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UFCファイトナイト・ピッツバーグの論点に迫る:“カウボーイ”に笑顔が戻った

 



日本時間2月22日(月)に開催されたUFCファイトナイト・ピッツバーグで、アレックス・オリベイラと戦ったドナルド・セラーニは別人のように見違えていた。セラーニがまた”カウボーイ”に戻ってくれたのだ。

8連勝の後、ハファエル・ドス・アンジョスのライト級タイトルに挑んで敗れたセラーニは、基本に戻ることにワクワクしていた。セラーニはただ、楽しんで戦いたいと思っていただけなのだ。

リラックスして機嫌の良い”カウボーイ”セラーニは、ライト級でもウェルター級でも、誰にとっても厄介な対戦相手となる。今回初めてUFCのメインイベントに登場したオリベイラも、その理由がよく分かったことだろう。試合がグラウンドに移行するや否や、セラーニは一切の遊びもなくマウントをとって、そのまま三角締めをガッチリと極めると、オリベイラは間髪入れずタップするしかなかった。

「今回初めて、オクタゴンで生き返った気がしたよ」とセラーニは語っている。「控室ではデレク・ブランソンがオレと一緒にカントリー音楽で踊ってくれた。楽しいよ。正直、今回の試合はオレのためのものだった。周囲のヤツらにも、何の心配もいらないと言っていたんだ。もう連勝中でもないし、自分の階級の試合ですらない。ただ楽しいだけだった」

UFCファイトナイト・ピッツバーグの論点に迫る。

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1.”カウボーイ”セラーニがブラジル版”カウボーイ”に脱帽

UFC5戦目にして、ライト級5位の”カウボーイ”セラーニとショートノーティス(直前の試合出場要請)で戦うというのは、オリベイラにとっては大きな挑戦だった。

しかし、ブラジル版”カウボーイ”は、頼まれると出てきてしまうのが自分の性格なのだと述べた。

「今回ショートノーティスで試合を受けて、とても良い勉強になった」とオリベイラは語る。「セラーニに捕まってしまった。試合ではこういうこともある。でも、UFCから頼まれたら、これからも僕は試合を受けるよ」

今回のオリベイラ戦が、UFCとWECをあわせて30試合目となったセラーニは、大会後記者会見でオリベイラのコメントに口を挟み、もう一人のカウボーイに敬意を表した。

「今回の試合はカウボーイ対決だとか、本物のカウボーイは一人しかいないなどと謳われたけれど、2週間前の出場要請で試合を受けるなんて、彼ほどカウボーイらしい男をオレは知らない」とセラーニは語っている。

「だから、オレが子供の頃からずっとカウボーイハットに付けていた羽根を彼に贈ったんだ。まったくこの男ときたら・・・このクソ野郎には脱帽だよ」

オリベイラは、お得意の笑顔を輝かせて、羽根は大事にするつもりだと語った。

「逃げずに立ち向かう。それがカウボーイ流なのさ」

 

2.ブランソン、トップコンテンダーにまた1歩近づく

チーム・ジャクソン・ウィンクルジョンのチームメイト、”カウボーイ”セラーニがメインイベントで主役の座を奪う前には、デレク・ブランソンが4連勝、しかも3連続での第1ラウンドでのテクニカルノックアウト勝ちを飾り、ミドル級での存在感を大いにアピールした。

ブランソンはすでにこの階級で旋風を起こしつつあったのだが、今回セミメインイベントでのホアン・カルネイロの破壊ぶりは、この階級の他の選手に向けた“ブランソンここにあり”との高らかなメッセージだ。

大会後記者会見では、ミドル級のユライア・ホールが『Twitter(ツイッター)』でブランソンへの対戦希望を表明、ブランソンもUFCさえ良ければ自分は挑戦を受けてやると直ちに応じている。

「やろうじゃないか」とブランソンは語った。「調子はどうだ、ユライア・ホール。やりたいことがあるなら、やってやろうじゃないか。こちらもヤツとは片を付けたいと思っていたんだ。頭からたたきつけて、ぶちのめしてやる」

3.高い前評判に応えたガーブラント

地元ファンの前で、アウグスト・メンデスと戦うためにオクタゴンへと歩みを進める”No Love”ことコーディ・ガーブラントは、のしかかる重いプレッシャーなど意に介していないようだった。

集中しきった表情のガーブラントは、試合が始まると時間を一切ムダにすることなく、メンデスを1ラウンド4分18秒、ノックアウトに沈めた。

スピード、パワー、レスリング、表情、そしてこの階級トップクラスのオクタゴンでの集中力を発揮したガーブラントは、まだその底知れぬ能力の一部を見せているに過ぎない。