UFC 204でビトー・ベウフォート戦にTKO勝利したゲガール・ムサシはミドル級ランキングトップ5にふさわしいと自薦していた。 ランキングのパネリストもその意見に同意。 今週、UFCが公開した最新ランキングでムサシは4つのポジションアップをかなえて5位に上がった。上位にいるのは1位のルーク・ロックホールド以下、クリス・ワイドマン、ホナウド・ソウザ、ヨエル・ロメロだ。 このトップ4の面々はUFC会長のデイナ・ホワイトいわく“トーナメント方式”の試合が控えている。11月末のオーストラリアを舞台にしたUFCファイトナイト・メルボルンのロックホールド対ソウザ、そしてUFC 205で実現するワイドマン対ロメロと続く。この2試合の勝者が王者マイケル・ビスピンの次回防衛戦の挑戦者になるにふさわしい位置につけることになるが、ムサシもここに加わりたがっている。 「ミドル級の中でスタンドならオレが一番だと思っている。クリス・ワイドマンとかルーク・ロックホールドとやれば最高じゃないかな。オレのキャリアは過小評価されている気がするんだ。オランダ出身だから、あんまり注目されていないのかもね。オレはマイケル・ビスピンが好きだけど、皆だってオレが彼に勝てると分かっているだろ。オレはマイケル・ビスピンを打ち破れるぜ。一晩中、殴り続けてやる。楽勝さ」と豪語したムサシ。 他に、大きくランクを上げたのはオヴィンス・サン・プルー(OSP)をノックアウトしたライトヘビー級のジミ・マヌワだ。UFC 204に出場したマヌワが3つ上昇して5位となり、OSPが6位に下がった。 過去4試合のうち、アレクサンダー・グスタフソンとアンソニー・ジョンソンに敗れているマヌワだが、OSPを撃破したことで再び頂点を目指した戦いをスタートさせることになるだろう。 マヌワは「トップ5のファイターとやりたい。テッペンを目指して突き進むぜ。とにかく前に前に、前に進んでいくだけだ。ジョー・シルバかデイナ・ホワイトか、誰が決めようとオレの準備はできている」とコメントした。 また、ラッセル・ドゥアン戦の第1ラウンドで一本勝ちを挙げたフェザー級のミアサド・ベクティックがランキング13位に上がっている。