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UFC 200を控えたアルドの想い

 



日本時間7月10日(日)にアメリカ・ラスベガスのT-Mobileアリーナで開催されるUFC 200で暫定フェザー級王座をかけてフランキー・エドガーと対戦する前フェザー級王者のジョゼ・アルドは決してこの対戦カードに満足していない。

同大会では現フェザー級チャンピオンであるコナー・マクレガーが階級を2つ上げたウェルター級でネイト・ディアスとの再戦に挑む。

アルドは昨年12月に行われたUFC 194でマクレガーに敗北を喫して以来、マクレガーとの再戦を希望してきた。しかし、その望みがUFC 200でかなうことはない。状況は好ましくないものの、アルドは現実を受け入れ、タイトル奪還を狙うことを約束している。

「希望した試合を組んでもらえなかったから、ちょっと不満だった。ベルトをかけて戦うもんだと思っていたし、コナーとのリマッチに勝つことだけを考えていたからね」とブラジル版UFC.comに明かしたアルド。「今までに積み上げてきた功績を見れば、オレが次にコナーと対戦するべきなのは分かるはず。でもだからって何ができる? オレはただの雇われだ。時間を無駄にしたくもない。戦わなきゃいけないんだ」

「つまりそう、エドガー戦はベルト奪還のためのステップってことさ」

マクレガー戦で喫した13秒KO負けは、アルドに欠けていた要素を理解するために必要だったのかもしれない。アルドは2011年のUFC参戦以来、7勝を挙げている。そのうち5戦が判定試合だったことから、多くの人に積極性を失ってしまったのではないかと批判を受けてきた。

WEC時代(全8戦中7戦にKOおよびTKOで勝利)に恐れ知らずのチャンピオンだったアルドの姿は消えつつあった。ここ数年に渡り“ぬるい”ファイターと呼ばれてきたアルドは、エドガー戦を機に、過去の荒々しいスタイルに戻ることを決めたようだ。

「今、トレーニングしているところなんだけど、これまでに得意だったものもそうだし、もうやめてしまった練習とか、いろんなことを改善しようとしている。柔術、ムエタイ、キックボクシングはいつも自分の強みだった。オレが有名になれたのはそういう強みがあったからだ。でも昔のようにやれなくなっていたんだと思う。だから今はすべてを見直して、新しいことに取り組みながら、オレをチャンピオンにしてくれた柔術やキックボクシングもまた取り入れるようにしている」

「すべてを取り戻さなきゃいけない。だから、また積極的に攻撃できるように必要がある。必ず、もっとアグレッシブに攻めていく」

アルドはエドガー戦の勝利を確信している。次のステップであるマクレガーとの再戦を制し、4年間保持したフェザー級タイトルの奪還もすでに見据えているようだ。また、アルドいわく、ディアスとの再戦を終えたマクレガーにとってはフェザー級に戻る以外に道は残されていないという。

「(マクレガーが)フェザー級に戻ってこないことなどないだろう。今回の試合後にあいつらがどうするのか見てみたい」と語りつつも、マクレガーとのフェザー級再戦について触れたアルドは「まず、オレはフランキー・エドガー戦のことに集中し、勝つことを考えないといけない。ただ、これは戦いだ。オレたちが二度と戦わない、なんてことは絶対にない。あいつには(フェザー級に)戻ってきてもらいたい。どっちにしたって、あいつはベルトを守る必要があるからね」と付け加えた。

UFC 200 での対決を控えたアルドの心境を聞いた。

Q:フランキー・エドガーとの対決が決まった際の心境を教えてください。

希望した試合を組んでもらえなかったから、ちょっと不満だった。ベルトをかけて戦うもんだと思っていたし、コナーとのリマッチに勝つことだけを考えていたからね。今までに積み上げてきた功績を見れば、オレが次にコナーと対戦するべきなのは分かるはず。でもだからって何ができる? オレはただの雇われだ。時間を無駄にしたくもない。戦わなきゃいけないんだ。つまりそう、エドガー戦はベルト奪還のためのステップってことさ。

Q:初対戦されたのはエドガーのフェザー級デビュー戦となったUFC 156でした。この階級にも十分慣れてきたエドガーとの次の試合は何が違ってくると思いますか?

彼が変わったとは思えない。せっぱ詰まると必ず同じ行動をとる。オレたちは相手を理解している。いつも通りに戦えば勝てると分かっている。彼は前回の試合での失敗を改善して新しいことをしてくるかもしれない。でも結局はオクタゴンに上がって戦うことだけが重要。前回同様に勝つよ。

Q:2013年の試合は判定勝ちでした。そして、エドガーの戦い方に変化はないと予想されています。では、ご自身はどうでしょう? 何か戦略を変えたり、最初の対戦よりもパフォーマンス的に改善された点などはありますか?

特に今はそうだね(いろいろと変えるつもりだ)。特定の戦い方しかしてこなかったから、そこを変えたい。今、トレーニングしているところなんだけど、これまでに得意だったものもそうだし、もうやめてしまった練習とか、いろんなことを改善しようとしている。成長したいんだ。もっと余裕をもって試合に臨めるようにしたい。柔術、ムエタイ、キックボクシングはいつも自分の強みだった。オレが有名になれたのはそういう強みがあったからだ。でも昔のようにやれなくなっていたんだと思う。だから今はすべてを見直して、新しいことに取り組みながら、オレをチャンピオンにしてくれた柔術やキックボクシングもまた取り入れるようにしている。

Q:UFCデビュー以来、あなたがWEC時代の攻撃性を失ってしまったという声も多く聞かれます。オクタゴンでまた、昔のように攻撃的なアルドが見られると期待していいですか?

もちろんさ! すべてを取り戻さなきゃいけない。だから、また積極的に攻撃できるように必要がある。必ず、もっとアグレッシブに攻めていく。

Q:暫定王座をかけてエドガーと対戦する一方で、チャンピオンであるマクレガーが違う階級で試合に挑むことについてどう考えていますか?

あり得ねぇ! 実際、そう思っている。ロジックのない、意味の分からない話だ。オレにはここに至るまでに積み上げてきた功績がある。オレ、エドガー、そしてファンにもっと尊敬を払うべきだ。でもオレたちはただの雇われだからね。何も言えないし、言ったところで何が変わるわけでもない。とにかく受け入れて戦うだけさ。人生は進み続けるんだから。戦うことで生計を立てているし、すべてがそれ次第で決まる。だからオレたちは素直に試合を引き受けて、トレーニングを積み、試合に勝つしかない。

Q:コナー・マクレガーはUFC 200が終わればフェザー級タイトル戦に出場すると思いますか?

フェザー級に戻って来ないことなんてあり得ない話だ。ディアス戦を終えた後に何をするか見ている。まずはフランキー・エドガーに勝つことに集中している。ただ、オレとコナーは必ずまた戦う。フェザー級に戻ってこないとタイトル防衛できないからね。 あいつがフェザー級に戻ってこないことなどないだろう。今回の試合後にあいつらがどうするのか見てみたい。まず、オレはフランキー・エドガー戦のことに集中し、勝つことを考えないといけない。ただ、これは戦いだ。オレたちが二度と戦わない、なんてことは絶対にない。あいつには(フェザー級に)戻ってきてもらいたい。どっちにしたって、あいつはベルトを守る必要があるからね。

Q:UFC 200は2016年上半期を締めくくるイベントです。その先、下半期の目標を教えてください。

もう1試合したいと思っている。下半期に2試合できればベスト。それがダメなら、最低でも年が変わるまでにもう1試合はしたい。とりあえず戦いたい。戦うことを続けたい。これがオレの人生だ。フランキー・エドガーを倒して、その後どうするか考える。