UFC 132、メインカードの試合結果は以下の通り
7月2日ラスベガス-ミドル級の喧嘩師、クリス・リーベンは憧れのファイター、ヴァンダレイ・シウバとの対戦を希望してきた。そしてその夢が土曜の夜にMGMグランド・ガーデン・アリーナで実現したとき、リーベンはこのヴァンダレイをわずか27秒でノックアウト、そのドリームバウトをブラジルのレジェンドにとって悪夢にしてみせた。試合後インタビューはこちら
「ヴァンダレイは俺のヒーローだ。」リーベンは語った。「奴はいつだって俺のお気に入りのファイターなんだ。3ラウンドの戦争のような試合を思い浮かべていた。ノックアウトなんて思いもよらなかった、信じられないぜ。」
両ファイターはすぐに戦闘を開始し、シウバが至近距離から数発の強烈なパンチを命中させた。打たれづよいリーベンをそれらを喰らいながらも踏みとどまると、左のフックを強振、これがシウバの後頭部を捉えるとシウバは足元がおぼつかなくなる。リーベンはすぐに左を連打、シウバは顔面からマットに崩れ落ちた。レフリー、ジョシュ・ローゼントールが即座に割って入り、観客が衝撃に包まれる中試合を止めた。この勝利でリーベンは22勝7敗、シウバは33勝11敗1分け1ノーコンテストとなった。
オーティスvs.ベイダーもはや後が無い元UFCライトヘビー級王者、ティト・オーティスはライアン・ベイダーを1ラウンドに衝撃的なサブミッションで沈め、ふたたびその伝説の残りの物語をつむぎ始めた。試合後インタビューはこちら
「この試合に勝てた気持ちは筆舌に尽くしがたい、」オーティスは語った。「俺はおれ自身を再発見しているんだ。」
しばらくの緊張感の漂うスタンドの距離の取り合いの後、ベイダーは比較的容易に自慢の右を命中させる。オーティスは内側からこじ開けるように右のショートをお返しするとベイダーはキャンバスに崩れ落ちる。オーティスは踊りかかり、得意のグラウンド&パウンドに持ち込むかと思いきや意表をつくギロチンでベイダーを絞め上げると、アリゾナ州立大出身のレスラーもこれにはたまらずタップ、わずか1分56秒での出来事だった。
「俺がギロチンの中に起き上がってしまったんだ。」ベイダーは語った。「すごいのを貰ってぐらついたところ…、あとは見てのとおり、ギロチンだよ。フットワークは悪くないって思っていたんだ。でもコーチと話をしたらいくつかミスを犯していたってことを理解したよ。」
この勝利で36歳のオーティスの戦績は17勝8敗1分け2007年にケン・シャムロックに勝利して以来の勝利を挙げた。この間オーティスは0勝4敗1分け、負傷にも苦しみ続けた。ベイダーは13勝2敗となった。
シヴァー VS. ワイマンドイツ人ファイター、デニス・シヴァーはライト級戦で4連勝、しかしマット・ワイマンを相手に挙げた3ラウンドの判定勝利はMGMグランド・ガーデン・アリーナに足を運んだ観客達の同意をえることは出来ず、29-28の判定が読み上げられるとアリーナはブーイングで埋め尽くされた。試合後インタビューはこちら
「この試合に勝ててうれしいよ。」シヴァーは語った。「厳しい試合だった。私の打撃のほうがちょっと良かったんだ。テイクダウンディフェンスはちょっと悪かったね。今夜は全体的には私のほうが本当にちょっとだけ良かったんだ。本当に厳しい試合だった。」戦前に予想されたとおり、両ファイターはそれぞれ自分のフィールドに持ち込むための探りあいを展開した。シヴァーはハードなパンチで、そしてワイマンは素早いテイクダウンと寝技の展開で。
ワイマンは2ラウンドのテイクダウンに死力を尽くし、そしてとうとうシヴァーをマットに寝かせることに成功した。そこからワイマンはシヴァーの額をヒジで切り裂き、このラウンドが終了するまでTUF5の出演者、”ハンサム”ワイマンはシヴァーの顔面に、ボディにとそのヒジとパンチを落とし続けた。
最終ラウンド、シヴァーはスタンドでの攻撃の頻度を上げて勝負に出た。このためワイマンは残り時間1分と言うところまでシヴァーをテイクダウンすることは出来なかった。しかしひとたび展開がグラウンドになると、ワイマンは積極的にサブミッションを仕掛け、このラウンドの判定の行方を予想するのは難しいものとなった。
「俺はかなりのダメージを与えたぜ。」ワイマンは語った。「シヴァーのほうがパンチの手数が多かったから判定を取ったのかも知れない、でも効かなかったんだ。効果的な打撃と組み技が判定基準だって言うけど、シヴァーにはそんなものは全く無かった。」
コンディット VS. キムウェルター級のコンテンダー、カーロス・コンディットは第1試合で韓国の傑物、キム・ドンヒュンを1ラウンドTKOで沈め、初敗北を味あわせた。この勝利により、カーロスコンディットは4連勝、さらにそのうちの3試合にノックアウトで勝利、170ポンドの王者であるジョージ・サンピエールの保持するタイトルに挑戦するための最右翼に躍り出た。試合後インタビューはこちら
試合開始から自信に満ち溢れたコンディットはたくみに打撃で組み立て、序盤に”スタン・ガン”にテイクダウンされるとすぐにリバーサルでトップを取り返した。その直後に放たれたコンディットのフライング・ニーをまともに顔面くらったキムはマットに崩れ落ち、コンディットのパンチの追撃を被弾、レフリー、スティーブ・マザガッティが2分58秒、試合をストップした。
コンディットはこれで27勝5敗、キムは14勝1敗1分け1ノーコンテストとなった。