をつめると再び両足タックル!このラウンド4度目のタックルでようやくホミニックをテイクダウンした。アルドはホミニックを金網に運ぶとホミニックの頭を固定しようとするがホミニックは金網を蹴って必死に頭をオクタゴンの中央に向けようと試みる。残り時間1分秒でレフリーが両者をブレイク、スタンドから試合を再開する。アルドはまたもや頭を振って距離を詰めると至近距離からのタックル!ホミニックを金網際に押し込みながらテイクダウンするとサイドポジションでがっちりとホミニックを押さえ込んだところで2ラウンドが終了した。

ラウンドインターバルで会会場のスクリーンに映ったホミニックの顔面は無数のカットがありかなりのダメージがうかがえる。

3ラウンド、アルドはやや疲れたか若干動きが落ち始める。ホミニックは細かなフェイントを入れながらコンパクトな打撃で反撃のきっかけをうかがう。3分37秒、アルドのタックルを止めたホミニック、離れ際にヒザ!アルドはウィービングでホミニックのパンチをよけながらゆっくりと歩き、前に出続けホミニックのパンチの打ち終わりに的確なカウンターを入れる。残り時間1分30秒、ホミニックのパンチをウィービングでかわしたアルドが右のストレート、一瞬踏みとどまったホミニックだったがヒザからマットに崩れながらシングルでダメージをごまかそうとする。しかしアルドはこれを振りほどくとすぐにホミニックに踊りかかる。ホミニックが必死でクローズドガードをとると無理はせずに体力の回復を図りながら時折パウンドを落とす。試合が終わってもおかしくないような局面をなんとかホミニックは乗り切った。

このラウンドまでに多大なダメージを追っているホミニック、左目がふさがり視界が狭そうだが、それを全く感じさせない動きを見せる。アルドの前蹴りがホミニックの金的にあたったように見え、アルドが試合を止めてホミニックに謝罪しようとするがホミニックは力強く数度うなずくと試合の続行を主張。直後に再びアルドの前蹴りがホミニックの金的を捉え、さすがにレフリーが試合をいったん中断する。しかしホミニックは集中力が切れるのを嫌ったのか即座に試合の再開を要求すると積極的にパンチで前に出る。残り時間2分20秒、アルドの右ストレートがホミニックの顎を捉えるとホミニックは後ろにもんどりうって倒れこむ!すぐにホミニックに飛び掛るアルド、ホミニックはアルドのヒジとパウンドを浴びながら必死に体の向きを変えてアルドの腕を狙う。ホミニックの額に巨大なコブができているのを見てジョン・マッカーシーがいったん試合を止めてドクターチェックをするがドクターは試合を許可、マッカーシーは試合の再開を命じる。巨大なコブに意を介さないホミニック、飛び出るように前にでると頭を振りながらパンチを振るうが再びアルドにテイクダウンを許す。アルドがパウンドを落とす中このラウンドが終了、試合はとうとう最終ラウンドにもつれ込んだ。

最終ラウンド、アルドはホミニックのパンチを至近距離でかわしながらパンチのカウンターを入れる。アルドのアッパーがホミニックを捉え、腰が落ちるホミニック、片足タックルで飛び込みこの試合、初めてトップポジションに!大歓声の後押しを受けながら必死の形相でパウンドを落とすホミニック、アルドは下から手首を掴んでコントロールしようと試みるがときおりホミニックのパウンドを浴びてしまう。大歓声が沸き起こる中ホミニックはあらゆる角度からパウンドを落とし続けるが、疲労で動きの止まったアルドをしとめることが出来ない。隠すことのできない甚大なダメージを負うホミニックが命を燃やすような気迫でアルドを圧倒する中試合終了のブザーがなった。

判定が読み上げられると3-0でアルドが勝利。試合後に「2ラウンド以降のスタミナが厳しくなったようだけど昨日はキツイ減量をしたのか?」とジョー・ローガンに尋ねられると「そうではないけど、筋肉量が増えたのでちょっとやり方が変わった部分はある。」と語った。アルドはこれで19勝1敗。
ホセ・アルドの試合後インタビューはこちら

最終ラウンドの鬼気迫る追い上げもとうとう及ばなかったホミニック、戦績こそ20勝9敗としたものの「もっと強くなって帰ってくるぜ!」宣言し、ファンの声援を受けながらオクタゴンを後にした。
マーク・ホミニックの試合後インタビューはこちら