アーニー・バンクス、マイケル・ジョーダン、CMパンクの出身地であるシカゴのユナイテッド・センターを舞台に2年連続で今年もUFCファイトナイトが行われる。今大会も3人の注目ファイターが登場する試合を含めた多数の好カードが組まれている。 フランシス・ガヌー4月に開催されたUFCファイトナイト・ザグレブで2度目のUFCマッチに出場した際にも注目株としてその実力が特集されたガヌーが、ボハン・ミハイロビッチとの対決を前に再び今シリーズに登場だ。ミハイロビッチとガヌーの2人は当初ザグレブで対戦予定だった。 カメルーン出身の29歳、パリ在住のガヌーは凄まじいパワーと潜在能力の持ち主だ。今年4月に行われたカーティス・ブレイズとの試合では総合格闘技の複雑さを理解し、弱みを強みに変えて見せた。ブレイズのテイクダウンを何度も阻止することに成功し、豊富な打撃能力も披露、ケージの中でもリラックスして戦えているようだった。 今週末のシカゴでミハイロビッチと対決する“プレデター”ことガヌーに関しては、今後ヘビー級ランキングを争っていく他のファイターにとっては着実に怖い存在になりつつある。 ケイリン・カラン先日、ラスベガスで行われたTUF 23フィナーレで白星を挙げ、飛躍が期待される女子ストロー級のタティアンナ・スアレスよりも経験を積んでいるものの、まだまだ功績を残そうとしているファイターがシカゴで試合に出場する。カランの1勝2敗という戦績には惑わされてはいけない。ペイジ・ヴァンザントとのデビュー戦では第3ラウンドでフィニッシュされるまで打ち合いに応じ、アレックス・チェンバースとの一戦では最初の2ラウンドを制した後に第3ラウンドでチェンバースのサブミッションにつかまってしまっている。しかし、去年12月にはエミリー・ケーガンを相手に第2ラウンド一本勝ちを決め、悲願の1勝目を手にしている。 ハワイ出身で25歳のカランはまだ成長の途中とはいえ、伸びしろは十分にある。生まれつきの身体能力に加え技術や知識を深めてきている根性強いカランは、将来のランキング争いに加わってくる存在になってくるだろう。 カマル・ウスマン決して目立つことなくジ・アルティメット・ファイターの勝者となり、現在6連勝中のファイターがオクタゴンに戻ってくる。連勝記録のうち2試合はUFC参戦以降の白星だ。ウスマンのような存在がUFCのレベルが上がってきている証拠なのだろう。 ウスマンはTUF 21フィナーレでヘイダー・ハッサンをサブミッションで下して注目を集めた。その5カ月後にオーランドで行われた大会ではレオン・エドワーズにユナニマス判定で勝利している。今年序盤にブラジル・クリチバで行われたUFC 198ではセルジオ・モラエスとの試合に挑む予定であったものの、結果的には欠場を強いられた。 元NCAA(全米体育協会)ディビジョン2王者であり、チーム・ブラックジリアンズ(ジム)所属のウスマンは今週末、ウスマンアレクサンダー・ヤコブレフとの1戦に挑む。4つの格闘技をマスターしている総合格闘技の達人であり、ロシア出身のベテランであるヤコブレフは現在2連勝中だ。もしヤコブレフの連勝を止め、自身の連勝を7に伸ばすことができれば、ウスマンも実力派ぞろいのウェルター級でさらに注目を集めることができるだろう。