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注目株:UFCファイトナイト・ソルトレイクシティに出場する期待の若手ファイター

 

3週末連続のUFCイベントを締めくくるのはユタ州で初開催されるUFCファイトナイト・ソルトレイクシティだ。

実力派の若手とベテランが出場することから、7月半ばにスーフォールズで開かれた大会さながら、見ごたえ抜群の試合が繰り広げられる可能性を十分に秘めている。UFCファイトナイト・スーフォールズは先月行われた全6大会の中でも、全体を通してファンを楽しませる試合が多かったと言えるだろう。

ビビント・スマート・ホーム・アリーナで行われるUFCファイトナイト・ソルトレイクシティには、今後の活躍から目が離せない3人の新星ファイターが出場する。

 

ヤイール・ロドリゲス

メインイベントを飾るファイターをこのシリーズで特集することは珍しい。しかし、ロドリゲスのような才能を持ったファイターが現れることもそう多くはない。

フェザー級でジ・アルティメット・ファイター(TUF)ラテンアメリカを制覇したロドリゲスは、以来3試合に勝利し、試合を重ねるごとにレベルを上げてきた。テコンドー黒帯を保持する23歳のロドリゲスは前戦のアンドレイ・フィリ戦で見せた飛び蹴りKOでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得し、自身の成長ぶりを見せつけている。

成長過程にいるファイターをトップレベルのファイターと比べるのは難しい話だが、ロドリゲスの戦法は、空中技の創造性を持っているアンソニー・ペティス、予測不能なジョン・ジョーンズ、スピードと力を兼ね添えたジョゼ・アルドといった前チャンピオンたちを彷彿(ほうふつ)させるものがある。戦略的かつ荒々しさを持った同階級のマックス・ホロウェイが開花したように、このまま経験を積んでいけばロドリゲスもホロウェイと同じような躍進を遂げられるはずだ。

メインイベントで対決するアレックス・カサレスは、メキシコ出身シカゴ在住のロドリゲスにとって格好のチャレンジになるはずだ。“ブルース・リーロイ”ことカサレスは自身最高のパフォーマンスで前戦に勝利し、MMAラボ(ジム)とジョン・クローチ(コーチ)の教えのもと、ようやく本調子がでてきたところだ。

ロドリゲスはソルトレイクシティでUFC5連勝を成し遂げることで、ランキングを上げると同時に新人としてのチャプターを閉じることができる。人気が爆発する前に、そんなロドリゲスのファンになっておける最後のチャンスだ。



マリナ・モロズ

1度紹介した選手が再度このシリーズに登場するのもまた珍しいことではあるが、押しが足りない時もあるのだろう。先月もUFCファイトナイト・シカゴの際に2度目の特集を組んだフランシス・ガヌーが見事TKO勝利を収めた。そこで、今回は“アイアン・レディ”ことモロズに再度、注目してみる。

モロズは女子ストロー級に参戦した時から厳しい試練と立ち向かってきた。ジョアン・コールダウッドから白星を挙げた後に、ヴァレリー・レターノーに惜しくも敗れてしまった。まだ経験の少ないモロズは、ケージの中で戦うことに慣れていくことが必要になる。

今年の序盤にクリスティーナ・スタンチュに勝利しているモロズは今週末に拳を交える新人のダニエル・テイラーを下し、オールラウンドで戦える実力を磨き続けていきたいところだ。

 

石原“夜叉坊”暉仁

派手で、飽きのこないその性格は、石原の代名詞になっていると言っていいだろう。カメラが回っていない時も、石原のカリスマ性はとても高い。しかし、楽しみなのは石原の性格だけではない。

まだ25歳と若い石原は昨年9月に行われた“Road to UFC Japan”のフィナーレでベテランの廣田瑞人と対決。結果は引き分けだったものの、UFCとの契約を勝ち取り、その後、UFC 196で行われたジュリアン・エロサ戦で自身のノックアウトパワーを十分に発揮して勝利している。プロ通算8勝のうち、7勝をTKOで終えており、廣田戦を見ても分かる通り、一発を当てるために一発を食らうことを恐れないファイターだ。

今週末の石原が拳を合わせるのは、ジ・アルティメット・ファイター(TUF)ラテンアメリカシーズン2のライト級ファイナリストとして活躍し、UFC2連勝を狙うオラシロ・グティエレスだ。今回再び見事な勝利を収め、マイクパフォーマンスで世間を賑わすことができれば、“夜叉坊”がファンのお気に入りとなることは確実だ。