グラウンドゲームを制したカルロスJr.

UFC PPV 試合レポート
UFC 212:アントニオ・カルロスJr. vs. エリック・スパイスリー【ブラジル・リオデジャネイロ/2017年6月3日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 212:アントニオ・カルロスJr. vs. エリック・スパイスリー【ブラジル・リオデジャネイロ/2017年6月3日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間6月4日(日)、UFC 212がブラジル・リオデジャネイロで行われ、ミドル級のアントニオ・カルロスJr.とエリック・スパイスリーが対戦した。

ジ・アルティメット・ファイター(TUF)ブラジル・シーズン3の王者であるカルロスJr.は最近UFCで2連勝中。対する米国のスパイスリーもまた、現在オクタゴンで2連勝中だ。

第1ラウンド、両者オーソドックス。距離を詰めていったカルロスJr.に対して、スパイスリーはタブルレッグでテイクダウンを奪う。立ち上がったスパイスリーに対し、下のカルロスは外側から足を絡めるデラヒーバガードを取ると、そのまま競技柔術で猛威を振るうベリンボロのように横回転。スパイスリーの足の間から頭を出して、足を内側から絡めて50/50のポジションを作り、スパイスリーのバランスを崩してみせた。

お互い足を組んで内ヒールを取られないようにした状態で鉄槌を打ち合う。両者ともにヒールを狙い、防ぎ合う攻防がしばらく続いた後でスタンドに。直後、タックルに入ったカルロスJr.はスパイスリーをケージに押し付け、片足をクラッチすると、引いてまわしてテイクダウンに成功。すぐにマウントからバックに移り、四の字フックからチョークを狙うも、スパイスリーは守り切った。

第2ラウンドは距離を詰めるカルロスJr.に対してカウンターのテイクダウンを狙ったスパイスリーだが、カルロスJr.はそれを切り返して上に。ハーフガードで胸を合わせるも、スパイスリーが下から身体をずらして足を絡める。今度はスパイスリーの方から50/50のポジションを作った。ヒールを狙うスパイスリーに対して、上から足を抜いたカルロスJr.はすぐにバックに。動き続けて正対に成功したスパイスリーは下から足を絡めにいったものの、カルロスJr.はそれを捌いて再びバックに。さらに四の字フックを作ってチョークを狙い、腕を深く沈み込ませると、3分49秒でスパイスリーからタップを引き出した。

見事なグラウンドゲームで勝利を得たカルロスJr.は「ここで戦えて本当にうれしい。僕は新世代だ。これからも活躍する。僕はTUFで優勝する前には3試合しかしていなかったんだ。それからいろいろなことを経験した。それを生かしてこれからも強くなる。向こうが寝技で勝負してきたことには少し驚いたけど、そこは僕の本領だから問題ないさ」と語り、さらに「できれば次はダニエル・ケリーとデレク・ブランソンの勝者と戦わせてもらいたいんだ」と、以前に敗れたケリーへのリベンジを意識したコメントを残している。
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