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王者ワイドマン、ベウフォートを1Rで破壊

 


土曜夜、ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで行われたUFC 187のメインイベント第一試合にて、UFCミドル級王者のクリス・ワイドマンは、僅か2分53秒でヴィトー・ベウフォートを仕留めてみせ、これでアンデウソン・シウバ(二度)、リョート・マチダに続いてブラジルのレジェンドを3人連続で倒したこととなった。

 「僕のことを疑うのはやめてくれ」と、3度目の王座防衛に成功したワイドマンは語った「もう十分だろ。」

序盤から激しい攻防が展開されたこの試合、有効打を当てたベウフォートは、チャンスと見るやパンチのラッシュ! ワイドマンの顔を切り裂いた。しかしガードを固めて耐えた王者はテイクダウンに成功。そこからマウントを奪って圧倒的な威力のパウンド! やがてベウフォートが反応できなくなると、2分53秒でレフェリーのハーブ・ディーンが試合を止めたのだった。

「言い訳はしないよ」とベウフォートは語った。「今夜は向こうの方が強かった。」

この勝利で、30才のワイドマンは13戦全勝、38才の元UFCライトヘビー級王者のベウフォートは24勝11敗となった。


セラーニ vs. マクデッシー

ライト級コンテンダーのドナルド・"カウボーイ"・セラーニがジョン・マクデッシーを2ラウンドで仕留め、8連勝を飾った。

1ラウンドから重いローキックを当てたセラーニは、その後も前に出て有効打をヒット。それに耐えたマクデッシーは後半調子を上げて打撃を当てるが、セラーニのリズムを崩すには至らなかった。

2ラウンド、さらに強い打撃を当てるセラーニだが、マクデッシーも怯まずに反撃し、特に強い左を何発も当ててみせた。しかしラウンド後半にエンジンを上げたセラーニは強烈な左のハイキックをヒット! アゴが折れたのを感じたマクデッシーはここで試合終了を選択。4分44秒のことだった。

セラーニはこれで28勝6敗1ノーコンテストに、カビブ・ヌルマゴメドフの代役として、前回の試合(シェーン・キャンプベルに勝利)から一ヶ月とおかずに出場したマクデッシーは13勝4敗となった。


アルロフスキー vs. ブラウン

親友同士であるアンドレイ・アルロフスキーとトラヴィス・ブラウンは、この日すさまじい死闘を展開。一度はダウンを奪われた元UFCヘビー級王者のアルロフスキーが、1ラウンド4分41秒でランキング3位のブラウンをKOしてのけた。

「この勝利で我々の友情が壊れることはないよ」とランキング8位のアルロフスキーは語った。「彼は兄弟みたいなものだ。」この勝利で36才のアルロフスキーは5連勝、昨年UFCに復活してからは3連勝となった。&

試合開始と同時に自信満々にアルロフスキーの前に立ちふさがったブラウン。しかしアルロフスキーは強烈なパンチをヒット! フェンスまでブラウンを追い詰めるとラッシュをかける。それを耐えたブラウンだが足元はふらついている。そこにピットブルことアルロフスキーはさらに強打をヒット。万事休す下と思いきや、今度はブラウンの拳が炸裂してアルロフスキーがダウン! しかしここでアルロフスキーは踏ん張って全力のパンチで逆襲! 数発がブラウンの顔面にスマッシュヒットしたところでレフェリーが試合を止めたのだった。

アルロフスキーはこれで24勝10敗1ノーコンテストに、ブラウンは17勝3敗1分となった。


ベナヴィデス vs. モラガ

フライ級ランカー同士の対決は、ジョセフ・ベナヴィデスが激戦の末にジョン・モラガを判定3−0(三者とも30−27)で倒し、王者デミトリアス・ジョンソンへの再々挑戦に向けて一歩進んだ。これでベナヴィデスは22勝4敗、モラガは16勝4敗となった。

試合開始と同時に激しく打ち合った両者。モラガが蹴りで先制するものの、ベナヴィデスは強烈なパンチでダウンを奪うと、上からチョークを狙ってゆく。モラガもスクランブルで立ち上がるがベナヴィデスはそれをグラウンドに持ち込む。さらにスクランブルの攻防が続き、モラガがベナヴィデスを投げる場面も見られたが、最後はベナヴィデスがテイクダウンに成功した。

2ラウンドもベナヴィデスはパンチと寝技で主導権を握る。モラガも強烈な蹴りで反撃をするがベナヴィデスの勢いは止められなかった。3ラウンドも立ってプレッシャーをかけ続け、寝技でも攻め込んだベナヴィデスが文句無しの判定勝利を得たのだった。