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UFC 198、UFC 199の概要発表、勢いは“Unstoppable”

 

 


大成功の2015年が幕を閉じ、コナー・マクレガー対ネイト・ディアスの対決で大いに盛り上がったUFC 196を見ても、今のUFCはまさに“Unstoppable(アンストッパブル)”と言っていい。それこそ今季のキャンペーンのタイトル通りだ。

4日(金)午後、MGMグランド・ガーデン・アリーナで、UFC 196に出場するファイターたちの公式計量を前に、UFC会長のデイナ・ホワイトとプロモーションの主役たちが勢ぞろいして、“アンストッパブル”のバナーの下で行われる4月から6月のスケジュールが発表された。

まずは5月14日(土)にブラジル・クリチバで開催されるUFC 198。ヘビー級王者のファブリシオ・ヴェウドゥムがスティペ・ミオシッチを相手にタイトル防衛戦に臨む。さらに、LAフォーラムで6月4日(土)に開催されるUFC 199では、ルーク・ロックホールドの初めてのミドル級タイトル防衛戦が行われる。相手はロックホールドがその手でベルトを奪ったクリス・ワイドマン。さらに、ドミニク・クルーズは長年のライバルであるユライア・フェイバーを相手にバンタム級のタイトル防衛に挑む。こればかりでなく、5月29日(日)、6月18日(土)にはUFCファイトナイトが開催されることも発表された。前者は場所、試合内容共に未定だが、後者はカナダのオタワを舞台に、メインイベントでローリ-・マクドナルドとスティーブン・トンプソンが対決する。


“アンストッパブル”には、ジュニオール・ドス・サントスとベン・ロスウェルがクロアチアで対戦する4月10日(日)のUFCファイトナイト・ザグレブ、ハビブ・ヌルマゴメドフ対トニー・ファーガソンがフロリダで対戦する4月16日(土)のUFCファイトナイト・タンパ、ダニエル・コーミエとジョン・ジョーンズ、デメトリアス・ジョンソンとヘンリー・セフードがラスベガスで対戦する4月23日(土)のUFC 197、アリスター・オーフレイム対アンドレイ・アルロフスキーがオランダで対戦する5月8日(日)のUFCファイトナイト・ロッテルダムが含まれる。

会見にはジ・アルティメット・ファイター・シーズン23のコーチを務めるUFC女子ストロー級王者のヨアンナ・イェンドジェイチェクとナンバー1コンテンダーのクラウディア・ガデーリャも出席。2人はUFC 200の前夜となる7月8日(金)にラスベガスで再戦する。

2人の女性陣、そしてロックホールドとワイドマン、クルーズとフェイバーは早くも激しい火花を散らしたが、誰もが思わず息をのんだのはUFCライトヘビー級王者のコーミエとジョーンズの攻防だった。ジョーンズは王座をはく奪されているにもかかわらず、会見場に自身のベルトを持ち込んでいる。

「こいつの行動は考えなしだ」とコーミエは吐き捨てた。「この男は何も変わっちゃいねえ」

 


ジョーンズはニューメキシコ州アルバカーキで当て逃げ事故を起こし、警察沙汰となってベルトをはく奪された。2015年1月にジョーンズに敗れたコーミエだったが、その間にアンソニー・ジョンソンを倒して空座となっていたタイトルを手に入れている。アレキサンダー・グスタフソンへの防衛に成功し、再びジョーンズと向かい合う。2人は一触即発だった。

「こいつの態度は気に入らねえ」とコーミエがにらみつける。

「人にはそれぞれの生き方があるんだ」とジョーンズ。「あの出来事でオレは膝をついた。まさに今はどん底だ。そいつ(コーミエ)はオレが平身低頭することを望んでいるらしい・・・けどオレは、自分を信じればまた立ち上がれるんだってことを世界に伝えたい。“DC”を倒すのもその手段だ」

コーミエがこれに感銘を受けた様子はなく、舌戦はなおも続く。意見を求められたジョーンズはただほほ笑んだ。

「これがアスリートとしてのオレなんだ」

バンタム級と女子ストロー級のヒートアップもかなりのものだ。クルーズとフェイバーは再決戦を迎え、イェンドジェイチェクとガデーリャ(最後のフェイスオフでホワイトが2人を引き離さねばならないほどだった)はTUFの撮影で6カ月間一緒に過ごした相手とぶつかり合う。一方、意外だったのはロックホールドとワイドマンがむき出しの敵意を見せたこと。1回目の対戦では、2人はお互いに敬意を示し合っていた。しかし、ロックホールドがワイドマンを王座から引きずり下ろした今、もはや手加減はない。

「ベルトは西海岸に残る」とロックホールドは豪語した。「クリスはオレの前でアンデウソン・シウバにようになる」

ワイドマンがブラジルの人気ファイターを2戦連続で倒したように、次もおまえを倒すと言われ、元王者はカチンときた様子。

「あいつはオレのベルトを持っていやがる。それを取り戻すチャンスを与えられたんだ」とワイドマンは述べた。「ヤツに大恥をかかせてやるのが待ち切れないぜ」


この春、彼とジョーンズは同じようにチャンスを得た。ニューヨーカーの2人はAKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)のチームメイトであるロックホールドとコーミエを見据え、ワイドマンがこう宣言した。

「ニューヨークの力を見せてやる」と彼は述べた。「ジョン・ジョーンズとクリス・ワイドマン、ベルトはこっちに渡してもらおう」