UFC 165 プレリミナリーファイトの結果を見てみよう。
9月21日、トロント—— 土曜夜、エア・カナダ・センターで行われたUFC165のプレリミナリー・ファイトにおいて、ウェルター級の有望株・ステファン・"ワンダーボーイ"・トンプソンがクリス・クレメンツを2ラウンドKOし、再びその世界レベルの打撃力を見せつけた。
お互い予測困難な打撃スタイルを持つ両者だけに、1ラウンドは見応えのあるものとなった。クレメンツが後ろ回し足払いでトンプソンに尻餅を付かせれば、トンプソンもテイクダウンを奪うと、グラウンドで主導権を握ってみせた。そして2ラウンド、トンプソンの右が痛烈にヒット! ダウンしたクレメンツにトンプソンがパウンドを浴びせ、1分27秒で勝負を決めた。
トンプソンはこれで8勝1敗に。クレメンツは11勝5敗1分となった。
ジュリー vs. リッチー
ライト級有望株のマイルズ・ジュリーはこの日、以前の試合のような派手な勝利をあげることはできなかった。にもかかわらず、彼はモントリオールのマイク・リッチーに判定2-1で辛勝し、その無敗記録を守った。
採点は29-28が二人、 28-29が一人だった。ジュリーはこれで13戦全勝。リッチーは9勝4敗となった。
お互いが様子見で動きのなかった1 ラウンド。やや手数で勝ったのはリッチーだったが、ジュリーは終盤でテイクダウンを奪い、やや採点上有利な状態でラウンドを終えた。
非常に採点の難しいものとなった2ラウンド、手数はリッチーだが、強い打撃を当てたのジュリーか。
3ラウンド、テイクダウンを奪ったジュリーが採点上有利に立ったように見えたが、動きの少ない試合であることは変わらなく、観客も不満を露にし、試合終了までカウントダウンが起こるほどだった。
ヘイス vs. メンジヴァー
ブラジルのヴェテランウィルソン・へイスが、モントリオールのアイヴァン・メンジヴァーに判定3-0で勝利し、UFC初白星を得た。.
ジャッジは三者とも29-28でヘイスを支持。ヘイスはこれで17勝4敗に、メンジヴァーは25勝11敗となった。
1ラウンド、柔術家のヘイスは延々とスタンド戦につき合い、前に出るヘイスとカウンターを狙うメンジヴァーの攻防が続いた。しかし残り40秒のところで、ヘイスがテイクダウンを奪って見せた。
2ラウンド、相変わらず積極的に前に出るヘイスは、またもやテイクダウンを奪い自分のテリトリーで試合を進めていった。
3ラウンド、メンジヴァーは何度かヘイスのテイクダウンを防ぐものの、結局は倒されてしまう。ヘイスはそのまま試合終了まで上のポジションをキープしてみせた。
ゲイグノン vs. キムラ
バンタム級の二人の有望株、ミッチ・ゲイグノン とダスティン・キムラは非常に見応えのある試合を展開し、1R4分05秒に地元のゲイグノンが一本勝ちを奪った。 
「僕の行く手を阻む者はみんな倒すよ」と勝者は語った。ゲイグノンはこれで10勝2敗に、キムラは11勝1敗となった。
最初から激しい攻防となったこの試合、ホノルル出身のキムラが強い蹴りを放てば、地元カナダ、オンタリオのゲイグノンもパンチを返す。やがてキムラが強烈なボディがヒット! 効かされたゲイグノンだが、突っ込んできたキムラからテイクダウンを奪う。キムラも立ち上がるが、そこにゲイグノンは強烈なギロチン! キムラを落としてみせた。
ミッチ・ゲイグノンの試合後インタビューはこちら。
マクデッシー vs. フォート
モントリオールのライト級ファイター、ジョン・マクデッシーがレニー・フォートを1ラウンドKOし、カナダ人としてこの日初勝利をあげた。
試合開始後、フォートはマクデッシーの打撃に恐れずスタンド戦を挑んでゆき、いくつか有効打を当ててせる。しかしリズムを掴んできたマクデッシーが反撃に移ると、フォートの強引な攻撃が目立つように。やがてフォートの大振りに合わせたマクデッシーのパンチがテンプルにヒット!倒れたフォートに追い打ちをかけたマクデッシーが2分01秒で勝利を飾った。
これでマクデッシーは12勝2敗に、フォートは8勝3敗となった。
マクデッシーの試合後インタビューはこちら。
プラゼレス vs. ロンソン
接戦の末、ベレン出身のマイケル・プラゼレスが地元オンタリオのジェシー・ロンソンに判定2-1で勝利した。
スコアは29-28、29-28、28-29だった。
プラゼレスはこれで17勝1敗、ロンソンは13勝3敗に。
大声援を受けたロンソンだが、1ラウンドから苦境に立たされた。柔術家のプラゼレスにテイクダウンを奪われ、バックからチョークを極められかけたのだ。
2ラウンドもテイクダウンを奪ったプラゼレスが優勢に進めたが、終盤ロンソンも打撃で反撃して観客を沸かせた。
3ラウンド、後のないロンソンは打撃で攻めたてる。しかしプラゼレスもテイクダウンで反撃。残り少なくなった時、ロンソンは気合いもろともプレゼレスをリフトしスラム! そのままパウンドを放っていったが、時すでに遅しの感が強かった。
キャセレス vs. デローム
バンタム級の新鋭アレックス・キャセレスが判定2-1で ウィニペグのローランド・デロームに勝利し、4連勝を記録した。
採点は29-28、29-28、28-29だった。
これでキャセレスは9勝5敗1ノーコンストに、デロームは9勝2敗1ノーコンテストとなった。
1ラウンド、スタンドで主導権を握ったキャセレスだが、デロームの左でダウンを奪われてしまう。その後はグラウンドでデロームが優位に立った。
2、3ラウンドは軽いフットワークを見せたキャセレスが打撃で再び優勢に。TUF12の人気者のキャセレスは、そのままペースを握り続けて試合を終えた。
オミェランチェク vs. ゲルミーノ
ヘビー級の新規参戦者二人、
ダニエル・オミェランチェクとナンドール・ゲルミーノは激闘を展開した、最後はオミェランチェクがKO勝利を飾った。
試合開始と同時に、豪快な蹴りを交換する二人のヨーロッパの巨人。
そしてポーランドのオミェランチェクは、さらにグラウンドでも力を発揮し、優勢に立った。
2ラウンドも蹴りを交換する両者。オミェランチェクはここでもグラウンドで優位に立ったが、キムラロックを狙って自ら下になりオーストリアのゲルミーノに反撃を許してしまった。
両者に疲れが見えはじめてきた3ラウンド。力を振り絞ったオミェランチェクは左フックをヒット! ゲルミーノは崩れ落ち、オミェランチェクは追い打ちをかけて3分18秒、勝負を決めた。
この勝利でオミェランチェクは16勝3敗1分1ノーコンテストに、ゲルミーノは11勝5敗1分となった。