開始直後にヘッドキックを見舞ったクロースにローキックで応じたテイムルは足技で距離を図りつつ速さのある打撃を放つ。余裕の表情を見せるクロースは相手を挑発しながらプレッシャーをかけた。前に出ずバックステップが多いとしてテイムルはレフェリーから注意を受けてしまうが、スピード感のあるキックを見舞って有効打を稼ぐ。ラウンド終盤、タックルを決めたクロースがテイクダウンを奪った。
第2ラウンドはどちらも相手の出方をうかがいながらスタートし、クロースが速い攻撃を仕掛けていったが、テイムルがかわしてダメージはさほどない。テイムルのハイキックを捕らえたクロースが好機と見て猛攻に出るもダウンは奪えなかった。徐々に手数を増やすテイムルがタックルを仕掛け、さらに力強いボディキックを見舞った後、クロースを倒してマウントポジションを取る。
クロースが目に痛みを訴えた最終ラウンドは終盤にクロースがテイクダウンを成功させたものの、倒れたテイムルがすぐに立ち上がって打ち合いを続けた。判定の結果、3名のジャッジはいずれもテイムルの勝利を支持している。
#UFC218
— UFC Japan (@ufc_jp) December 3, 2017
どちらも譲らぬ激しい打ち合い・・・👊💥 pic.twitter.com/uzSw25gSCd
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ダビッド・テイムル vs. ドラッカー・クロース●
判定3-0(30-27、29-28、30-27)
ダビッド・テイムル
「かなりタフな試合になるのは分かっていたけど、だからこそ俺はUFCで戦うんだ。つまり、世界トップの奴らと戦えるってことさ。UFCでは負けなしだし、トップのファイターと戦ってきた。次はトップ15の相手と戦って自分の力を示し続けたい」