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UFCファイトナイト・タンパの見どころ

 

ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン20に参戦していたローズ・ナマユナスは、自分が次世代のロンダ・ラウジーになれるだろうかと思案していた。しかし、シーズンフィナーレの決勝戦ではカーラ・エスパルザがナマユナスを完封、エスパルザが初代の女子ストロー級タイトルを獲得し、ナマユナスはいったん姿を消すこととなる。

それから16カ月、”サグ・ローズ(殺し屋ローズ)”ことナマユナスには、これまでにない強さをまとって戻ってきた。エスパルザに敗れた後、一から出直したナマユナスは、これまでに地球上最高のストロー級ファイターの1人として台頭してきているのだ。

 



昨年のスター候補生対決でナマユナスは盟友ペイジ・ヴァンザントを圧倒し、UFCでの存在感を確固なものとした。今回、ナマユナスはこの階級のエリート対決に舞い戻り、UFCファイトナイト・タンパのメインカードのオープニングで、ランキング4位のテシア・トレスと対戦する。

戦績7勝0敗のトレスはTUF出演以来、オクタゴンでは無敗の3連勝中。トレスもまたエスパルザには敗れており、今回はナマユナスを相手に強烈アピールを狙う。

ナマユナス対トレス戦こそ、日本時間4月17日(日)に開催されるUFCファイトナイト・タンパを見るべき理由のナンバーワンだ。

メインカードの注目ポイント

2年間の欠場から復帰を飾るハビブ・ヌルマゴメドフは当初、メインイベントでトニー・ファーガソンとの重要な一戦に臨むはずであった。

試合まで2週間を切った段階で、ファーガソンの負傷により試合は延期に。ところが”ジ・イーグル”ことヌルマゴメドフはこの大会への出場にこだわった。

そこで登場したのがUFC初登場のダレル・ホーチャーである。シカゴ出身のホーチャーは、MMA戦績22勝0敗というヌルマゴメドフ戦をショートノーティス(直前の試合出場要請)で受諾し、UFCデビューを飾ることとなったのだ。

ヌルマゴメドフはこれまで現ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョス、ベテランのグレイソン・チバウらに勝利を収めており、今回の試合でライト級のトップコンテンダーとしての立ち位置の再確立を狙っている。

メインカードではさらに3人のUFCレジェンドと1人の元タイトルコンテンダーが登場、それぞれがキャリアの晩年に差し掛かる中、タイトル戦線に踏みとどまるべく激戦を繰り広げる。

メインイベントではラシャド・エバンスがグローバー・テイシェイラと対戦、そしてセミメインイベントではダン・ヘンダーソンがリョート・マチダとの再戦に挑む。

 



エバンスは前回、ケガからの復帰戦でライアン・ベイダーに敗戦。他方のテイシェイラはオヴィンス・サン・プルーとパトリック・カミンズをフィニッシュしたここ2戦で素晴らしいパフォーマンスを披露している。

マチダは前回のアイコン対決でヘンダーソンにスプリット判定で勝っており、ヘンダーソンは借りを返そうと躍起だ。

わずか3戦前にはクリス・ワイドマンとミドル級タイトルをめぐる激戦を繰り広げていたマチダは今でも自身に王者になるべき素養があると考えている。ヘンダーソンは残りの現役生活が長くないことを知りつつも、引退を決めるまでは得意の“Hボム(右ロングフック)”を自在にさく裂させるつもりだ。

プレリム(前座)のラストはダリウシュ対キエーザ

ライト級ランキング7位のベニール・ダリウシュと同14位のマイケル・キエーザは、ランキングこそ7スポットも開いてはいるが、始まってしまえば非常に接戦になり得る試合だ。

両選手ともUFCでは6勝を挙げており、互いの連勝記録をかけてUFCファイトナイト・タンパのプレリムのメインイベントを飾る。

ダリウシュは登録選手中で最も急上昇中のファイターの1人で、一本勝ちも織り交ぜて現在5連勝中。キエーザはダリウッシュの柔術など心配していないと言うが、ダリウシュとしては元TUF優勝者であるキエーザにグラウンド戦の強さを見せつけるつもりだ。

キエーザは前回、ベテランのジム・ミラーに一本勝ちし、UFCファイターとしていよいよ一人前になったと感じている。ダリウシュに勝てば、キエーザはライト級でいよいよトップ10に飛び込むことになりそうだ。

充実したアーリープレリムの対戦カード

元フライ級タイトルコンテンダー、ジョン・ドッドソンがバンタム級に復帰し、プレリムのメインイベントでマニー・ガンブリヤンと対戦する。

ドッドソンはフライ級では最もスピードとパワーのある選手の1人で、そのスピードはバンタム級では特別な意味を持ち得るかもしれない。一方、歴戦の戦士ガンブリヤンは、この試合でもドッドソンに自分のすべてをぶつけるつもりだ。

ドッドソンはデミトリアス・ジョンソンへの2度の挑戦こそ失敗に終わったものの、元バンタム級チャンピオンのT.J.ディラショーには勝利を収めている。ドッドソンは、あとほんの数勝でバンタム級のタイトルの玄関口まで戻れるはずだと信じているのだ。

今回のアーリープレリムのカードは実に充実している。人気リアリティー・ショー『Dana White: Lookin' For a Figh(デイナ・ホワイト:ルッキン・フォー・ア・ファイト/デイナ・ホワイトが行く、戦士を探せ)』に出演していたランディ・ブラウンがオクタゴン2戦目を迎える。戦績7戦0敗のブラウンはベテランのマイケル・グレイブスと激突する。

グレイブスはレスリングに強みを持つオールラウンドファイター。この試合ではブラウンに大きな試練を課す。

そして、アメリカン・キックボクシング・アカデミーの有望選手、イスラム・マカチェフが、前回のキャリア初黒星の雪辱を期すべく、タフなドリュー・ドーバーと対戦する。

UFCファイトナイト・タンパは日本時間4月17日(日)に本番を迎え、アーリープレリムは早朝5時より開始される予定だ。