UFC 138メインカードの結果は以下の通り
ミドル級 - クリス・リーベン VS. マーク・ムニョス 英国バーミンガム - 土曜の夜にLGアリーナで開催されたUFC 138のメインカード、マーク・ムニョス対クリス・リーベンは2ラウンド終了時にレフリーが試合をストップ、マーク・ムニョスが2ラウンド終了時にTKOによる勝利を収めた。パンチとテイクダウンのムニョス対パンチのリーベンと言った構図になるかと思われたこの試合だったが、意外なことに、パンチとテイクダウンを組み合わせたのはムニョスだけではなかった。キレのあるパンチと素早いとびこみからダブルラッグで飛び込むムニョスに対し、リーベンは重たいパンチと四つからのテイクダウン、そしてギロチンを駆使して両者は動きの止まらない激闘を繰り広げた。2ラウンドに入りムニョスのパウンドで目の上から出血したリーベン。ラウンド終了時に自コーナーにリーベンが戻るとリーベン陣営はカットの状態がとても試合を続けられるものでは無いと判断、レフリーは試合のストップを宣言した。試合後インタビューはこちら試合を終えたムニョスはアンデウソン・シウバの持つミドル級タイトルへの挑戦を宣言。観客の反応はいまひとつ、どうもまだムニョスでは物足りない、と言うことなのか。確かにリーベンはムニョスのキャリア最大の金星ではあるがカットによるTKOと言う結末はやや不完全燃焼でもあり、タイトル戦線に食い込むには更なる強敵からの圧倒てきな勝利が必要なようだ。バンタム級 - ヘナン・バラオ VS. ブラッド・ピケット なんという試合だったのか!この激闘を言葉で伝えることは公平さに欠くというものだ。本当に理解するには試合を見るしか無いだろう。両者は試合開始のベルがなった瞬間から猛然と戦い始めた。鋭く重たいパンチがお互いの顔面を捉える。前後の出入りから、キックを織り交ぜて飛び込むバラオに対し、ピケットは左右の重たいコブシでカウンターを狙う。どちらがペースを掴むのか、全く予想も付かない激しい打撃戦が繰り広げる中、フィニッシュは突然訪れた。飛び込みながらのバラオのヒザがピケットの顔面を突き上げる!すぐに追い討ちのコンビネーションを叩き込むバラオ。ピケットは崩れ落ちながらも足を利かせて何とか体勢を立て直そうともがき続ける。バラオの猛烈なパウンドの嵐を転がって逃れようとしたピケットの背中に閃光のような素早さで飛びついたバラオは間髪入れずにリア・フェイスロック!ヒザ、そしてパウンドのダメージが残るピケットにはタップする以外のすべは残されていなかった。試合後インタビューはこちらわずか4分9秒ながらも見るものを圧倒する激闘を繰り広げた両者には7万ドルのファイト・オブ・ザ・ナイトボーナスが支給された。ウェルター級 - チアゴ・アウベス VS. パピー・アベディ 圧倒的な肉体でUFCデビュー戦で百戦錬磨のチアゴ・アウベスと闘ったパピー・アベディ。チアゴの凶暴な打撃を前に一歩もひるまずに応戦したものの、やはり兵ぞろいのUFCウェルター級でつねにトップコンテンダーとしての座を守り続けているチアゴの牙城は高く、チアゴはアベディの一瞬の隙を見逃さずに左右のコンビネーションを叩き込むと即座にそのバックを奪い、その太い腕をガッチリとアベディの喉に食い込ませてタップを奪い、UFCでは初となるサブミッションによる勝利を挙げた。試合後インタビューはこちらライトヘビー級 - アンソニー・ペロシュ VS. シリル・ディアバティ 39歳となるアンソニー・ペロシュはUFCでは最年長ファイターの一人。ストライカー、シリル・ディアバティを相手に1ラウンドはテイクダウンが奪えず苦戦を強いられたが、2ラウンドに入るとトップグラップラーの本領発揮。ボトムポジションからたくみにディアバティをスウィープするとあっという間にマウント、バックとポジションを奪いリア・ネイキッド・チョークでタップを奪った。試合後インタビューはこちらライト級 - テリー・エティム VS. エドワード・ファーロロット 硬いジャブと強烈なローキックでファーロロットの動きを止めたエティムはさらにファーロロットのボディにスピニングバックキック!ファーロロットはエティムの足を掴んで四つに持ち込むとエティムをリフトし叩きつけようとしたところでエティムがガッチリとギロチンを食い込ませる。ファーロロットはマットにしゃがみこみ、なんとかここから脱出しようと試みるも、ギロチンの極まりは深く、ファーロロットにはタップ以外の道は残されていなかった。試合後インタビューはこちら長期の負傷欠場からの復帰戦をサブミッション・オブ・ザ・ナイトボーナスの7万ドルも獲得するビッグ・ウィンで飾ったエティム。UFCプレジデントのデイナ・ホワイトはマッチメイカーのジョー・シウバが既に次の対戦相手を決めたと語った。