日本時間2016年11月20日(日)に北アイルランド・ベルファストにあるSSEアリーナで開催されたUFCファイトナイト・ベルファストの全試合結果および選手コメント。
日本時間2016年11月20日(日)に北アイルランド・ベルファストにあるSSEアリーナで開催されたUFCファイトナイト・ベルファストの全試合結果および選手コメントは以下の通り。
ムサシ vs ホールl | ピアソン vs レイ | ジョンソン vs ボルコフ | ロボフ vs 石原 | セデンブラッド vs マーシュマン | 堀口 vs バガウティノフ | リー vs ムスタファエフ | エルモス vs クーパー | レデット vs ゴッドビアー | カミングス vs ヤコブレフ | レノー vs ドゥディエバ | ジョーンズ vs グァンホ | ウォード vs アルハサン
UFCファイトナイト・ベルファスト:メインカード
メインイベント:
ゲガール・ムサシが1R4分31秒でユライア・ホールにTKO勝利
ゲガール・ムサシ:「相手はベルトを持っているなら誰でもいい。ヨエル・ロメロは俺にとってスタイル的に最もきつい相手だ。だけど挑戦者決定戦をやりたい。さもなければタイトルに挑戦させてくれ。リマッチのチャンスをくれた彼のことは尊敬するしかない。彼はアスリートだ、彼に対してわだかまりはないよ」
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セミメインイベント:
スティービー・レイがロス・ピアソンにスプリット判定勝利
スティービー・レイ 「前回の試合の後はかなりがっかりしていたけどすぐにジムに戻ってトレーニングを再開した。勝利街道に復帰することがどれ程重要なのかを理解していたからね。ピアソンはUFCで長年戦っているすごく高いレベルのやつだ、だから殻のことはすごく尊敬している。試合は俺が勝っていたと感じている。かなり強いのを何発か当てることができた。ロスは経験豊富だが、俺はフラストレーションを溜めないように、コーチの言葉に耳を傾けながら戦った。でも実際何度かフラストレーションを感じたよ。エキサイティングな試合が好きだからね。ファンにすごい試合を見せたいんだ。UFCの誰とでも戦うつもりだ。UFCは俺の試合をうまく組んでくれているようだ。彼らに与えられた誰とでも俺は戦うよ」
ロス・ピアソン 「こんなことがまた起きるなんて信じられないよ。これから俺がどうするのか、どうしたら良いのかも分からない。俺は貰わなかったし、彼を一度ノックダウンして、彼を追い回した挙句クリンチに持ち込んで、彼はといえば試合中ずっと逃げ回っていただけだ。彼は何一つやり遂げなかったじゃないか。俺のほうが彼よりも当てていたんだ。一人のジャッジは俺に30−27をつけているんだ、どうやったらこれがスプリット判定で彼の勝ちなんだ?次がどうなるのかは分からない。落ち着いて家族と話し合うさ、だがこんなことにはもううんざりだ。こんな酷い判定をされるために、試合をしにくるなんてまっぴらだよ」
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アレクサンドル・ボルコフがティモシー・ジョンソンにスプリット判定勝利
アレクサンドル・ボルコフ 「戦いを、MMAを、UFCを、ファイター達を、そして何が起きているのかを理解している人々のいるアイルランドで試合ができたのはファンタスティックなことだった。観客たちは素晴らしく、彼らは本物の戦うアイルランド人だ。スプリット判定とわかっても動揺はしなかった、自分に自信があったんだ。素晴らしい相手と素晴らしい試合ができた、彼にも結構やられてしまったけど。基本的にスプリット判定は良い判定だった思っている。何故なら彼にもかなりやられてしまったからね、でも勝ったのは俺さ。身長について尋ねられるのは好きな質問で、俺は長身であることの楽しさを告げることにしている。次はトップ10の誰かと戦いたい。トラビス・ブラウンと戦いたいね、彼は俺と同じ身長だし、ファンのために素晴らしい試合をする男だから」
ティモシー・ジョンソン 「俺は結構正直な男なんだが、1ラウンドは落としていたと思う。2ラウンドか3ラウンドのどちらかだったが、よく覚えていない。一進一退だったからな。3つのラウンドのうちの2つのラウンドを俺が取っていたことは間違いない。30-27って聞いたとき、次は間違いなく俺に入ると考えた。ジャッジがスプリット判定につけたのは理解できる、どちらとも取れる試合だったから。ちょっとがっかりしている、やらなきゃいけないことが沢山ある。カムバックをさせてもらうに足りるだけの試合ができていたことを祈っている」
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アルテム・ロボフ vs 石原“夜叉坊”暉仁
アルテム・ロボフ 「アイルランドのファン達、そしてロシア人達が多岐にわたって俺をサポートしてくる。彼らの多くが俺が負けてもサポートしてくれた。この勝利は彼らのためのものだ。彼らには素晴らしい試合で報いたい。KOできれいに締めくくりたかったが、次に持ち越しだ。神に誓って次の試合はKOでトドメを刺して見せる。彼をノックアウトできなかったことに驚いている。何発か彼を捉えたとき、その脚はぐらついていたが彼は持ちこたえた。日本人はタフだ、彼らはサムライなんだ、すごく”アリガトウ”さ。誰と戦うのであれ、俺の自信は揺るがない。あの中にトラを一匹用意してくれてもかまわないぜ。俺は何年も何年も、コナー(マグレガー)とトレーニングを積むことで、この自信を彼に与えられたんだ、俺はまだ生き残っているし、顔だって綺麗なものだろう。ずっと口にしてきたとおり、いつでも、どこでも、誰とでも、だ。最初からそれは変わらないし、最後までそれは変わらない」
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UFCファイトナイト・ベルファスト:プレリミナリーファイト
ジャック・マーシュマンが2ラウンド3分32秒でマグナス・セデンブラッドにTKO勝利
ジャック・マーシュマン 「5万ドルに値する勝利だったと思うかい?驚くような気分だ。月の上を飛び越えているようだ。素晴らしい気分だし、観客もウェールズを讃えて狂わんばかりさ。UFCも”見てみろ、ウェールズの男たちがやってきて2勝も獲得したぞ、ここはデカいマーケットになるぞ”って思ってるに違いない。俺は初めてのUFCでプレリムのトリを努めて、言葉通りに2ラウンドに相手をノックアウトしたんだ。今の俺以上に良い気分なんて、そうそう味わえるものじゃないぜ。官能的と言ってもよいほどだ。神に誓って、後数試合たたかってからやりたいやつらの名前をあげるつもりだ。俺の前には強い奴らが勢揃いしてやがる。誰だっていいぜ、俺は抜きん出ていると思っているからな。そのうちの一人をノックアウトしたところだ。3月のロンドン大会に出場させてくれ」
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堀口恭司がアリ・バガウティノフにユナニマス判定勝利
堀口恭司 「トレーニングの成果を確かめるにはノックアウトでフィニッシュすることです。本当にノックアウトしたかったです。アメリカン・トップ・チームには素晴らしいトレーニングパートナーたちがいるだけでなく、素晴らしいコーチ陣がいます。マイク・ブラウンやブラッド・ピケットのような存在が大きな違いを作るんです。誰とでも戦いたいです。UFCが戦えと言う相手、それが自分の戦いたい相手です」
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ケビン・リーが3ラウンド2R4分31秒でマゴメド・ムスタファエフにサブミッション勝利
ケビン・リー 「俺はあのスイッチを入れなきゃいけない。俺はこいつを生計のため、家族のため、街の子供達のため、そしてみんなのためにやっている。俺が手を緩めることは許されない。俺は浮かれた気分で良い思いをするためにここに居るわけじゃない、こいつは極めてシリアスなビジネスだ。ここでは敗者となることも、人生を掴み取ることもあり得るが、俺にはこれしかないつもりで戦っている。戦うときが来たら、それは戦うべきときなんだ。俺はコーチだけしか連れてきていない。こいつは戦うときなんだ、ファン達が俺のガールフレンドや家族を目にすることはないだろう。アイルランド人のことはどうでもいい。俺がコナー・マグレガーの名前を出したのは、俺がその試合を望んでいるからだ。彼は今やこの階級の王者だが、それは彼が数年俺より先に生まれただけの話でやつには何もありはしない。彼は28歳で俺は24歳。俺が彼に追いつくにはあと数年あるが、俺がそのケツに迫っているってことは知ってもらわないとな。そういう事だ。やつの首を狙うやつらがひしめいていて、俺もそのうちの一人ってことだ。こいつが俺のやり方だ。この階級のやつらは、俺が最強のレスラーだってことを覚えておけよ。皆はハビブ(ヌルマゴメドフ)が最高のレスラーだと思っているようだ。俺のは古き良きアメリカン・レスリングってやつだ。パンチ無しでレスリングだけの真っ向勝負でも受けて立つぜ。俺は彼をテイクダウンし続けることができるし、彼がそれに対してできることは何もない。俺のホームタウンのデトロイトでやれたらサイコーだ。ピストンズも復活したし、デトロイトは再びデカいスポーツの街になる。カナダからも、ミッドウェストからも人が押し寄せるぜ。UFCが以前あの辺に来たときはパレスで大会をやったがあそこはデトロイトですらない。俺はUFCをデトロイトでやるために必死だ、ホームタウンでの試合を実現したいんだ。俺も、トニー・ファーガソンも、ミシガンからはマイルズ・ジュリーも来るだろう。さっき試合したばかりのアマンダ・クーパーだってミシガン出身だ。それが必要な参戦選手たちさ、次はそいつで決まりだ。みんなチャンスを貰っている。次はデトロイトの連中にチャンスをやる番だ」
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アマンダ・クーパーがアンナ・エルモスにユナニマス判定勝利
アマンダ・クーパー 「初めてのUFCの勝利で泣きそうだし本当にハッピーよ。MMAで一大勢力となった国で試合ができたのは素晴らしかった。全てのファンから、興奮と情熱を感じることができた。TUFの私のシーズン出身者達は今は成功を収めている。仲間意識のようなものを感じるわ。ハウスの頃を思い出し、対戦することのない今となっては互いの成功を望んでいる。アシュリー・ヨデアもJJアルドリッチも昨晩のインヴィクタで勝利した。クラウディアが成し遂げた大きなことにも私はエキサイトしている。タフな相手と戦っていたと知ること、そしてハウスで私達がどれほどのレベルにいたのかを見せつけるというのは本当に凄いことだわ。戦いたいと思う相手はそれほど多くいるわけではない。UFCがアンナとの試合の話をしてきたとき、私は彼女のことをあまり知らなかったから楽しく戦えた。それ以外のUFCにいる女子たちは、皆すでに会ったことがあるから。彼女たちの試合は研究している。フェリス・ヘリッグのような長く戦っている人は格好良い、私はまだまだこれから。そんな相手と戦いたいわ。尊敬してきた誰か、試合を楽しんで見た、そして楽しんで見る誰か。そんな彼女のような誰かと戦えたら素晴らしいわね。互いのキャリアにとって良いことだと思うの」
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ジャスティン・レデットが1R2分16秒でマーク・ゴッドビアーにサブミッション勝利
ジャスティン・レデット 「良い気分だ。考えていたより上手く行ったよ。考えていたより早かったし、この結果にはぶっ飛ぶね。今はショックを受けているけど、数日のうちに落ち着くだろう。ホームタウンのヒューストンで試合をさせてくれ!トヨタ・センターのチケットを完売させるんだ!俺はヘルシーだし試合の準備はできている、これが俺の仕事だ。試合でそれを証明させてくれ」
マーク・ゴッドビアー 「ナーバスだった。ちょっと彼に飲まれいていたかもしれない。だけど今はその結果がどうなるかが分かったよ。馬鹿げたミスだった。まずは状況に飲まれないようにすることを学ぶことだったんだ、大きな大会なんだから」
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ザック・カミングスが2R4分2秒でアレクサンダー・ヤコブレフにサブミッション勝利
ザック・カミングス 「国をまたいで試合をする時の準備は、早めに現地入りして時差や標高差、それが何であれ違いに備えることに尽きる。俺はこれを長くやってきているから、試合のためのトレーニングはするけど、もう無茶なトレーニングをすることはない、体をいたわりながらやるんだ。コンディションにはハードに取り組んできたからライトが付いて、その時がくれは俺は準備ができているって確信する。行くべきときに行くのさ。俺はゲームプランを持って試合にのぞみ、俺が自分の得意な戦い方にこだわれば、誰も俺には勝てないってわかってる。だからあとは俺は試合をするだけさ。彼が圧力をいなすのが上手くないのはわかっていたから、圧力をかけてさがらせ続けたかったんだ。攻防がグラウンドになったとき、ちょっとしたテクニックでやつを仕留めたよ。前回の敗北直前にはトップ15入り寸前だったから、俺をそのポジションまで戻してくれる誰かと戦いたい。ランキングで俺より上なら誰でも構わない」
アレクサンダー・ヤコブレフ 「ザックは俺の想像を遥かに超えてデカくて力強かった」
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マリオン・レノーが3R3分3秒でミラナ・ドゥディエバにTKO勝利
マリオン・レノー 「(遅い試合の開始時間に)ちょっとフラストレーションが溜まったわ。眠さをこらえて遅くまで起きていたり、昼寝をとろうとしても眠れなかったりで体をならすのに一日潰れてしまったのはイライラしたけど、影響はほんの少しだけだった。だけど試合を意味のあるものにしたかったし、勝利によってより良い意味のある物になったわ。2ラウンドを凌がれたのには驚かされたわ。フィニッシュするために自分を追い込んだけど、もう少しだけ早めに仕掛けるべきだった。ベチ・コヘイアとやりたいわ。彼女はこの階級の9位だと記憶しているし、私が自分がいるべき場所と信じるところに近づくというのは意味のあることだから」
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ブレット・ジョーンズがクァク・グァンホにユナニマス判定勝利
ブレット・ジョーンズ 「見ての通りちょっとばかりアツい試合だった。タフな試合だったが勘違いしないでほしい、俺はいつだってタフな試合をガッツリ戦って、そして今回も勝利してみせたんだ。なんて厳しい(UFC)デビュー戦なんだ、クァクと戦えてハッピーだよ。タフな試合だった、さすがは無敗だった男だ。俺には世界最高のチームがついているんだ、あんな男にだって俺が勝てないわけがないだろう?良いチームと良い家族がずっと俺をサポートしてくれる、感謝が絶えないね。ウェールズのファンは驚きだよ、彼らこそが俺がこの場所にいる理由そのものだ。感謝が絶えないよ」
クァク・グァンホ 「ブレット・ジョーンズはとても強い相手だった。しっかりと準備ができていたのでショート・ノーティスには全く文句を言うつもりはない。最後に俺に好きなように殴らせてくれたジョーンズは崩れかけていたと思う。不幸にも俺にも彼をフィニッシュするエネルギーは残っていなかった。彼が折れつつあるのを感じたし、試合後に彼は後30秒あったらやられていた、と言ってきたよ」
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アブドゥル・ラザク・アルハサンが1R53秒でチャーリー・ウォードにKO勝利
アブドゥル・ラザク・アルハサン 「最初のパンチで彼が倒れると思っていたからビックリしたよ。彼は起き上がって強打を振り回してくる、”どうなってるんだ?”って思ったね。彼の拳は当たらなかったけど、手の甲の部分が後頭部に当たって、俺は“信じられない、俺の会心の一撃をもらったやつがこんなに強いパンチを返してくるなんて”って感じだった。だから俺は本当にハードに当てることのできる距離を測るためにちょっと時間をかけることにした。俺のパワーの鍵は、多分俺のアフリカの血統にあるんだろう。柔道は常に俺のバックグラウンドで、俺が初めて取り組んだ格闘技だ。オリンピックに行くのが夢だったけど、収入が足りなくてその夢は叶えることができなかった。その時俺はコーチに拾われて、キックボクシングを始めたんだ。俺から選んだわけじゃない、全ては神のお導きなんだ。誰かを指名するのは好きじゃない、だから与えられた相手が誰であれ、俺はそれに備えるぜ」
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