日本時間8月7日(日)、アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティにあるビビント・スマート・ホーム・アリーナで行われたUFC ファイトナイト・ソルトレイクシティのプレリミナリーファイト(前座試合)後半戦の試合レポート。
フェザー級 5分3ラウンド
石原“夜叉坊”暉仁 vs. オラシオ・グティエレス

『Road to UFC: Japan』決勝戦にて廣田瑞人と激闘を展開した末、引き分けてUFCとの契約を得た“夜叉坊”こと石原は、前回のUFC本戦デビューでは見事にジュリアン・エロサを2ラウンドKOし、勢いに乗っている。
対するメキシコのグティエレスは、前回のUFCデビュー戦でエンリケ・バゾラに判定で敗戦。通算戦績もまだ2勝2敗という選手だ。
1ラウンド、オーソドックスのグティエレスに対して、石原はサウスポーから左のミドルを打ち込む。やがて石原は遠い距離からダブルレッグに入るが、グティエレスは難なくディフェンス。石原は左ローや右を当てるが、体格に勝るグティエレスも強引に前に出て左右のフックをヒット。
さらにグティエレスがパンチで前に出て来るところに、石原の下がりながらの左ストレートがヒット! 膝から崩れ落ちたグティエレスに石原は鉄槌を浴びせ、さらに立ち上がりかけたグティエレスにとどめの左フック。2 分32秒でレフェリーが試合を止めた。
UFCにて2連続TKO勝利を飾った石原は、いきなりインタビュアのジョン・アニックに「How was my fight? (オレの試合どうだった?)」と英語で逆質問。「最高だった」との返答をもらうと「イヤー! I always (do a) good job! (いつも良い仕事しますから!)」と叫び、その後も英語で「パーティの準備はできてるぜ! ソルトレイクシティ、オレと一緒に来い!」とアピールしてみせた。
ウェルター級 5分3ラウンド
コート・マクギー vs. ドミニク・スティール

今回が待望の地元初登場となるTUFシーズン11王者のマクギーは、前回サンティアゴ・ポンジニッビオに1ラウンドKO負け。対するスティールも前回はダニー・ロバーツに判定負け。復活を目指す両者の対決だ。
1ラウンド。地元の大歓声に乗ったマクギーは、前に出るといきなり右ストレートをヒット! ぐらついたスティールにボディロックで組み付いてテイクダウンを奪うと、そのままバックを取ってチョークに。さらにネッククランクに移行するが、スティールはなんとか守り切って正対し、両者は離れた。
スタンドに戻ると、今度はスティールが前に出て右をヒット。さらに組み付くがマクギーは振りほどく。その後もスティールは積極的にパンチで前に出るが、マクギーも打ち返して行った。
2ラウンド。ジャブ前に出るマクギーだが、スティールは左フックのカウンターを当てる。距離が近づくとテイクダウンを狙い合う両者だが、どちらも許さない。やがて前に出たスティールに対して、マクギーがカウンターのダブルレッグ。テイクダウンを奪うがスティールはすぐに立ち上がる。その後もマクギーはしつこくテイクダウンを狙っていった。
3ラウンド。マクギーは組み付いてのテイクダウンを狙うが、スティールは脇を差し返す。それでも体勢を入れ替えてスティールを金網に押し付けたマクギーは、背中でクラッチを組んでのテイクダウンに成功。スティールはすぐに立ち上がるが、マクギーは執拗にテイクダウン狙いを続ける。
残り2分でレフェリーによるブレイクが入る。今度はスティールが前に出てテイクダウン狙い。しかしマクギーは体勢を入れ替えて差し返し、スティールを金網に押し付ける。残り30秒、体勢を低くして激しくテイクダウンを狙うマクギーだがスティールは許さないまま過酷な消耗戦が終了した。
判定は3-0 (30-27、29-28、29-28)でマクギーに。大歓声を浴びた勝者は「コナー・マクレガー、お前ですらこのソルトレイクシティではオレの人気にかなわない。最高だ。ファンや家族や友人に感謝だ。みんながこの試合を喜んでくれればいい。それだけだよ」と言うと歓喜の涙を見せた。
ヘビー級 5分3ラウンド
ビクトル・ペスタ vs. マルチン・ティブラ

チェコ出身のペスタは、前回デリック・ルイスに3ラウンドKO負け。対するポーランドのティブラも前回は、ティモシー・ジョンソンに判定で敗北している。
1ラウンド、両者オーソドックス。ティブラは前に出て右をヒット。ペスタはテイクダウンを狙うがペスタは止める。その後もペスタのテイクダウンを防いだティブラが、左右のパンチを当てていった。
2ラウンドも打撃でペースを握ったティブラは、左のパンチを見せながら前に出て、左ハイをヒット! ペスタが昏倒して53秒で試合は終了した。
見事なKOでUFC初勝利をあげたティブラは「このコンビネーションはずっと練習していたんだ。コーチやチームに感謝だ。相手のペスタは僕の友人だ。これから彼の様子を見に行くよ」と語った。
ライト級 5分3ラウンド
ダビッド・テイムル vs. ジェイソン・ノベーリ

スウェーデンのテイムルは前回マーティン・スヴェンソンに2ラウンドTKO勝利し、見事にオクタゴンデビューを飾った。対する37才のノベーリは、11勝1敗1分という戦績をもって今回UFCデビューを迎える。
1ラウンド。オーソドックスで前に出るノベーリに対し、サウスポーのテイムルは回りながら左ミドルを当ててゆく。ノベーリは組み付くがテイムルは突き放す。テイムルは左ストレート等でより多くのクリーンヒットを当てたが、リーチに勝るノベーリも膝を顔面に当てる場面を見せた。
2ラウンド、前に出て来たノベーリに対して、テイムルはよく見て左ストレートをヒット! ダウンしたノベーリにパンチのラッシュを浴びせると、1分25秒でレフェリーが試合を止めた。
UFC2連勝を飾ったテイムルは「ありがとう。ロンドンで勝てて、今回はアメリカで勝てたよ! 僕の打撃はベストだ。MMAの打撃を新しいレベルに引き上げてみせる! 次はぜひセージ・ノースカットと戦いたいね! セージ、覚悟しとけよ!」と語った。