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注目株:UFCファイトナイト・ハンブルク編

 


秋は物事の流れが遅くなる季節だ。子供たちは学校に戻り、日が短くなるにつれて気温も少しずつ下がっていく。しかし、4週連続で大会が行われる9月のUFCは夏の熱気に負けないアクション満載の1カ月だ。先陣を切るのが日本時間9月4日(日)にドイツ・ハンブルクで行われるUFCファイトナイト・ハンブルクである。

ヘビー級ベテランファイターのアンドレイ・アルロフスキーとジョシュ・バーネットが対戦するメインイベントをはじめ、セミメインイベントには実力派同士が拳を合わせるライトヘビー級マッチも組まれており、スリルたっぷりの大会になること間違いなしだ。他の大会同様に、今回もメインカードを前に多数のファイターが実力を証明するためにオクタゴンに上がる。

UFCファイトナイト・ハンブルクで注目すべき3人を紹介しよう。

ジェシン・アヤリ

ニュルンベルク出身で24歳のアヤリは15勝3敗の戦績を誇り、現在は6連勝中だ。最近は元UFCファイターのミカエル・ルボーから白星を挙げている。プロとして7年も戦い続けてきたアヤリは1年に2、3試合しか出場せず、ここまで慎重にファイターとして成長を重ねながら選手人生を歩んできた。

アヤリの対戦相手は同じくUFC初試合となるジム・ウォールヘッドだ。聞き慣れたファイターたちと試合を重ねてきたベテランでイギリス出身のウォールヘッドは、ダニー・“ホットチョコレート”・ロバーツに敗れて以来は4連勝しており、アヤリにとっては素晴らしいUFC初試合となるだろう。

ヨーロッパでの開拓を続けるUFCにとって、ヨーロッパ出身ファイターの発掘は重要なことだ。印象的な試合をして結果を残すことができれば、アヤリは新星タレントとして次回からヨーロッパで行われる大会に召集される可能性が一気に上がるだろう。

ヴェロニカ・マセド

無敗記録を持つ20歳のファイターが格闘界に現れた時は、そのファイターが本物なのか、ほんのわずかな挑戦を乗り越えただけのファイターなのかを確かめる必要がある。

ベネズエラ出身で、現在はポーランドのポズナンでトレーニングを積んでいるマセドは、UFCファイターの中で2番目に若く、女子ファイターでは最年少ファイターだ。知名度を上げたいマセドの対戦相手となるのが、今年序盤にスプリットディシジョンでマリオン・レノーを下してUFC初勝利を飾ったアシュリー・エバンス・スミスである。

幼い頃から格闘技を続けており、得意なグラップリング技術にゴゴプラッタを持つマセドは最後にアマチュアとして戦った2014年の試合が話題を呼んだ。テコンドー黒帯、ブラジリアン柔術茶帯を保持しており、技術的に試合がどう転んでも問題はないだろう。経験面で自身を上回るエバンス・スミスとの対決となるが、良い結果を残してUFCにふさわしい力を証明したいところだ。

ジャック・ハーマンソン

最近8連勝を挙げている元ケージ・ウォリアーズの実力派、ジャック・ハーマンソンがUFCに登場する。イギリス出身のスコット・アスカムとの一戦は、スウェーデン出身のハーマンソンがミドル級で活躍できるだけの実力を持っているのかを判断する絶好の機会となる。

6年に渡り、プロとしてキャリアを積んできた“ザ・ジョーカー”ことハーマンソン。アメリカで試合に挑んだ際は2連敗を喫しているものの、それ以来は順調に進んできた。イオン・パスクやノーマン・パライジーなどのヨーロッパを舞台に戦ってきたファイターを制しているハーマンソンは、UFC出場経験のあるカーロス・ヴェモラにも勝利している。

今年序盤にロンドンで行われた大会でクリス・デンプシーから圧倒的な白星を挙げたアスカムは、ハーマンソンにとって強敵に違いない。この試合に勝利することで、ミドル級トップ15位に近づくだけでなく、2017年に注目すべきファイターとして名を上げることができる。