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UFC 195の論点に迫る:ローラー快進撃、ミオシッチ猛アピール

 

 
オクタゴンで繰り広げられる試合は必ず勝者と敗者を生み出すものだが、時に結果を受け入れることが難しいほどの真の名勝負に出会うことがある。

現地時間2日(土)に開催されたUFC 195で、カーロス・コンディットはたしかにウエルター級タイトルを獲得することができなかったのかもしれない。しかし、彼に敗者のレッテルはどうしてもそぐわない。

コンディットは王者ロビー・ローラーに真正面からぶつかり、文字通りの総合格闘技を展開。試合後にはベルトを手にして勝ち名乗りを上げるとしてもおかしくない戦いを見せつけた。

しかし、これまで2度もタイトルに一歩及ばなかったアレクサンダー・グスタフソンの例が示しているように、時にタイトル戦での善戦はタイトル奪取に届かないことがあるのだ。

期待に応える素晴らしい戦いぶりをみせたローラーがまたしても、自身がUFCで最もタフでしぶといチャンピオンであることを証明したのだった。

1.ローラー、歴史的快進撃を続行

王者ロビー・ローラーが再びの感動的なパフォーマンスでベルトを防衛したことを受けて、UFC代表のデイナ・ホワイトはローラーのことを、UFC版のイベンダー・ホリフィールドだと称賛した。

 



「ロビーに凡戦なしだ。効かされても真っ向勝負をやめようとしない」とホワイトは語っている。「こういう展開の試合では、最終ラウンドにはロビーがやったように全力を尽くさないといけないんだ。ロビーはやるべきことをやってくれた。すごい試合だった」

スプリット判定による試合結果については賛否両論がないわけではない。コンディットが勝ったと見た人も多かった。UFC代表ですら、5ラウンドのうち3ラウンドはコンディットが取っていたと見ていた。

それでも、自分はジャッジではないとホワイトは述べている。

最終ラウンドが始まる前、ローラーは自分がここまでの判定で有利か不利かについては考えていなかったという。彼は常に、試合をフィニッシュすることだけを考えているからだ。それが、彼が選手として最も尊敬されている理由なのである。

王者ローラーは自分を限界まで追い込み、キャリア最高の試合を引き出してくれた素晴らしい対戦相手に賛辞を惜しまなかった。

「カーロスは強かった。何でもできる選手だ」とローラーは振り返る。「とにかく動きが素晴らしい。クレバーで、シャープだ。おまけに打たれ強い。彼もチャンピオンだし、みんなが言っていた通りの猛者だったよ。本当に危なかった。彼には脱帽だ」

2.強くはっきりと届いたミオシッチのメッセージ

ヘビー級タイトルのトップコンテンダーであることを証明すべく、勝利はもちろん、フィニッシュが必須だったスティペ・ミオシッチが、この大舞台で大仕事をやってのけた。UFC 195のセミメインイベントで、レジェンドのアンドレイ・アルロフスキーを1分足らずでノックアウトしたのである。

 



試合をフィニッシュしたミオシッチはホワイトに向かってタイトル挑戦をアピールした。

ミオシッチはホワイトに「認識は同じですよね!」と尋ねた。

その様子を「まるでサイコのようだった」と明かしながら、ホワイトはミオシッチの次期タイトル挑戦を明言した。

元ヘビー級チャンピオンのアルロフスキーも6連勝中(UFCでは4連勝中)と好調だったが、ミオシッチのパワーと圧力の前には為す術もなかった。

3.トメノフとオルテガ、勢力拡大中

ロレンツ・ラーキンはアルバート・トメノフの軸足である左足を破壊、スプリット判定で勝ちを手中に収めたかにも見えたが、手数とパワーで勝ちをもぎとったのはトメノフだった。トメノフはこれで5連勝である。

 



ブライアン・オルテガもディエゴ・ブランダオンとの激しいスタンド戦を経て、得意技の三角締めで一本勝ち、連勝記録を伸ばした。グラウンドに移行したオルテガはめくるめくような動きを見せ、2度に渡ってスムーズにポジションを移行させながら、最後は三角締めを極めた。

オルテガ、トメノフともに、次戦はそれぞれの階級でトップ15入りをかけた戦いになりそうだ。

4.ラスベガスに輝く“ダイアモンド”

UFCファイトパスで中継されたアーリープレリムのハイライトは、これまで何カ月も実現が待たれていたダスティン・ポワリエとジョー・ダフィーの対戦だった。“ザ・ダイアモンド”ことポワリエは完ぺきなゲームプランを遂行、スピードと威力のある打撃を生かしてダフィーのバランスを崩し、最終的にはダフィーをレスリングで圧倒した。


 ポワリエ対ダフィー戦や金原、田中が出場したプレリムはUFCファイトパスで再放送中!

2016年のポワリエはライト級のトップ10入りを目指す。かつて、あっという間に到達した安住の地だ。ダフィー戦の勝利により、ポワリエの次戦はトップコンテンダーになりそうだ。

「今ごろはトップ10に返り咲いているといいなと思うし、次はトップ10の選手と戦いたいね」とポワリエは語っている。
 
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